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何という神機。マルチエフェクターの雄であるZoom MS-60B。

ウッドベースにマルチエフェクター?そんな風に考えていた時期が僕に身ありました。結論から言うと、、、「有り」なんじゃないですかね。

マルチエフェクター。なんというか悪いイメージありましたよね。色々できる優等生だけどイマイチ使わない。悪い意味での日本製品的な印象。更に音をデジタル加工するなんて、、、せっかくのアコースティック楽器なのに。

でも聴きやすいウッドベース音作りは大事です。クラシックでホールが大事なのは場所が音作りそのものだからです。さらに普段我々が耳にしている音楽はすべてデジタル処理が行われています。その意味で音作りをしない、という選択肢はありません。

私の場合は弓をライブの曲中で使う時に困ったんですよね。ピチカートと音量差があるし1kHz以上の高音域帯が意外と耳に触る。さらに想像する弓の音ってホールでリバーブがかかったイメージがありませんか?その辺の味付けもほんのり入れておきたい。そうなるとピチカートと同じセッティングでは対応できないんです(あくまでそうしたい場合ですよ。別に変更しなくても全然OKだしカッコいい)。

そんなちょっとだけ助けて欲しい時にまさにうってつけなのがマルチエフェクター。召喚されるペダルはグライコ(EQ)+リバーブ(残響)。ついでにミュートもチューニングもできます。なんならエレベに持ち替えた時のプリアンプ+コンプ(例えばサンズ+マルコン。ジャズマンが使わなそうな設定だけど)って定番の組み合わせもばっちり。機材は少ない方がいいじゃないですか。コンパクトエフェクターでありがちなノブが勝手に動いてセッティングが変わることもないし。

機種的にオススメなのはZOOMのMS-60B。マルチエフェクターの老舗。むちゃくちゃ安い。結構操作は簡単。なによりサイズがコンパクトエフェクターそのもの。

ただしちょっとノイズが乗ります。ライブでは気にならないですが、ヘッドホンで聴くとダメな方はいるかもですね。でも昔より遥かに優秀ですよ。あとパッチ切り替えが複数あると何度も踏むことになりますね。その辺はスイッチャーにはかなわないかな。でもそれを上回る優秀さがあります。

コントラバスを弾く人はあまりエフェクターの世界に飛び込む機会がないでしょうから興味のある方はぜひ試して下さい。ウッドベースでオクターバー+ファズとかオートワウとか新しい世界が待ってます♪ Miles Mosleyの世界も開けますよ。

EQだけでいいんだよ!って漢気のある方はこちら。

折角ならプリアンプ付きのほうがいいよね、って方はこちら。



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