天気の話は苦手だけど、親密なおしゃべりは好き。
大人になってから天気の話をする機会が増えました。
気心の知れた人とのたわいない会話とは少し違う、
会社などの公な場で、その場を取り繕うためにするような「天気の話」です。
私、この類の話がとっっっても苦手だったんです。
今日、寒いですよねー。って、してもしなくてもいい話だし、
(この花は、赤いね。みたいな)
イマイチなんて返していいか分からなくて
天気の話題系の話を振られた時には、心がアタフタして、
はわわー。とりあえず共感示しとけー。って思ってました。
だから自分から天気の話題を持ちかけることも苦手で、
つまり職場の雑談は苦手でした。
仕事を通して距離が縮まったら、天気の話から星野源(好き)の話までしていましたが、
気心の知れない人との天気の話がどーにも苦手でした。
ところが、今私は職業訓練校で、近くの席の人とほぼほぼ天気の話しかしていない。
天気か、コロナか、教室のパソコンの調子の話。
つまり、かつて苦手だった超公共性の高い話しかしてないのです。
天気の話を繰り返しても個人的に仲良くなれるわけではなく、
だけどコミュニケーションとしてはそれで十分だと感じていて、
そのおかげで聞き逃した課題についても気軽に聞くことができます。
深く関わらないけど、少なくともこの場を気まずくさせず、困った時は協力する。
ご近所付き合いってまさにこんな感じなのでしょうね。
だから、事件の犯人に対して
「いつも挨拶する感じのいい人で、そんなことするような人には見えない。信じられない。」
ってインタビューに答えるご近所さんがいますが、そりゃご近所付き合いではその人の人となりは見えないよねって話です。
話がそれましたが、
3度目の年女にして、やっと私にも社会性が身に付いてきたようです。
特に親しいわけではないけど、日々顔を合わせる人との雑談が苦手なのは、
学生の頃から少人数のクラスでずーっと仲良しこよしで生きてきて
幸か不幸か、親密な話ばかりをしてきた影響かと思います。
家族関係も、親戚付き合いが無いから気を使って当たり障りのない話をすることもなく。
だけど、婚活アプリで夫と出会いすぐに仲良くなり好き同士になれたのは、
公共の場をすっ飛ばして、最初っから1対1でじっくり話すことができたからで、
プライベート感のある密な話を重ねることができたからです。
大人数は苦手だけど、1対1は大丈夫。
という性質が、婚活アプリと合っていたようです。
良い面と悪い面は表裏一体。
悪い面を目の当たりにしても、それに代わる良い面を見て
無闇に落ち込まないようにしたいです。
それではまたね。
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