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あの日の焼きそば

いつぞや、インドネシアの子の結婚式に招待されたんですよね。まだコロナ渦に突入する前でした。

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それはそれは、素敵な式だったのですが、さらに感動したのは、式の後で仲間たちが手作りの料理を自分たちで作って、花嫁の友人たちを皆でもてなす姿でした。

で、その手料理がとても美味しかったんです。元々辛いものは好きなのですが、ピリッとした唐揚げやナシゴレン、ミーゴレンがとても美味しかったのでした。

もちろん、その場の雰囲気も手伝って、いつもより美味しく感じたのでしょう。特にあのミーゴレンの味が忘れられなくて、何度か家で再現しようとしましたが、中々あの味になりません。

とうとう、作り方を教えてと懇願する私。

あの子たちにしてみれば『え?どうしてですか?』と言いたくなります。

何せ彼女らにとっては、私たちが普通のソース焼きそば作る時と同じくらい簡単なのでしょうから。

『何がうまくいかないですか?』

えーと、クックパッドとか、kurasiruで調べたんだけど、材料は、ケチャップとナンプラーと・・・・と、言っている途中で『ナンプラーは私たち、使いませんね。そして、日本のケチャップとインドネシアのケチャップが違うんです。』とのこと。

『たまに真剣に悩んでいると思ったら、焼きそばですか。』

そうです。焼きそば命です。そのインドネシアのケチャップとやらは新大久保あたりに売ってますかね?←こんな時ばかり敬語。

『あります。あります。』

きっとこの子たちにしてみれば『マヨネーズはどこで手に入りますか?!』と訊かれているようなものなんでしょうね。

しかし、それからコロナ渦に突入して、すっかり忘れていたところ、昨日、うちのナースの中のインドネシア出身の子が「これ!これを欲しがっていたと聞きました!もっと早く言ってくれれば良いのに!どうぞ!」と持って来てくれた。

『このケチャップだけで美味しいです。他に何も入れなくても良いです。』と。そんなこと言いつつ、サンバルもくれたけど。

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わーーーいっ♪ カップラーメンはおまけだそうです。

さっそく、その夜作ろうと思っていたのに・・・・バッグの中にその存在を忘れていて・・・フォーを作ってしまいました。いったいどうしたことか、この脳みそは。

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モヤシやパクチーで作るのが通常らしいのですが、今日は地鶏とキノコ。Kちゃんがパクチー苦手だから、レタスとフライドオニオンとブラックペッパーをかけました。

明日・・・・、また、ミーゴレン食べたいって思ったら、作ってみます。(^^)

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