赤ちゃん用品で、驚いたこと

 こんにちは!普段は赤ちゃんの行動を研究し、行動支援、離乳食の与え方支援もしています。年に何回かは市場調査がてら、赤ちゃん用品コーナーをチラ見しに行くこともあります。(自己紹介はココ)


見ているものは食具です。食具の進化がすさまじい




 赤ちゃん用品コーナーに行けば、その時代の進化や関心ごとについて学ぶことができます。




 新しい食具においては、「食べてほしい」親の思いが切に詰まっていること、そして食べることが苦手という「赤ちゃん側の準備不足」、これが相まって商品として売られ始めることが多々あるのです。




 4~5年前は外国のショップサイトで見たことがあるものですが、イメージ的にはケチャップボトル、あれを哺乳瓶サイズにスマートにし、先端をスプーンの形をしたシリコンチューブで、チューブには空洞があり、先端には数か所穴空いているしろもの。




 こちら、ボトルの中に液体食材を入れるものです。そして、赤ちゃんに向けてスプーンの形をした方をおくちへもっていき、ボトルを握ることで先端からちょろっと赤ちゃんのおくちへ食材を押し出す食具です。




 これを見た時、驚愕しました。食べる準備ができていないのに、これを使うのかという思いと、赤ちゃんの意思より、大人の意思優先、汚れ防止など、汚れること含め食べる学習であるにかかわらず・・と思ったのです。赤ちゃんのおくちの準備をケアしてあげれば済むものをと思ったわけです。




 使うなら時と場合ですよね。外出時など着替え衣装をたくさん持ち合わせていない時とかね。でも赤ちゃんの気持ちはどうなんだろうとは思います。何を学習しているのか、栄養素だけを入れておけばいいのか?そこも気にはなります。




 今回はそれ以上で、赤ちゃんがおくちにするおしゃぶり。おしゃぶりのおくちに入る部分、これが空洞になっていて、細かい穴が開いていました。




 おそらく小さな固形物?果物?などいれて、おしゃぶりしてもらうことで、食材の味慣れでもしてくれればいいかという、大人の思惑がぎゅっと詰まったもの。




 これが意味するところは、順調に進まないのは「味」じゃないかという単純な思惑と、赤ちゃんの受け入れ準備がそこまで整っていないこと、しかも吸啜反射を利用して、簡単にならないかという進め方がわからない親御さんの思いが形になったものだと推測しました。




 吸啜反射を使うならば、赤ちゃんにとって拒否権はないのです。※吸啜反射とはおくちに入ったものを無条件で吸うという反射のことです。




 味から興味引く子もいるかもしれませんが、私が出会ってきた「たべない」理由は、興味を持てない、これがダントツです。そして受け入れるおくちの準備不足です。




 赤ちゃん自身「楽しい」「自分でもできる」「それが何か知りたい」好奇心を、少しずつ引き出せば、少しずつ進むこと、そしておくちの受け入れ準備を同時に助けていくこと、この2点が必要なのになぁって思ったわけです。赤ちゃんの意思をちゃんと理解してほしいと願います。




 もちろん、すべてがダメとは言いません。本来の問題点をちゃんと見て、ケアしてでもうまくいかない時の3番手ぐらいの代用であってほしい。そう願うのです。実際であったことあります、結局ケアしながらでなんとかなりました。




 赤ちゃんの食事には根気がいります。液体ミルクから固形物食材まで、動作含めたくさんの学習を短期間で覚えなくてはいけないのです。せいぜい6~8か月で完了するのです。栄養は後からついてくるとして、はやり赤ちゃんの食への好奇心の引き出し、ここを追求していってほしいなぁとは願います。




▼ぴよままオカンが運営するレッスンでは雑談が面白い。こんな話もサクッと聞けたりします。


▼赤ちゃんの行動発達を学ぶのはここ

▼離乳食2か月フォロー付き、食べないにも対応はここ



 当方の得意は、個別性対応できることです。うつ伏せ苦手、寝返り、ズリバイなど赤ちゃんの動作を支援しています。赤ちゃんの行動を読み解くと、今赤ちゃんが困っていること、克服していきたいことなど目標が見えてきます。赤ちゃんの仕草がみえてくることで、子育ての細やかな視点を学ばれる方が多いですよ。 



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