心を削る迷惑人
今回は「心を削る迷惑人」というテーマでお話していこうと思います。
みなさんのまわりに理解できないことをしてくる迷惑な人いませんか?
人をイヤな気持ちにさせたり、迷惑をかける人。
具体的にパッと思いつく人がいるのではないでしょうか。
こういう人たちからはストレスをもらうだけなので、できるだけ関わりたくないところです。
最近このような迷惑人に関する悩み相談を受けたので、そもそもどうして迷惑行為をしてくるのか、改めて言語化しておきたいなと思い記事にすることにしました。
自分の立場や権限を理解していない
結論これです。
迷惑な人たちは自分の立場と権限を理解していません。
例えば、これは私自身に過去に起こった事例です。
社会人2年目のエンジニアの方から相談を受けました。
私は思わず聞き返しました。
「え?つまり代わりにやってくれってこと?」
関係性を整理すると、この人は別の部署の人です。
上司は私ではありません。
私は自分の部署でマネージャーをしています。
しかも、私はエンジニアではありません。
つまり、別部署の専門外の人に自分の任された仕事をやりたくないから任せにきたということです。
ちょっとできないかな〜とニッコリ返しつつ、人事含めた関係者に即共有しました。
若手が後輩育成をやらないマインドなのも悲しかったですが、立場をわかっていないことに驚きました。
勝手に家まで来ちゃう人
私はTwitchというプラットフォームで配信活動もしているので、そこでの事例もお話しします。
例えば、配信者がXやインスタなどに写真を投稿すると場所を特定して会いに行こうする人がいます。
なんなら最寄駅や住んでいる場所を知って会いにいこうとする人もいます。
なんでそれが許されると思うのか。
やっていることの意味がわからないですが、これも立場や権限をわかっていないということで説明できます。
迷惑人の思考回路はこうです。
迷惑人の思考回路
・配信者が「お母さんが家に突然来た」というエピソードを話していた
・あ、家に突然くるの大丈夫なタイプなんだ
・自分も行ってみたら驚くかな?どこに住んでるんだろう
・お母さんに食料感謝って言ってたから行くなら何か買っていこう
という流れです。
お母さんだから許された話です。
自分の立場がお母さんと同じだと思っています。
YouTuberの家に凸した親子が怒られている動画を見たことがありますが、これも同様です。
他のYouTuberが企画でお宅訪問しているのを見て、自分たちもやって良いと思ってしまったのでしょう。
その親子はYouTuber仲間と同じ立場、同じ権限を持っていると勘違いしたわけです。
とんでもないご提案
だいぶ前のことなので書いちゃいますが、私自身も過去に「明日会わない?」と連絡をもらったことがありました。
当時、私はスケジュールを組んで最低でも週3で配信をしており、そのスケジュールと被っていたのですが、それを休みにして会いましょうということです。
そもそも私自身は会いたいとも思わないのに、なんでこの人は予定を変えさせてまで、会おうとしているのだろうと不思議でした。
しかも、せめて予定合わせるから検討してほしいというスタンスなら理解はしますが、上からな態度なのも理解不能でした。
これも自分の立場的にその権限があると思ったのでしょう。
普段からワガママが通じているから、その人たちへの態度と同じテンションで来てしまったのだと思います。
一応補足として、ネットで知り合った人とリアルで会おうという考え方を否定しているわけではありません。むしろ肯定派です。
あくまで、お願いする側としての立場を理解した上で行動すべきではという話です。
「何をするか」ではなく「誰がするか」
「やっていること」で判断されるわけではありません。
許されたり歓迎されるかは「誰が」が重要なのです。
頭を撫でられるのが好きというのは彼氏や好きな人からの話です。
名前を呼び捨てにされるとドキドキするのもそうです。
該当しない人がやったらただのセクハラです。
これも立場がわかっていないことによって起きている現象です。
自分がその対象者ではないことをわかっていません。
ちなみに「ただしイケメンに限る」というフレーズで自分はイケメンじゃないから〜というのは通じません。
どんなイケメンでもいきなりやったらひかれます。
全部見た目のせいにしないで欲しいです。
その人の人間性や関係値の問題であって、まるで自分は見た目以外は問題ないみたいなニュアンスは違います。
男性加害者のイメージを持たせてしまっていますが、女性も同様です。
彼女や好きな人だから通じる行為というのがあり、誰でも同じように受け止めてくれるわけではないです。
なんで私はダメなのというのは、相手の問題ではなく、その人との関係値の問題ということです。
「何をやっているか」ではなく「誰がやっているか」なのです。
迷惑人はそれが理解できないので、なんで自分はダメなんだとキレるわけです。
仕事で迷惑な人たちへの対抗策
明確に「権限がない」ということをわかってもらう必要があります。
最初のエンジニアの例でいえば、次のように話すことでわかってもらいます。
まだ若かったので挽回の余地はあると思いますが、社会人3年以上でこれをやっていたら相当キツイです。
プライベートで迷惑な人たちとは関わらない
正直、お母さんと同権限を持っていると思っちゃう人はどうしようもないので関わらないしか方法がないです。
ただ、仕方なく関わらないといけないこともあると思うので、そのときに「この人自分の立場や権限わかってないんだな」って思えるだけでも、接する時に気持ちが楽になりますし、今後の関係を判断しやすくなります。
ネットで迷惑なら、リアルでも関わるのは不可能
ネットだと、たまに「特定される方が悪い」みたいな言い分を聞きますが、加害者が言っていいセリフではありません。
これも立場がわかっていないです。
被害者が気をつけないといけないよねという自衛を意味する話であって、加害者の免罪符としての言い回しではないです。
「お客様は神様だ」というのは店側のホスピタリティの話であって、お客さんが自分で言ってたらイタいと思うのと同じです。
職場の人と打ち解ける時に、どの辺に住んでるんですか?みたいな会話は普通にします。天気の話の次くらいにする話題です。
その上で、特定される方が悪いという人がいたら、どうやって職場で関わっていけばいいのでしょうか。
この人に話しかけられてどう対処すればよいのでしょうか。
ネットだからスタンスが違うというのであれば、それは匿名だからということになります。
匿名ならできるというのは後ろめたさがあるからです。
後ろめたいことをそれっぽく正当化してくる。
果たして、そういう人と関係性を維持する必要があるのでしょうか。
この記事で伝えたかったこと
この記事で伝えたかったことは、自分の心を大事にしてほしいということです。
これまでに迷惑人に悩まされ、ストレスを感じ、時には病んでしまう人たちをたくさん見てきました。
真面目な人ほどやられてしまいます。
本当に心が痛みます。
しかし迷惑人はそんな思いをさせていることすらも気づかずに呑気に笑っていたりします。
いるだけでストレスをばら撒きますし、チームや組織を乱します。
私利私欲で、自分のことしか考えていません。
そして多くの人の悩みの種にもなっています。
でも本人は気づいていません。
悪気もないのだと思います。
悪意がない方が悪質です。
自覚がなければ反省のしようもなく、手加減もできません。
物事を自分の都合の良いようにしか見ません。
自分の心をすり減らすくらいなら、相手を悪者なんだと認識を変えることで、関わることを思い切ってやめてみてください。
よく人のことを悪くいうものではないとかって言ったりしますが、心をやられるくらいなら、悪者だと思った方が良いです。
固定観念は捨てて、自分の心を最優先に考えてほしいです。
そして、もっと自分のことを大切にしてくれる人に時間やエネルギーを使ってほしいです。
私自身もこの人ストレスだなと思う時は、関わらないようにしています。
はっきり意思表示することもあれば、完全に見えないようにして無反応を決め込むこともあります。
それくらいしてもいいと思います。
今回はネガティブな内容になってしまいましたが、自分にとってマイナス要素を減らすというのも大切なことだと思い、投稿してみました。
なるべく人生からノイズを無くしていきましょう。
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