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また明日

新しい派遣さんを指導している2日目。初日からポロポロ出る愚痴を聴いていた。
ここの前の施設で突然契約を切られたとか。まだ満了していないのに切られたので慌てて派遣会社に次のところを探して貰ったのだと。
さらにはこの施設に来てからの事務員の物言いが上から目線でむかつくのだとか。

”そうなんだ、そうなんだ、大変だったんですね”といちおう聴くのだが、どうしたものかな、これ。愚痴聴く時間が長い割に全然仕事覚えてくれないし、二日目にはふてくされ出した。
正社員のHさんも「何、あれ?返事もしないんだけど?」と驚愕していた。

いや、もう、どうしようもないというのか。
ふてくされたりすねたりしても「どしたの、どしたの?」としつこく言ってくれるのは親御さんくらいなものだということを30、40過ぎてもまだ知らない人が結構な頻度で居る。

仕事をほったらかしてブツブツ言っている状態の人のご機嫌取りをしないでいたところ「派遣会社に電話してやった。こんなところ今日で終わりにしますって言ってやった。」と言っている。

”ああ、そうですかとH先輩。もうそれ以上言うことはない。”と。

そりゃあそうだよね。ご機嫌取りをして貰えないとドンドン拗ねて行く大人って、やっぱり困るかな。

今時・・・というほど若い人でもないけれど、『言いつけてやる。』というタイプの人、多いなあ・・・と思う。対象の人や出来事に対して抗議するのではなく、誰かにどうにかして貰おうとする人。
しかし、誰かにどうにかして貰おうとするからこそ、自分の思い通りにならないんだけどね。ほんとは。
そしてひねくれ度が増して行く。

大人が拗ねるとあまり可愛くない。

鉄の意志で仕事をしていたH先輩と私だったが、胃が痛くなって来るのは、何故だか仕事を進めようとする側。

やっと終わらせた後、『の、飲みに行こう。』と言われた帰り際。

『いや、冷静になって下さい。』と答える。飲み屋で寝てまいます。しかも連続勤務の最中です。

というわけで帰って来たのだけど、一杯飲めば良かったかな。でも、人の心配より自分のリカバリをしよう。

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