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ヴィーガンになって良かったこと
私たち夫婦は、2020年1月1日からアメリカでヴィーガン生活をしている。
ビーガンという言葉は、1944年イギリスでビーガン(ヴィーガン)協会(The Vegan Society)が設立された際に命名されたとされています。ベジタリアンとは様々なタイプの菜食主義者の総称ですが、ビーガンは卵や乳製品を含む、動物性食品をいっさい口にしない「完全菜食主義者」のことです。
最近、日本やアメリカの友達から
「Veganって、どんな感じなの?」「なにか変化はあった?」「なにを食べているの?」「そもそも、どうしてヴィーガンになったの?」
と聞かれることが増えた。
この食生活になった理由は、また別の記事で書こうと思っているが、今回は
ヴィーガンになって良かったと思うことについて書いてみようと思う。
私たちの経験で、今のところ良かったと思うことは以下の4つ
1.体が軽くなった
ヴィーガン料理は、肉・卵・乳製品を使わないため「サラダばかり食べても元気がでないのでは?」と思われることが多いが、実際はその反対でエネルギー量が増えたと感じる。
それは、野菜より体に負担のかかる肉などの消化のために使っていたエネルギーが、他のことに使えるようになるから。肉を食べていたころは、寝落ちすることがよくあったが(ただの怠惰な生活…)ヴィーガンになって、全くなくなり、いつも元気そのものである。
さらに、アメリカではダイエット効果を期待して始める人も多いが、環境保全を目的に始めた私も、毎日外食していたシンガポール時と比べると体重が4㎏減った。「それって体に悪いのでは?」と心配するかもしれないが、これは不健康な痩せ方ではなく(運動量は変わっていないし、食べる量はむしろ増えた)体に不要だった脂肪が自然になくなっていったと感じている。
2.食べ物にもっと意識を向けるようになった
食べられるものが限られる分、商品のラベルをよく読んで確認するようになった。最初は、アレルギーで食べられないわけではないのに「毎回、卵・牛乳・肉などチェックするの面倒くさいな。」と思っていたが、だんだん添加物や化学調味料、オーガニックかどうかなども意識するようになった。
「You are what you eat. → 食べ物があなたの体をつくる」
という諺があるが、本当にその通りで
10ヵ月前までは、美味しいものだったら何が入っているか分からないけれど食べたい!と思っていた私が
「本当にいいなと思って自分が納得したものしか、この体に入れたくない」と考えるようになった。アメリカは医療費も高いし、それにお金をかけるより、少し値が張るオーガニックの地元野菜にお金をかけた方が安くて体に悪い物を食べるよりも価値があると私たちは思っている。
3.料理のレパートリーが増えた
サラダばかり食べるイメージがあると言われるヴィーガンだが、ありがたいことにインターネットで調べると、本当に多国籍で多種多様なレシピを見つけることができる。
パプリカとカシューナッツのソースでつくるMac&Cheese(アメリカ料理)
大豆ミートを使ったブリトー(メキシコ料理)
バナナケーキ(卵の代わりにフレックスシードを使用)
ブラウニー(卵の代わりにオートミルクとアップルサイダービネガー)
これらはズボラな私でも作れる簡単ヴィーガン料理レパートリーのほんの一部。そして肉や卵・乳製品を使わなくとも、美味しい料理が作れることを日々実感している。私もまだまだ道半ばだけれど、新鮮な野菜の味をさらに楽しめるヴィーガン料理をもっと広めていけたらいいなと思っている。
4.味覚の変化のおかげで食べられるものが増えた
とても不思議だけれど、ヴィーガン料理を食べて味覚の変化があり、今まで好きではなかったもの
私→カシューやアーモンドなどのナッツ類、ピーナッツバター
夫→きのこ、黒や緑の丸ごとオリーブ、ケッパー
が食べられるように…いや、むしろすごく好きになった。これは予想していなかったし、私たちも面白くて嬉しい変化だと思っている。
以上の4つが、これまでのヴィーガン生活を振り返っていま私たちが感じている「ヴィーガンになって良かったこと」である。今後、もしかしたらさらに良さを見つけられるかもしれないので、その時は追記していく予定だ。
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