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【2023年版】アーティストが手掛ける都内のイルミネーション&光のインスタレーションスポット 5選

クリスマスが近づき、夜の街並みもイルミネーションで彩られはじめていますね。

丸の内仲通りのイルミネーション (2022年のようす)

都内でも多くのイルミネーションやクリスマスの装飾がなされる中、今年も、アーティストたちが手掛けたこの時期だけの特別なイルミネーションやインスタレーションが各所で展開されています。

この記事では、2023年のクリスマスシーズンに見たい、アーティストやデザイナーとコラボレーションした都内のイルミネーションや光のインスタレーション作品のスポットを、実際に訪問した映像や写真を交えてご紹介します。


【秋葉原】落合陽一《Reflector∞:Resonance of Electrical Echoes》| 秋葉原 UDX

秋葉原駅近くにある大型複合ビル・秋葉原 UDXで展開されているのは、メディアアーティスト・落合陽一さんによる作品とイルミネーション。

メインとなる作品は、「秋葉原の未来への可能性」をテーマに制作された映像を使ったオブジェ《Reflector∞:Resonance of Electrical Echoes》

落合陽一《Reflector∞:Resonance of Electrical Echoes》
池の隣に設置された直方体の作品です

茶室のような空間の天地2面はディスプレイに、側面の4面はハーフミラーになった作品です。近づくと無限に広がる映像の世界に没入でき、少し離れると半透過して見える秋葉原を行く人のシルエットや、街の看板の反射が映像と重なりあいます。

映像の中には、落合陽一さんの作品に繰り返し登場する蝶々や《Silver Floats》に映る風景のようなモチーフや、秋葉原らしいモチーフも。

落合陽一《Reflector∞:Resonance of Electrical Echoes》

また、周辺の木々は、《光を纏う街路樹》として、一般的な点のLEDではなく、LEDテープライトを使用し、躍動感のある光のラインをつくりだしています。

落合陽一《光を纏う街路樹》

落合陽一《Reflector∞:Resonance of Electrical Echoes》
会期:2023年11月15日(水)~2023年12月25日(月)
点灯時間:毎日17:00~23:00
URL:https://udx.jp/winter_illumination2023/

【六本木】WOW《some snow scenes》|東京ミッドタウン

東京ミッドタウンのガレリアの吹き抜けを彩るのは、ビジュアルデザインスタジオWOWによる新作インスタレーション《some snow scenes》

WOW《some snow scenes》

中心には、中の見えるアップライトピアノが1台。その上の吹き抜け空間いっぱいに、氷柱を模したシャンデリアのようなオブジェから、光の粒が落ち、それがピアノの鍵盤を叩き、ピアノの周囲に水滴が跳ねるように光が広がっていく演出が見られます。

WOW《some snow scenes》

15分に1階、4種類の特別演出として、違った曲も演奏されます。

物理的な演奏や光の面白さと、デジタルで投影される映像とのコラボレーションも楽しい作品です。

東京ミッドタウンは屋外のイルミネーションも美しいです。

WOW《some snow scenes》
会期:2023年11月16日(木)~12月25日(月)
点灯時間:11:00〜23:00
URL:https://www.tokyo-midtown.com/jp/event/6730/

【虎ノ門】TORANOMON LIGHT ART|虎ノ門ヒルズ周辺

こちらは、虎ノ門ヒルズ周辺の街のなかに、7名の国内外のアーティスト・クリエイターによる光のアート作品を展示する回遊型のアートイベント。

alaa minawi《My Light Is Your Light》

初開催となる今年は、オランダ・アムステルダムで世界最大級のライトアートフェスティバルを運営している「Light Art Collection」とパートナーシップを結んでの開催。

 OMA NY《Five Stars》

ほとんどの作品が動きも伴う作品で、ユーモアのある作品も多く、ゆっくりと眺めて・写真を撮って楽しめます。

Gali May Lucas《Absorbed by Lught》

わたしのイチオシ作品は、オーバル広場にあるStudio Toerによる《Firefly Field》。タイトルのとおり、蛍のような無数の小さな光が芝生の広場の上を動き回り、幻想的な空間を作り出します。

すべての作品をまわるデジタルスタンプラリーもあり、作品を探して散策する楽しみや、光のアートとあわせて、パブリックアートを楽しむなどの楽しみ方もできるイベントです。

Studio Toer《Firefly Field》

TORANOMON LIGHT ART
会期:2023年11月13日 - 2024年1月8日
点灯時間:16:00〜23:00
URL:https://www.toranomon-light-art.com/

【お台場】MIRRORBOWLER 《トウキョーツインクル》|シンボルプロムナード公園内(青海・有明・台場)

臨海副都心エリアで、昨年から引き続き開催されるのは、インスタレーションアート集団・MIRRORBOWLER (ミラーボーラー) による光のインスタレーション作品。

「ARTBAY ILLUMINATION」 MIRRORBOWLERの2022年の展示のようす
※2023年の展示は2023年12月1日からです。

今年はシンボルプロムナード公園内の2箇所の会場で、作品が展開されます。

「ARTBAY ILLUMINATION」 MIRRORBOWLERの2022年の展示のようす
※2023年の展示は2023年12月1日からです。

わたしは昨年、クリスマス直前に拝見しに伺いましたが、旧ヴィーナスフォート周辺が再開発中のためか、人も少なく、ゆったりとイルミネーションが鑑賞できる穴場イルミネーションでした。

「ARTBAY ILLUMINATION」 MIRRORBOWLERの2022年の展示のようす
※2023年の展示は2023年12月1日からです。

華やかで、お子さんを連れてご家族で楽しんでいる方々も多い展示です。

ARTBAY ILLUMINATION 2023 MIRRORBOWLER “トウキョーツインクル”
会期:2023年12月1日(金)〜2023年12月25日(月)
点灯時間:17:00~21:00
URL:https://artbaytokyo.com/illumination2023/

【銀座】TeamLab《ブルガリ セルペンティ スパークル 2023》|ブルガリ銀座タワー店

最後は、近年恒例となっている、ブルガリ銀座タワー店を彩るイルミネーション。手掛けるのは、アートコレクティブ・チームラボです。

ブルガリのアイコンである「セルペンティ(イタリア語で蛇の意)」をモチーフにした、光の装飾です。スマートフォンで専用サイトにアクセスし、好きな「セルペンティ」を選んでスワイプすると、壮大な蛇が色鮮やかに変容する、TeamLabらしいインタラクティブな作品となっています。

作品への参加は、コチラから。(点灯時間内に体験可能)
世界のどこからでも参加可能とのことですが、やはり、目の前で変化が見られると楽しいですね。

4つのエフェクトから選択して照明を変えることが可能です。

ブルガリ セルペンティ スパークル 2023
会期:2023年11月8日(水) ~ 2024年1月8日(月)
点灯時間:17:00-24:00
URL:https://teamlab.art/jp/e/serpenti-sparkle23/

まとめ

アーティストやデザイナーの手掛ける街なかのイルミネーションやインスタレーションは、この時期の気分を盛り上げてくれるだけでなく、様々なアーティストの作品に無料で・気軽に触れられる機会にもなりますね。

会社帰りにも、週末にも。個性的なイルミネーションを楽しんでみませんか?

※ 2022年版はコチラ▼


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