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看護学校の思いで④

看護学校の思いで。
喧嘩編

看護専門学校は、
机上の学習、
病院実習がある。 

そして寮生活。
日常生活が一緒。
良くも悪くずっと一緒。

唯一ひとりになれるのは、
ベットの中だけで、
ここがプライベート空間。

2段ベットが2つ、
机が4つの4人部屋。

勉強の仕方もバラバラ。
ずっと誰かが起きていて、
誰かが寝ている。

夜は学校で鍵を借りて、
実習室で、
シーツ交換の練習などをする。

寝起きを共にし、
時には勉強のペース配分などは、
自分で決める。
実技の練習は、
協力し合う。

生まれも育ちもバラバラな寄せ集めだから、
時には本気の喧嘩になる。

どう処理したかは、
あまり覚えていない。
喧嘩は止めたし、
いつの間にか普通になっている。
不思議だな〜。

喧嘩の場面は、
覚えているが、
きっかけなどは覚えていない。

何事もなかったように、
日々が進んでいく。
心にも残らずにいる。
私達は家族のようだ。

今ではこのような生活は、
ないだろうな。

すべての体験が、
貴重な思いで。

今は寮生活もない。
看護専門学校も、
看護大学が増え、
集団より個が重視されている。
変化に柔軟にしなければならないのは、
また大変なことだ。

私の若い頃、
なつかしい。

最後までよんでくれて、
ありがとう。

あなたの役に立ったら、
嬉しいです。





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