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演劇研究レポート

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演劇に対する思想やエクササイズを幅広くまとめています。
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#クラウン

表現の最適解を見つける旅

表現の最適解を見つける旅

今日の昼、シアターマスクLABOでフルマスクの稽古をしました。

フルマスクの探求をしてると、見せたいものを見せるための最適解が段々とわかってきます。
例えば、「結婚したがってる人」を見せるために必要なのは?
「結婚したいなあ」というセリフ?教会の鐘の音?床に乱雑にばら撒かれたゼクシィ?…
いずれにせよ、頑張って演技することが最適解とは限らないことがわかります。

その後、アメリカでインプロや演技

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自由とは、自分の中にある

自由とは、自分の中にある

以前、クラウンの合宿をやった時、参加者の1人が書いてくれた感想です。

今回の私の目標は、舞台上で自由に動けるようになる。失敗を恐れずにチャレンジできるようになるだった。ここ3ヶ月くらいはずっとこの目標に向かってやっているくらい、これを達成するのに大きな壁を感じていた。

そんな状態で始まった合宿1日目はもちろんいつも通りの私で、正解を求めて行動をしていた。猫の鳴き声を使って笑わせるワークでは、頭

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クラウンを通して、一番輝く自分に出会った話

クラウンを通して、一番輝く自分に出会った話

※この記事は、2019年に参加したフランスでのクラウンワークショップの終了時に書かれたものです。

フランスでの、2週間のゴーリエWSが終了した。

フィリップ・ゴーリエは、シアタークラウン、フレンチクラウンの権威。
日本でも何度かワークショップしてるし、彼の学校に多くの日本人も通っているから、噂は聞いていた。

その多くは「怖い」

クラウンのワークは、主にお客さん(他の受講者)の前で行う。

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「見せたい自分」ではなく、「見たいあなた」になる

「見せたい自分」ではなく、「見たいあなた」になる

僕が海外でパフォーマンスをしたり、ショーに出演したりする時、やっていてよかったなあと思うものが2つあります。

1つはクロサワインプロ(これについては後日書きます。参考記事はこちら)
そしてもう1つがクラウンです。

※下記写真は、フランスにあるフィリップ・ゴーリエ国際演劇学校にて

クラウンとはクラウンとは「道化師」のことで、お客さんに笑われる存在です。
日本ではピエロが有名ですが、あれはクラウ

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