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【3分で学べる偉人の名言】 「欲を捨てて物事に向き合うことで、変革を成し遂げることができる」ことを教えてくれる名言


金もいらぬ、名誉もいらぬ、命もいらぬ人は始末に困るが、
そのような人でなければ天下の偉業は成し遂げられない

西郷隆盛

本日の言葉は明治維新の立役者である、西郷隆盛の言葉。

西郷隆盛が「ある人」と会ったその時の印象を、この言葉で表したそうだ。

その「ある人」というのが、幕末の幕臣であり、剣・禅・書の達人でもあった「山岡鉄舟」その人。

日本が長く続いた江戸幕府から明治政府に代わるきっかけとなった「江戸無血開城」 は、西郷隆盛と勝海舟の話し合いによってなされたとされているが、実はそれ以前に徳川慶喜に直々に命じられた山岡鉄舟が西郷隆盛に会いに行き、事前に話の大枠をまとめてきていたらしい。

その時、敵の拠点に乗り込んで交渉に臨んだ山岡鉄舟の凛とした態度や徳川慶喜への忠義の心に感心した西郷隆盛が、上で紹介した言葉を漏らしたとされている。

「外国からの侵略」という外からの要因が明治維新という大変革を引き起こしたわけだが、そういう面では「コロナウイルス」というこれまた外からきた要因によって、現代に生きる私たちの暮らしや未来も大きく変わっていこうとしている点は共通しているように思う。

通常であれば、じわりじわりと変わっていくようなことでも、外からの強烈な圧力によって今までの“当たり前”が大きく変わってきていることを実感する。

変化に対応するために、会社や組織を変革していかなければならないと分かっていても、誰かと衝突することを避けて何も言わない人や、ただ長い物に巻かれていたいと思っている人が多く、会社の変革が全く進んでいなかったりするケースは多いように感じる。

そんな中、今まで通りの考え方に固執せず、お金や名誉のためではく「大義」のために発言し、行動できる人は大変貴重な人材である。

私も山岡鉄舟のような「自分のため」を通り越した発言や行動ができる男に憧れるし、そこまでかけてでも成し遂げたいことに出会いたいと思う。

ちなみに、山岡鉄舟は胃がんによって53歳で亡くなったそうだ。

死が間近に迫った際「そろそろだな」と言って死装束に着替え、座禅を組んだまま亡くなったらしい。

なんだか死に方までかっこ良すぎて、逆に笑えてくる。

山岡鉄舟が亡くなった後、「鉄舟のいない人生は、生きるに値しない」と言って鉄舟を慕う人たちが鉄舟の墓の前で殉死するといったことが続いたそうである。

これも山岡鉄舟の人望を物語る凄いエピソードだ。

自分がこの世からいなくなったとき、心から寂しがってくれる人は何人いるだろうか?

「あいつがいなくなって面白くなくなった」

そんな風に思ってもらえるよう、面白い生き方を追求していきたい。

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