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日本への一時帰国:何かあったとき、きっと私は「日常」を過ごしたくなる

日本に一時帰国することになった。

いつ、国境が閉鎖されるかもわからない。フライトも無くなるかわからない。「ここが、安全だよー」「飛行機や電車に乗るほうが怖いよー」とか個人で嘆いても仕方がない。私は、所詮「外国人」だから。

帰国日が確定してから、なぜか、「あれ、私、ほんまに帰国するのか?」という、虚無感というか、何だかよくわからない状況に陥った。また、この地に戻ってくるはずだけれど、この「日常」が無くなるのか?

どこかで、自分の「日常」の流れを止めたくなくて、帰国の準備をしないといけないのに、マラソンメンバーが紹介していた「バーチャルレーシング:TÔI AN TOÀN - I'M SAFE, FEAR OFF RUN ON」のアプリを登録している自分がいた。公式のマラソン大会が全部中止、延期となっていっても、みんな、個人で集まって走っていた。みんな、その日は何km走ったか、アプリの画像を共有して鼓舞しあっていた。このバーチャルレーシングも、アプリと連動して、決められた日数で自分が決めた距離を走る。

相変わらず、私はここの人々から学ぶことばかりだ。有事の際の迅速な対応も、ポジティブ思考も、日本だと「不謹慎」だとか「ブラックジョーク」だと捉えられがちなコロナの曲やダンス、バイク乗車事例の写真(2人が同じバイクに乗っているのに、(感染距離を考慮した)めっちゃ間隔あいているやつ)をzaloで共有しまくっている、その「生活に笑顔を」与える瞬間も。

どれだけ、君たちは強いのだ。

なんだろう、この感覚は。守られた生活のはずだけれど。「帰る国」があるのは、とても恵まれていて、とても感謝しているのだけれど。また、この地に戻ってくるはずだけれど。「日常を過ごすのみ」だとか言っておきながら、いざ現実が迫ってくると、自分の感情を自分でコントロールできなくなる。

とりあえず、今日もまた走ろう。

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