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ケニアレポート|わくわく絵本の読み聞かせ

PLASが手掛ける事業の1つ、ケニアでJICA草の根として実施しているFLOWER (子どもと保護者のキャリアカウンセリングと農業での生計向上)。

事業プログラムのひとつに、子どもたちが他の子どもたちに絵本の読み聞かせを行うアクティビティがあります。

今回はケニア出張中の藤原より、子どもたちの絵本の読み聞かせの様子をお届けします!


◆絵本が大好きな子どもたち⁡

読み聞かせの始まる30分前から事務所で待っていたマイケルくんは、FLOWER事業参加者のオースティンに絵本の読み聞かせをしてもらうのを毎回とても楽しみにしています。

待っている時間に、今までで一番好きだった本は何か聞いてみました。

たくさん候補があるらしく、マイケルくんはしばらく唸って悩んだあと、

「いちばん好きなのはね、ジョージのやつだよ!」

そして、15分ほどかけて最初のページから1ページずつめくるかのように、英語で絵本を誦(そらん)じてくれました。

絵本の読み聞かせで出会った絵本なら、そう何度も読み込める機会はないだろうに、
ものすごい集中力で聞いて、そして吸収しているのだと、ジョージが捕まる場面では残念そうに、船の窓を開けて逃げ出す場面では楽しそうに語るマイケルくんを見て、彼がこの本に触れる機会を得て本当によかったと、そう思いました。

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(写真:休憩時間も絵本を離さない小学1年生のサム・ジュニアくん。)


◆読み聞かせの効果は、、?

実際に読み聞かせを行ったFLOWER参加者のオースティンとナオミはもう慣れたもので、どちらが読むか譲り合いながらエリック・カールのFrom Head to Toeなどを読み聞かせました。

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(写真:読み聞かせをするナオミとオースティン。)

教会で行った読み聞かせには、途中からどんどん周りで遊んでいた子どもたちが参加して、楽しい時間となりました。

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(写真:見学者が増えます。入っておいでーというと中に。)

英語の絵本の読み聞かせをすることで、


・新しい単語を学べる
・人前で話せるようになる
・英語への興味を持つようになってより英語ができるようになる


など、このアクティビティを通して得られること・得て欲しいことはたくさんあります。

でもなによりも、


・読み聞かせを聞いている子どもたちが目をキラキラさせながら、わくわくして絵本の世界に浸っていること


今まで知らなかったおはなしや世界を知っていってくれること

が大きいのではないか、というのが今回様子を見て感じたことです。

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(写真:絵本の読み聞かせを聞く子どもたち)

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