見出し画像

クリエイティブ・アドバイザーによるコーディング技術研修を初開催しました!

はじめに

今年度よりクリエイティブアドバイザー(以下CA)主催の、コーディング技術研修が開始しました。
これまで、複数人での学習会、研修などは行われていましたが、今回のコーディング技術研修は、対象者それぞれが丸1日の研修日を設け、特定の課題を行います。

Web制作はデザインが注目されることが多いですが、実は多くの時間が費やされるのはコーディングです。そのため地道にコーディングできる力がWeb制作では重要です。

弊社では全スタッフがデザイン意図をつかみ、サイト来訪者への使い勝手も考えてコーディングを行いますが、日々の忙しさの中で、なかなか自身のコーディング力の到達度がわからなくなりがちです。
そこでこの研修では、丸1日集中して制作課題に取り組み、自身のコーディング力を客観的に見つめる機会として設定しました。

研修結果はクリエイティブ・アドバイザーが丁寧にソースコードを評価し、レポートと面談で到達点と課題を共有、その結果、日々の自習や仕事の改善に活かすことを企図しています。

CA業務については以下の記事で紹介しています。

評価方法と研修内容について

コーディング技術研修の評価方法と、研修内容の選定について、CAの織田に聞いてみました。

【評価方法】

普段の業務の中で必要となる、基本的なコーディングスキルについて確認しています。評価のポイントは主に以下の4点です

  • 制作速度
    制限時間内でどの程度、完成まで到達できるか

  • 基礎構築(主にマークアップ)
    適切に内容を構造化(マークアップ)しているか、また、誤ったタグの使い方をしていないか

  • CSSレイアウト
    日常からよく使うパターンのものを使いこなせているか

  • 品質面
    テキスト量の増減などがあっても、レイアウトを保持できるように組んでいるか。フォームの入力画面は、静的な部分でも可能な限り、使い易い状態を心がけているか

【研修内容の選定】

各人のスキルをある程度考慮しつつ、時間内でほぼ完成出来る(して欲しい)程度の内容として課題を作成しています。
あわせて、あらかじめ川崎さんやリーダーからリサーチした該当スタッフの課題点や、私自身が見る機会のあった中で、疑念を持った知識/スキルの抜けについて確認するチェックポイントを、1〜2点、含めるようにしています。

参加者の声

今年度は、弊社より4人が研修を行いました。それぞれの研修内容は異なりますが、感想を聞いてみました。

郷原(勤続5年目)

初見のデザインからページ構築するという内容でした。私がコーディング技術研修第1号ということで勝手や出題意図がわからず悩んでしまい、無駄に時間を費やしてしまったのが苦い思い出です。コーディングには割と自信があったのですが、うまく行かない部分や調べないとわからない部分が思った以上にあり、もっとスピードアップしなければと実感しました。それ以来、パーツ別のテンプレートなどを作ってどの案件でもすぐ使えるようにストックしておくようになりました。研修では時間切れになってしまったので、それ以降は限られた時間内で最も効率良いやり方を考えて進められるように気をつけています。

福田(勤続4年目)

業務だとコーディングばかりをするわけではないので、1日という決められた時間で設定された課題を行うのは新鮮でした。
自分のコーディングの速さに少し不安を感じていたので、当日はとても緊張しました。ただそれまでに貯めていたコード集などを活用しながら時間いっぱいで制作完了することが出来たので自信につながりました。業務内外、自分で挑戦する課題では客観的に見ることができなかったのでCAに評価してもらうことで、自分の弱点が洗い出されて、とても勉強になりました。

坂野(勤続3年目)

かなり早いスピードで作成してしまいましたが、総合的に大きな問題はないとの評価を受けて少しだけ安心しました。
それでも、基礎の部分はもっと向上できる部分が多かったと感じました。
デザインがある状態ということはそこから作成者の意図を汲み取り、表現するのはかなり難しいと思います。
見た目を合わせることは誰でもできると思いますが、ボタンの状態や次のアクションに繋がるUIのデザインはまだまだできていないなと実感しました。
全体を見通して結果につながる逆算ができないと、たとえ構築のみであっても製作者の意図からハズれ全体的なUIが破綻してしまうということはすごく怖く感じました。
しかし、そこを怖がりながらも経験していくことで同時に養われていくものかと思いました。

若附(勤続3年目)

通常は自分でデザインしたサイトを構築することが多いため、デザイン案がある状態で構築を始めるのは久しぶりでした。自分でデザインする場合、構築の時にはこういう作り方をしようと想定しながら作ったりするので、デザインはありますが、一から考える研修になりました。
1日で終わらせる課題でしたが、思ったよりも考える事が多く、時間いっぱいでやっと終わるような状態でした。飽きっぽい性格というのもあり、普段は1日に詰め込んで作業せず、何日かに分けて行う事が多いため、終わった後は少し燃え尽きた感じがありました。
終わった後に気がついたミスなどもありましたが、年に1度自分のスキルなどを確認できる機会が持てることは良い事だと思いました。

終わりに

コーディング技術研修を終えて、参加者の声を見る限りでも、制作に対する意識を再認識するような機会になったという事が感じられました。
また、それぞれの課題にフォーカスした内容で研修内容が変わる点も、自分の求められていることがわかり、気が付くきっかけになったと思います。

今後もこういった研修を交えながら、全社としてスキルアップを怠らず、普段の制作に生かしていければと思います。

Webサイトの制作ならなんでもプランユーケーにご相談ください!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?