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『メカウデ』が来る

松山 洋 サイバーコネクトツー

TVアニメ『メカウデ』2024年10月放送開始

いよいよ2024年10月より放送が開始されることが発表されました、TVアニメ『メカウデ』です。

クレジットを見れば一目瞭然かもしれませんが、実は私は本作の“総監修”という立場で制作を手伝っているのです。

『総監修：松山洋（Cyberconnect2）』

「総監修って何をやってるの？」と思われるかもしれませんが、企画から脚本・デザイン・絵コンテ・Vコンテ・音響、という制作全般の各工程において全てを監修しています。

だから総監修というクレジット表記になっているんですね。

制作は福岡にあるアニメスタジオ＝Trifスタジオが担当しています。

「なんでゲーム会社の社長である松山が（それも別会社の）アニメ制作の監修をやってるの？」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。

理由は二つあります。

ひとつは「頼まれたから」ですね。Trifスタジオのプロデューサーである麻生くんから直接「監修して欲しい」と頼まれたんです。

ふたつ目は「面白そう」と思ったからです。『メカウデ』という企画自体が直感的に率直に「面白そう」と感じたからです、私が。

だから全面的に協力することにしました。

現在、制作の現場はまさに最終局面を迎えている真っ最中ですが、その成果物を日々チェックしている私の目から見てハッキリと宣言しておきますが、コレはいいですよ。

イケてる、存在感がある、他と似ていない、選ばれる一本になっている。

単純に面白くて燃えるアニメ、それが『メカウデ』です。

きっと世界中の方々がこのアニメ『メカウデ』に夢中になってもらえると思いますし、私自身もそうなる未来が今から楽しみです。

ついに、いよいよ、TVアニメ『メカウデ』が来ますよ。

2024年10月の放送が楽しみです。

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さて、ここからはそんな『メカウデ』の始まりから現在までの（あくまで私から見た）プロジェクト誕生秘話をお話ししたいと思います。

そもそもオリジナルアニメってどうやって作るの？

始まったきっかけってなに？

松山の報酬ってどうなってるの？

などなど、業界にいる人だけでなく、普通に考えても興味深い話だと思いますので、時系列に沿って説明していきますね。

アニメ『メカウデ』プロジェクト誕生秘話

もともとの始まりは2007年のことなんです。ええ、なんと15年以上も前まで話は遡っていくんですねぇ。我ながらびっくりです。

当時のサイバーコネクトツーは『.hack//G.U. TRILOGY』というオリジナルCGアニメーションの制作を行っていました。（私のアニメ初監督作品です）

サイバーコネクトツーはゲーム開発会社なのですが、まぁやりたいことはなんでもやる会社なのでCGアニメーションも作っていたんですね。

ただどうしても自社のスタッフだけでは手が足りなかったので、何人かのフリーランスのアニメーターさんに出向で来てもらって手伝ってもらってました。

その中の一人が麻生くんです。

彼がのちの『メカウデ』プロジェクトのプロデューサー麻生秀一として再び私の前に現れて、一緒にこうして仕事をすることになるなんて思ってもいませんでしたよ。

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きっかけはパイロット映像

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