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稼げる動画編集のウラ話

副業を考える人が一度は検討する動画編集。
実際はどうなの?と実際にその実態を調べ、
◆月〇〇円稼ぎました
とか
◆単価〇万円の編集をしています
なんて人を見つけては、夢を膨らませているのではないでしょうか。

今回はそんな方に少しでもリアルを知ってもらえるような記事になっています。


■動画編集スキルって、本当に短時間で身につくの?■

これは結構いろんな場所で見かけますね。
YouTubeだったり副業あっせん記事だったり。。
正直に言うと、動画編集の基礎的なスキルは短時間で習得可能です。
最低限の編集で簡単なビジネス系動画であれば、1か月もかからないでしょう。
とはいえ基本的なスキル、というだけですので、
ガッツリエフェクトの効いた動画や、他ソフトで演出効果を自作して動画に盛り込む、なんてスキルは結構時間がかかります。

しかもこの演出は動画の雰囲気に合ったものを適切に選ばなけらばならないので、経験と少しのセンスが必要になると考えています。
編集ができることと良い動画が作れることは別の話だということは覚えておいていただきたいです。

■参入ハードルは高くないの?■

実際に動画編集者としてスタートをする場合、参入ハードルはやや高いです。理由は簡単で、単純に
◆ちょっといいパソコンが必要だから
です。
ちょっとってどのくらいかというと、新品だと安くて15万円くらいのパソコンが必要になります。

ここでもし、あなたが

『やっぱクリエイターならMacでしょ!!』

というお考えだとしたら、まずは文句を言わず30万円用意しましょう。
動画編集の場合、Mac Book Proの16インチモデルが最低限のスタートラインになります。そしてその価格は最低グレードでも税込み27万円程度です。

ここでいう最低グレードというのは
【クライアントの動画を編集して納品する】
という前提で話しているので、単に趣味で自分用の動画を作りたいのであれば気にしなくてOKです。

またインターネット回線も確認する必要があります。
無線契約のWifiルーターのみで済まそう、などという考えは危険です。
動画データは非常に容量が大きく、200GBのデータのやり取り、なんて場面もあります。これでは無線契約では耐えきれませんね。

さらにそもそもの通信速度が遅いので、
動画ができているのに納期に間に合わない、なんて事にもなりかねません。
納期は信用に直結するので、通信速度がワークフローのボトルネックにならないよう、光回線の導入が必要です。

余談ですがこの通信速度。
巷で良く『当社の通信速度は1ギガ!』なんて見かけますが、これの単位、知っていますか?
これは1G 【bps/ビーピーエス】という単位で、【bits per second】の事です。
1秒間に送れるデータ量が1G bit という意味です。

そしてデータの容量は基本【B/バイト】で表され、計算式は

● 1 Byte = 8 bit ●
です。つまり

1G bps = 125 MB/s

となります。
速度が1ギガ出てるから、1ギガのデータ送信は1秒で済む
というのは間違いです。答えは8秒です。
紛らわしい表記ですが、間違えないようにしましょう!


■動画編集スキル以外に必要なスキルは?■

動画編集ができるだけでは、継続的に稼いでいくことは難しいです。
編集スキル以外に必要なスキルは

【営業力】
【リサーチ力】
【自身の趣味に合うかどうか見極める力】

です。
つまりは発信と継続ですね。YouTubeでサムネイルが重要なのと同様、いくら編集スキルがあっても、知ってもらわないと何も始まりません。
趣味は継続できるかどうかの視点です。できるだけ自分の好きな分野から攻めるのが継続のポイントですね。

■高単価案件を獲得する方法とは■

基本的なスキルが身に付いて営業をスタートしても、すぐに月何十万円も稼げるようになる、というのは別の話です。

もちろんそれを実現した先輩はたくさんいますし、かく言う私も開始4か月で40人ほどの福沢氏を迎え入れたこともあります。
しかしこれはかなりの幸運というか、周囲の人に恵まれた結果だと思っています。もちろん行動しなければこのチャンスも巡ってこなかったので、行動した者の特権をうまく拾ったとも言えそうです。

とにかく、高単価案件はそう簡単には見つかりませんし、見つかったとしても高スキルの競合相手に取られてしまう可能性もあります。

ではどうすればいいのか?

人脈を広げましょう

…いきなり意識高い系みたいなこと言いやがって!
と感じられたかもしれませんが、これはマジです。

1人でコツコツとランサーズやクラウドワークスで案件を探す時期も必要ですが、それだけでは高単価案件の確立は上がりません。
動画編集のコミュニティでもTwitterでもFacebookでも何でもいいので、とにかく横と縦の繋がりを作りましょう。

高単価案件=他者と比較される前の価格

と考え、できるだけ上流で獲得することを目指して行動する必要があります。

もちろん高スキル要求で高単価、という案件は存在します。
背伸びをして挑戦するのも良い事ですが、
【どのくらいの背伸びなのか】
を把握できるくらいには経験値を積んでからの挑戦をお勧めします。

繋がりが一つできれば、そこから派生することは難しくありません。
まずは何でもいいので首を突っ込んで発言し、他人の目に触れるよう行動しましょう。

■安定して稼ぐためには?■

これは一つ上でも書きましたが、繋がりを大切にするに尽きます。
動画編集=在宅でも稼げる
というのは間違いありませんが、かといって他者との繋がりを排除していいわけではありません。むしろ会社同士の付き合いよりも個人の信用が大切なので、より一層気を遣うべき点かもしれませんね。

精神的な話とは別に技術的な話をすると、継続して稼ぐためには
システム化が必要になります。
システム化とは自動化+結果の保証と言い換えられます。

動画編集者向けのシステム構築はいくつか方法があるので、これは別記事で紹介しますね。

■結局のところ、動画編集はおススメできるの?■

結論です。
おススメできるかどうか?と問われたら

YES

です。
ですが簡単に高収入という訳にはいきませんので、勉強と発信の継続が必要になる分野でもあります。これはブログ等で稼ぐ場合も同じですね。

結局のところ継続して発信し続けた人が上の世界に上っていくのはどの業界でも同じだと思います。
しかし動画編集は比較的新しい副業のスタイルなので、伸びしろは大いにあると考えています。

継続できる人は何をやっても伸びて稼げると思いますので、
その選択肢の一つ、くらいに捉えておくのが良いかもしれませんね。


今回は以上です。
この記事も、誰かたった一人の助けになれば幸いです。

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