マガジンのカバー画像

コントラバスの機材・周辺

34
私のウッドベースにまつわる記事です。
運営しているクリエイター

2021年2月の記事一覧

コントラバス松脂の沼。ヴァイオリン用のベルナルデルでもお試しあれ。

コントラバス松脂の沼。ヴァイオリン用のベルナルデルでもお試しあれ。

ども。リーマンコントラバシストです。

今回はコントラバスの松脂のお話をいたします。

弦楽器特有の消耗品と言えば松脂。コレも選ぶのが楽しいですよね。姉もチェロを弾いているので松脂の話をたまにします。楽器が違うと松脂も違います。当たり前ですがモノを選ぶ目的によってモノは変わります。各人の目的はそれぞれ異なる相対的な尺度であり、統一された絶対的なものではありません。松脂についても何用というのは所詮は

もっとみる
何という神機。マルチエフェクターの雄であるZoom MS-60B。

何という神機。マルチエフェクターの雄であるZoom MS-60B。

ウッドベースにマルチエフェクター?そんな風に考えていた時期が僕に身ありました。結論から言うと、、、「有り」なんじゃないですかね。

マルチエフェクター。なんというか悪いイメージありましたよね。色々できる優等生だけどイマイチ使わない。悪い意味での日本製品的な印象。更に音をデジタル加工するなんて、、、せっかくのアコースティック楽器なのに。

でも聴きやすいウッドベース音作りは大事です。クラシックでホー

もっとみる
ウッドベースでのライブにはアンプが欠かせないよね。でもコンボアンプ以外の選択肢ってあると思うんだなぁ。

ウッドベースでのライブにはアンプが欠かせないよね。でもコンボアンプ以外の選択肢ってあると思うんだなぁ。

ジャズでウッドベースを弾く場合、だいたいはアンプとスピーカーを使います。「アンプ」と一括りでまとめて言うことが多いですね。持ち運びやすさから「コンボアンプ」をよく使います。

機材に拘るのは圧倒的にエレキベーシストが多いです。ウッドベース専門で拘っている方ってプロ以外ではお見かけしないですね。主な舞台が機材の揃ったライブハウスでやるか何もないお店でやるかの違いが大きいのかな?ともかくウッドベーシス

もっとみる
ウッドベースでピエゾのピックアップ使うならイコライザー(EQ)はいるよなぁ、だったらBOSSのGEB-7という選択肢があるね!という話

ウッドベースでピエゾのピックアップ使うならイコライザー(EQ)はいるよなぁ、だったらBOSSのGEB-7という選択肢があるね!という話

原音主義!一昔前のオーディオ雑誌にはよく書いてあった気がします。今でもたまにみかけますね。なんでしょうね、この素材最上主義。もちろんその良さも理解しているつもりなのですが、各個人において聴力の変化が加齢とともに発生し、更に人によって聴こえ方が違うはずなので心地よい音はそれぞれ修正するという考え方でもいいと思うんですがね。気分かな。

翻ってウッドベースでの音作りを考えます。私は音の増幅のためのピッ

もっとみる
革製品好きですか?じゃあコントラバスの弓ホルスターも拘ってみては?

革製品好きですか?じゃあコントラバスの弓ホルスターも拘ってみては?

道具を探すときって自分好みを探しますよね。でも探しても中々ピンとくるのがなくて残念なことってありますよね?自分にはあります。コントラバスだったら弓ホルスターなんか最たるものかもしれません。

私の奏法はピチカート主体ですがコントラバスのレッスンは専ら弓を使っています。曲によっては弓をどんどん使っていきたいと思いますし、弓の音が好きだからです。

ピチカートと弓(ボウイング)を併用すると演奏中に弓の

もっとみる
コントラバスの自宅練習における防音への闘いは防振によって成し遂げられるのだ!

コントラバスの自宅練習における防音への闘いは防振によって成し遂げられるのだ!

コントラバスの悩み。それは音がデカく家で練習できないことではないでしょうか?コントラバス再開にあたって購入にためらっていたのもミュート方法が分からなかったからです。夜な夜なネットで調べてもコントラバスのミュートに対する決定的な記事はみつかりません。見切り発車で購入しましたが結果的に毎日自宅で弾けるようになりました。そんな話です。

当初は防音性ばかり気にしていましたが防音は結果、防振は手段です。コ

もっとみる
日本製の極み。超絶精密エンドピンSSP。

日本製の極み。超絶精密エンドピンSSP。

できるビジネスマンは足元から!できるウッドベーシストも足元から!気になる人は気になり、気にならない人は気にならない。そんなパーツがエンドピン。ホールで音を鳴らす方はエンドピンを床にブッ刺して高らかに音を響かせるとか。(にわか)ジャズマンの私はタイルばりのお店で立ってピチカート演奏です。なのでブッ刺す経験はありません。うーん、ブッ刺してみたい。。

さてエンドピンも音質に影響を与えると言われます。確

もっとみる
コントラバス教則本はまずシマンドルから、っていうのは真に受けた方がよい、という話。

コントラバス教則本はまずシマンドルから、っていうのは真に受けた方がよい、という話。

どうも。リーマンコントラバシストです。今回はコントラバスの教則本についてつらつらと記載していきます。

学生時代はレッスンに殆ど通っていません。個人レッスンだったのですが音大生でもない学生に一回5,000円のレッスン代は正気の沙汰ではないのです。今思えばそうでもないのですが、その時代ごとにお金の価値は全然異なります。しかし結論から言うと早く習得したければレッスンは必須です。老い先短いおっさんには時

もっとみる
上から持つか下から持つか?それによってその人の性格がわかる、、、なんてことありません。そんなフレンチ弓 CARBOW。

上から持つか下から持つか?それによってその人の性格がわかる、、、なんてことありません。そんなフレンチ弓 CARBOW。

ども。リーマンコントラバシストです。今回はコントラバスの弓のお話をいたします。

コントラバスは弦楽器。ヴァイオリンの仲間と思われがちですがヴィオラ・ダ・ガンバ族の流れにある楽器です。つまり弦チューニングがヴァイオリンと違います。コントラバスをエレキトリック化したのがフェンダーベース。ツーフィンガーやスラップなどのピチカートに由来する奏法が多いです。ですがエレベの元となったコントラバスは弓を使いま

もっとみる
コントラバスのテールピースを替えたっていいじゃない。どうせならイタリア製のタイトなシルエットが今年のトレンド。そう、Bogaro&Clementeで決まりだね!

コントラバスのテールピースを替えたっていいじゃない。どうせならイタリア製のタイトなシルエットが今年のトレンド。そう、Bogaro&Clementeで決まりだね!

皆さんこんにちは。突然ですがテールピースって好きですか?僕は好きです。まず言葉の響きがいいですよね。「てーる」と暖かく音を伸ばした後に「ぴーす」と「P」の破裂音が来て「S」の摩擦音で締める。うーん、カッコいい。

そんなテールピースは音に影響があると言われています。材質やナットの材質、更に形状など。エレベではそんな材質萌えの方々が散見されます。でもコントラバスではあまり聞きませんね。なぜでしょう?

もっとみる
コントラバスを自宅で弾くには小心者には気が引ける。練習するには一工夫が必要、って話。

コントラバスを自宅で弾くには小心者には気が引ける。練習するには一工夫が必要、って話。

どうも。リーマンコントラバシストです。今回は自宅でコントラバスを弾く際のミュートのアイディアについて触れたいと思います。

困りますよね。悩みますよね。そう、アコースティック楽器の宿命としてバンドで鳴らすには音は小さいが家で弾くにはデカすぎる、というカルマ(業)があります。数世紀前の歴史的遺物なのでしょうがないのですが、この楽器を購入する最大のハードルの一つでは?少なくとも自分はそうでした。

もっとみる
コントラバスのマシンヘッドはルブナーに萌えるよね?って共感してくれる人いるのかな。

コントラバスのマシンヘッドはルブナーに萌えるよね?って共感してくれる人いるのかな。

突然ですが皆さんマシンヘッドは好きですか?僕は大好きです。マシンヘッド=糸巻きですね。コントラバスの弦を巻く部位。エレキベースでいうところのペグです。コントラバスは背が高く垂直に立つのでこのマシンヘッドが目立ちます。マシンヘッド萌えの自分的にはたまりません。軽い変態かもしれません。

コントラバスのマシンヘッドの変更はエレキベースのペグに比べて難儀です。エレキベースの多くは規格品を採用しているので

もっとみる