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【読書】ゼロからつくるビジネスモデル

最近、日々働いていると、事業や営業活動の費用対効果を考えることが多くなってきていると思うようになりました。

大人数の会社であれば、一人一人の役割が明確化されていて、やるべき業務に集中できます。とっても羨ましい環境です。なんてったって何すれば良いかがわかりやすいですから。

少人数の会社では事業の循環を全体的に把握できたり、ビジネスモデル構築、アイディア創出に携われたりと一人で様々なことを行わなくてはならない分、個人能力を伸ばすには良い環境です。しかし何から手をつけるか、業務に集中するまでに時間がかかり、前者と比べると効率性が落ちると思います。

バリバリ実務をこなしているところに、”ちょっといいか。新規事業のアイディアを出してくれ”なんて声かけられれば、それまでにやっていたことが中断され、集中力が切れるし、非効率極まりないです。
”こっちは実務で忙しいんだから会社の根幹に関わる部分は経営陣で考えてよ!”なんて文句が口から出てしまいそうになります。

とは言っても会社に属している以上精一杯できることを考え提案しますが、提案したらしたで、「具体的な数字出してよ」なんて言われてどんどん深みにハマっていきます。

完全に悪循環な感じがしてますが、自分の成長のためを考え、立ち止まるわけにはいきません。でもなるべく効率化したい。
ビジネスモデルを新しく考える時のフレームワークを用意しておけば、スピーディにアイディアをたくさん検証できるし、思考の最適化ができる=効率化になるのでは?と思いました。

そこで今回読んでみたのが、「ゼロからつくるビジネスモデル」と言う本です。

amazonの口コミは書籍選びの参考になって助かっています。ありがたや。
山好きの私にとって、スノーピークのビジネスモデルについての記載があることも手に取ってみた理由の一つ。

参考になった点は以下の通りです。
1. ビジネスモデル・キャンバス
→ 顧客セグメント、顧客との関係、チャネル、価値の提案、主な活動、パートナー、収入の流れ、コスト構造という9つの要素が図として可視化され、全体像をもれなく整理できる。
2. 逆転の発想
→ 特徴の書き出しからの逆転
→ メインストリーム 
→ 反対にしてみる 
→ 価値提案
例:プロレス
①流血パフォーマンス
②流血のないパフォーマンス
③感動的マイクパフォーマンス
3. 発想の9分類とチェックリスト
► 転用→他に使い道はないか?
► 応用→他にこれと似たものはないか?
► 変更→新しいひねりは?
► 拡大→何か加えられないか?
► 縮小→何か減らせないか?
► 代用→何か代用できないか?
► 置換→アレンジし直したら?
► 逆転→逆さにしたら?
► 結合→組み合わせたら?

様々なビジネスモデルが実在の企業を元に説明されており、とても面白かったです。
これからの業務で今回参考になった点を意識して考えるようにすれば、分析・発想・試作・検証の理想的思考サイクルを迅速に実行し、洗練されたアイディアを生み出せるようになるのかなと思いました。
まぁ不器用なんでそんなうまく行くこともなく、日々勉強ですね・・・笑
皆さまの理想のライフスタイルの実現の一助になれば幸いです。

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