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狭くて広い日本

うーん・・・。PCRの結果は、まだ出ない。

こうなると万が一陽性者が出た場合、時間が経ちすぎている。その時、いったい誰と誰、いったいどれだけの人に感染しているのか。

という心配を他所に、発熱者はいない。

どちらにせよ、自分ではどうにも出来ないこと。

今日は仕事に綿手袋を着けて行った。掌から血が出ている。その上にプラスチック手袋。たかが掌なのに、全身が疲れた。

***

深呼吸をするこの夜に、Kちゃんは居ない。一人で静かに過ごしている。

父方の一族の集まりで新潟へ一泊。もう皆さん高齢なので、全員で会えるのは、これが最後!というタイトルの法事とのこと。素敵な試みだなと思う。コロナ渦でも、そういったことは必要なんじゃないだろうか。

今このひと時は二度と戻って来ないのだから。

東京生まれ東京育ちのKちゃんは、栃木県と新潟県の親御さんのハーフ。

九州に北海道、関西、色々なところで一生を過ごして来た私は、九州の母と横浜の父。

全然接点が無い二人なのに、何故なんだろうか、互いの田舎の写真を見せ合うと、二人ともどちらの故郷も懐かしく感じるというこの不思議。

***

それはそうと、先日、日本沈没というドラマを観た。主人公が現代版坂本龍馬みたいだった。よく色々なことを考えつくものだ、よくもまあ、大きなものを天秤にかけるものだと感心しながら観ていた。

それにしても、2006年の映画版の日本沈没のように深海にあるプレートを爆破して沈没を回避するという展開は無く、本当に沈んでしまうもんだからビックリした。

どちらも頭脳を使ってピンチを回避する話なのだが、感想はずいぶん違ったものになる。

今回のドラマ版日本沈没では、日本ってやっかいであると共に、本当に良い国だなあ・・・という思いが残った。

話は大分逸れたけれど、昨年、栃木には一緒に旅をした。そして今日は新潟の風景の写真が沢山送られて来るのを眺めている。

一軒家を建てて、猫と犬と暮らそうという夢が2人の間で”東京ではないどこか”という方向に傾いて来ている。

唐突だけど、うちの副施設長が、外見は都会的な女性なのだが、最近「信号が一つしかないあの島の出身です。」と教えてくれたのが新鮮だった。「法事に帰るんだけど、果たして電波が通じるかどうか・・・。」と笑っていた。

その島の写真を見て「島もいいなあ」と思ったり。要するに日本ならどこでも良いかな?と思う。

日本は美しい。でも、住みかとして日本が良いという最大の要因は・・・。

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