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【文部科学省】児童生徒の情報活用能力の把握に関する調査研究〜情報活用能力調査(令和3年度実施)の結果〜

情報教育支援プラットフォーム ELDI(エルディ) 事務局員の寺西です。

文部科学省では、児童生徒が「情報活用能力」をどの程度身に付けているかを測定するために、令和4年1月から2月にかけて情報活用能力調査を実施しました。
このたび、その調査結果の一部が取りまとめられ、公表されました。

ニュースにもなっています。

調査内容は下記のとおりです。

 ・児童生徒を対象としたキーボードによる文字入力課題
 ・児童生徒を対象とした問題調査
 ・児童生徒を対象とした質問調査
 ・学校を対象とした質問調査

報告書では、「肯定的な回答」と、問題調査平均点の高さに相関が見られたものとして、下記の行動を挙げています。
※問題例は資料(PDF)に掲載されています。

・学校以外の場所で、インターネットを使って情報を収集する。
・自分や他の人が作った作品や情報には権利があることを考えて大切にしようとする。
・コンピュータへの不正アクセス、情報の不正な取得などに関わらないようにしようとする。
・インターネットの情報は正しいものとは限らない。

まさに、高校「情報I」の領域名ともなっている、「情報社会の問題解決」の姿勢ができている方が、「情報」関連の問題について高得点を取れる!といえるでしょう。


なお、ELDI noteでは、令和7年度大学入学共通テストの教科「情報」についての情報をいち早くお届けしています。

今回の調査からも、共通テスト「情報I」で高得点をとるには、普段から情報機器に慣れ親しみ、プログラミングで試行錯誤し、様々なデータに触れ考える、といった、「情報」に触れる日常の態度そのものがカギの1つになる、と言えるのではないでしょうか。

「情報I」の授業を高校1年生で実施する高校が多いですが、高2以降も引き続き、たとえば「総合的な探究の時間」を使ってデータを分析する態度を養う等、ICT端末に触れつつ学ぶ機会を十分にとってほしいと願います。

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