見出し画像

ダメなものはダメ

休日出勤して立ち合った面談は散々な結果だった。

と言っても傾聴しているばかりの私は軽症だと思う。

改善を求めて心から本気で話したボスはどれだけ心を痛めたことだろう。

何十年も専門職をやってきた彼は「そんなふうに思われているのは心外だ。」と言った。いや、思われている、ではなくて、酷いことをしたという事実があるだけなのだけど。
「頑張っているのにやってないと思われるなら辞めます。」とも。
いや、結果がもろに見えている分野のものだから、思われる思われないの話でもない。
他所の長にまでお越しいただいて設けた時間なのに、臍を曲げるばかり。

口を尖らせたり、メガネを取って泣いて見せるから思わず見つめたら、目が乾いていた。たまたま座っていた私の位置からは、嘘泣きがバレていた。

なんだろう。これ、うちのボスが女性管理職だからと言って甘えているようにしか見えない。半面馬鹿にしている。

女だから優しくしてくれるだろう、でも思い通りにならないと「女のくせに!」と態度を変える。

何とも重たい空気になったが、他所の管理職の方もまた女性。少し彼とは長いつき合いだと言う。
「彼は顛末書を書くたびに開き直ったり臍を曲げたり、辞めてやると何十年もそうして来ましたよ。」とのこと。ショックだ。最初から話が通じない人、改善する気がない人と面談して来たんだ。。。

これまでは引き止めて来た人たちが居たのだろう。そのおかげでこの年齢までスルースキルのみで切り抜ける人になってしまった。

色々思うところあれど、命は預けられないなあと思う。少なくとも福祉や看護、介護の世界では、ダメ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?