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Web制作で「未経験からフリーランスはやめた方がいい」と主張する3つの理由

Web制作についての発信やメンター活動をしていると

  • 「未経験からフリーランスになりたい!どうすればいいですか?」

  • 「スクールで学んだ内容でフリーランスになれますか?」

  • 「実務経験はありませんが貴社のお手伝いを云々」

といったご相談や営業メールをいただくことがたくさんあります。

そういった方々には僭越ながら「未経験からフリーランスはあんまりおすすめしませんよ〜」と言っています。
実際に言う通りにやって報告してくれた人はたった一人しかいませんが…。

それはさておき、なぜ僕が「未経験からフリーランスはやめた方がいい」と主張しているのか、ご紹介します。

筆者の経歴

まずは誰がそんなこと言ってんの?と思う方もいらっしゃると思うので、経歴も紹介しますね。

  1. 経営学部卒、バイトはアパレル

  2. 新卒でプログラマー

  3. Web制作会社にコーダーとして勤務

  4. 少しずつアシスタントディレクターの業務を任されるようになる

  5. 副業でコーディングやサーバー移行案件を受ける

  6. Web制作の仕事を中心としたフリーランスになる

  7. コーディングの仕事をしながらデザインを学習

  8. 曲がりなりにディレクションもデザインもコーディングも一貫して任されるようになる

といった具合です。

俗に言う「文系出身プログラマー」を経て転職しWebサイト制作の仕事を始め、フリーランスになったという経歴です。

プログラミングとキャリアに関しての(大変主観的な)マガジンもあるので是非ご覧くださいませ。

会社での勤務経験はそんなに長くはないですが、それでも「会社での勤務経験があった方がいい」と思えるくらいには密度の高いものでした。

今では下請けや準委任契約だけでなく、ディレクションからデザイン、コーディング、運用保守、広告出稿まで一貫してご依頼頂いています。

最高月収?そんな野暮な話はしませんよ。笑

このnoteの前提や言葉の定義づけ

未経験からフリーランスを「やめた方がいい」という言葉ですが、
苦労して大変な思いをする可能性が高いよ〜、本当に大丈夫?
という定義づけをしております。

決して、未経験からフリーランスに挑戦しようとしている皆さんを脅したいとか批判したいとかそういった類の意味はございません。

そしてこのnoteには

  • 大変な思いをする人が減ってほしい

  • 無鉄砲に行動するよりも一度考える機会を設けてほしい

  • Web制作の仕事はそんなに単純じゃないことを知ってほしい

という願いが込められています。お節介焼きですね。
このnoteを読んで自分を見つめ直すきっかけになったら嬉しいです。

未経験でフリーランスに挑戦して残念ながら失敗しちゃった人も「そんなことあったな〜」といった感じで見ていただけると幸いです。

それとそれと…
「子育てや持病のためにやむを得ず仕事を辞めてフリーランス」といった方は当noteの対象外かもしれません…。
読んで気を悪くするかもしれません。すみません。

【主張】肩書はなんでもいいから現場経験を積んだ方がいい

「バイトでも派遣社員でも肩書はなんでもいいから一度制作会社に入って現場経験を積んだ方がいい」
というのが僕の主張です。

なぜなら僕自身が、短いながらも現場で経験して今に活かすことができていると思っているからです。

現場を経験することで、Web制作の仕事の全体像が見えたり、現場でしか味わえない雰囲気や先輩たちの働き方、手厚いサポートなどメリットがたくさんあります。

そもそも独学やスクールではこれらの現場経験は身につかないですよね。
現場経験についても各セクションで紹介していきますね。

未経験からでもフリーランスとして活躍している人はいる

こんな主張をすると「未経験からフリーランスとして活躍している人はいるじゃないか」と思いますよね。
でもそれはごく稀な話。
未経験から活躍できている彼らの多くが

  • 元々広い人脈がある

  • レベルの高いポートフォリオ

  • 圧倒的な営業力

  • 誰にでもわかる人の良さ

  • 手厚いメンタリングがある

  • ラッキーマンくらいの運の良さ

といった他の未経験者を圧倒する尖った何かを持っています。
経験者からしても羨ましいくらいです。

これらの「尖った何か」がないと感じているのであれば、このnoteを読んで一度立ち止まって考える時間を作ってみてください。

Web制作フリーランスの働き方には種類がある

Web制作のフリーランスの働き方、仕事の受け方には種類があります。
大きく分けて以下の3つではないでしょうか。

  1. 社員と同じように現場(もしくはリモート)で決められた時間で労働

  2. 制作会社、広告代理店の下請けとして働く

  3. 直請け

もちろん、このうちのひとつだけではなく案件ごとに下請けをしたり、直請けをしたりと並行して仕事をしていく人が多いのではないでしょうか。

また、仕事に対する考え方にも違いがありますよね。

  1. ひとつのビジネスとして本気でやっていきたい

  2. 安定的な収入を得たい

  3. そこまで本気でもなくゆるりとやっていきたい

(3に関してはいっそバイトしちゃった方がいいのでは?と思うくらいですが…。まあそれは置いておくとして…。)

仕事に対する考え方と働き方がマッチした時に自分が活躍できる場所が見つかると考えています。




色々と御託を並べてしまいましたが、僕が「未経験からフリーランスはやめた方がいい」と主張する理由をみていきましょう。

理由1:経験者と比較されると勝ち目がない

実務経験ありと未経験を比較してしまうと勝ち目がないのは言うまでもありませんね。

クライアントの気持ちになってよく考えてみてください。
以下のふたりのうち、どちらに仕事を頼みたいですか?
人間性はどちらも良好なものとします。

  1. 実務未経験、スクールでコーディングスキルを学ぶ。ポートフォリオ3つ

  2. 実務経験3年、コーダー、大小合わせて30件以上の案件をこなしてきた

予算がある程度かかったとしても2の実務経験3年の人材を選択するのではないでしょうか。

発注側のクライアントは「企業」。
企業には利益が必要。リスクは避けたいもの。
そしてサイトは集客やブランディングに利用されます 。
売上に直結するサイトで大きな失敗は許されません。
企業はリスクヘッジのために経験者を選ぶのです。

価格で競争しても未経験者に対するコストは嵩む

よく未経験者は単価の低さで選ばれることがあります。
一見お得なように見えますが、額面にはないコストがかかるのをご存知でしょうか?

例えば以下の状況だとどうでしょうか。

  • 未経験者:時間単価2,000円

  • 実務経験3年:時間単価:3,000円

パッと見、時間単価で比較すると未経験者の方がお得なように見えますが、比較的に生産性が低いこと未経験の方と仕事をするに当たって「サポート」が必要になることが挙げられます。

生産性について

まずは生産性について、以下の人材ならどちらを選択しますか?条件は同じものとします。

1ページコーディングするのに、着手してディレクターが初めて確認するまでの時間と修正事項について比較しましょう。

  1. 約20時間、修正事項少なめ

  2. 約40時間、修正事項多め

これだとどちらが費用対効果が高いのかはいうまでもありませんね。

未経験者に対するサポートについて

次はサポートについて。
例えば時間単価2,000円の未経験者に時間単価3,000円の社内人材が手取り足取り教えていると時間単価合わせて5,000円。
自走できるまでにどうしても時間がかかってしまうので慣れるまでサポートは必要ですよね。

さらにミスが勃発した場合、他の社員がアフターケアをすることに。
これにもコストがかかりますよね。

フリーランスに対してサポートや教育をしてくれる企業がいるのであればありがたいのですが、そんな余裕がある企業は数少なく、期待はできません。

それに比べて経験者であればある程度の業務知識があるため、そこまで大きなサポートコストはかかりません。
さらに、実務経験に基づいた提案をしてくれたり、業務改善をしてくれたりなど、経験者を選択するメリットは大きいのです。

こうして比べてみるとやはり経験者を選択したくなりますよね。

理由2:幅のあるスキルアップができない

ここでの「幅」とは、現状自分が持っているスキルとは別のスキルのことを指します。

例えば

  • コーダーがデザインやディレクションスキルを身につける

  • デザイナーがコーディングやディレクションスキルを身につける

未経験のままフリーランスになるとこのようなスキルの幅が生まれにくくなります。

スキルの幅を広げることで、「作れるだけの人材」を卒業することができます
僕自身、制作会社に勤務していた経験からスキルの幅を広げられたと実感しています。

フリーランスは「持っているスキル」で仕事をする

フリーランスと企業に勤めることの違いは「企業による人材への扱い」にあります。

企業がフリーランスへ仕事を発注する際には「現在持っているスキル」のみで判断するのに対し、採用は「持っているスキルとポテンシャル」で判断します。

企業は採用した人材を教育する義務があります。
手厚く教育し人材を育てていくことで、企業理念を浸透させたり、コミュニケーションコストを下げ、生産性を高くしたりなどプラスの効果を享受できます。

それに対して、企業はフリーランスを教育する義務なんてないのです。
ドライなことを言ってしまえば、即戦力を探して契約し、スキルが合わなければ契約を切って他の人材を探すということが容易にできるわけなのです。

何が言いたいかというと
企業によるこの「手厚い教育」がスキルに幅を持たせる大きな要因になるのです。

例えばコーダーとして採用され、制作会社に勤めたとしましょう。

最初はコーディングの仕事だけ。小さい仕事から。
だんだん慣れてきて大きなコーディング業務を任せてもらえるように。
ちょっと余力があるため技術調査や業務効率化を先輩社員にお願いされる。
それらをプレゼンで提案、実施して効果を出す。
技術や業務に対する知識が身に付く。
これらを繰り返しているうちに、コーダー業務をしながらアシスタントディレクターとしてクライアント先へのヒアリングや提案などに連れて行ってもらえるようになる。

(制作会社に勤めていた時の実話です)

先輩社員からの手厚いサポート。
拘束時間内で余力があれば技術調査、業務改善。
挑戦を促してくれる環境。
培われてきた土台による生産性。
これがいわゆる「スキルの幅」を生む要因なのです。

フリーランスだと現状のスキルベースで仕事を任されるため、このような学習や挑戦が許されないことが多々あり、スキルに幅が生まれないわけです。

理由3:仕事の受け方を間違えることが多い

先に述べたように、フリーランスの働き方には種類があります。

通常であればスキルに合わせて働き方や仕事の受け方をうまく選択する必要があるのですが、未経験からフリーランスを始める人の多くが「仕事の受け方」を間違えています

よくあるのがコーディングスキルしかない、もしくはデザインスキルしかないのに「直請け」をしてしまうことです。
これが最も危険。

Web制作の仕事についてよく知らないクライアントはそんなスキル不足なフリーランスに間違えて発注してしまうことがあります

するとどうなるか。

  • 無料・低予算で仕事を受けてしまう

  • 契約を結ばずに始めてしまう

  • 工数の計算ができないのでスケジュールの組み方がわからない

  • 運用保守について考えないため、作って終わりになる

  • 「改善する」という考えがないため解析ツールを入れない

  • 戦略的な視点がないため表面上の提案しかできない

  • セキュリティ対策ができない

  • 提案の幅がないため技術要件がWordPressのみに固執してしまう

  • コーディングしかできないので瑣末なデザインに

  • デザインしかできないので自分が作ったデザインを実装できない

  • 対処方法がわからないのでエラーを放置

  • プラグインの相性を考えずに作ってしまい不具合が起きる

  • バックアップを取らない(バージョン管理しない)

  • 納品前にテストやチェックをしない

他にもたくさん出てきそうですがここまでにしておきます。

スキルがなければ外注すればいい?
秘密保持契約によってアウトな場合が多々あります。
そもそもタダ同然で請けた仕事を外注する予算がないことも。

仕事の取り方を間違えると未経験だからこそできないことが多いのに、できないことがあれば他を頼ることができないというジレンマに陥ることになります。

最悪損害賠償なんてことも…。
これって恐ろしいことではないでしょうか?

無事に納品できたと思っても、尻拭いを誰かがしている

クラウドソーシングでも仕事をたまにいただくのですが、よくあるのが、

未経験の方に低価格で作ってもらったサイトを改修、改善してほしい
というもの。

一見「そこそこサイトらしいもの」はできているのですが、検証すればするほどボロが出てきます。

  • 見出しタグを文字の大きさや太さ調整のために使っている(ノーコードツールにありがち)

  • 素材の圧縮をしないため読み込み速度が遅い・重い

  • 管理画面上でエラーが出ている

  • 見えない部分(headタグなど)でエラーが出ているのに気付いていない

  • 入れただけで設定していないSEOやセキュリティのプラグイン

  • ヘッダーの裏に隠れた「Notice: ……」

  • 投稿が増えても出てこないページネーション

  • pタグの中にpタグがある

  • 存在しないページへのリンクがある

  • 届かないお問い合わせメール

  • なぜか2つあるheadタグ

  • スマホ実機で崩れている表示

  • 解析ツールを導入していない

全部実際にあった話です。恐ろしや…。

Web制作を仕事にしている私たちは「恐ろしい」と感じますが、Web制作の知識がないクライアントにとっては「サイトができているのでOK」と思ってしまうのです。

そして「何の効果もないサイト」が爆誕。
(これって騙しているのと同じでは…?)

後任の制作者は単にページを追加するだけの依頼を受けたはずなのに、エラー解消や未設定事項の設定など、いらない作業が増えてしまいコストが嵩むことになります

こうして後に依頼された誰かが対応し、尻拭いをしているのです。

これらが起こるのはまさに「未経験でスキル不足なのに直請けをしているから」なのです。

納品前テスト(チェック)をしないのは現場経験がないから?

未経験でスキル不足なのに直請けをしている彼らは「テスト」をしない傾向にあると感じています。

制作現場では(現場にもよりますが)テスト事項をマニュアル化していたり、テスト仕様書やチェック事項を作っています

それらをもとにディレクターがチェック、テストをして修正が必要であればコーダーへと修正を依頼します。

フリーランスの直請けには「テストする誰か」がいません
自分でテストをするなり、外注するなり工夫する必要がありますが、未経験者の多くにはその辺りが欠如している傾向にあると実感しています。

現場経験を積むことで、テストをするというステップを踏むのが当たり前になるのと同時に、どの部分をチェックするべきかなどといった「チェック事項」について学ぶことができます。

よくある反論とそれに対するアンサー

「未経験からフリーランスはやめた方がいい」と発信すると、

未経験から正社員や派遣社員なんて無理だからフリーランスを選んでいるのになんでそんなこと言うの?

と反論が来ることがあります。
そんなに露骨な感じではあまり言われないですが、いろいろと話を聞いていると結局ここに辿り着きます。

ちょっと厳しいことを言います。

企業に採用されないとわかっていてフリーランスになることほど危険なものはありません。

これらの反論は僕と彼らのフリーランスの待遇の考え方によって生じるものだと思っています。

待遇は成果に基づく

未経験からフリーランスになりたいと思うのは

  • 自由な働き方をしたい

  • 大きく稼げるようになりたい

  • 会社に拘束されたくない

  • 人間関係での不満

といった考えからでしょうか。

自分にとって都合の良い待遇を求めてフリーランスを目指すこと。
全く悪いことではありません。
僕もそんな考えでフリーランスを目指していました。
ただ、そんな考えはどこかで捨てなければいけません。

「待遇」が注目されがちなフリーランスという働き方ですが、待遇なんて成果があって初めて手に入れられるものなんです。
「フリーランス=待遇がいい」というわけではないんです。

時間や場所などといった待遇を重視したいのは分かりますが、それだけだと仕事を表面でしか見ていない
一人称で「自分はこうしたいんだ」という主張だけで行動しているのは単にわがままでしかないのです。

僕自身、割と自由に働いてそれなりに稼いでいますが、その要因はフリーランスになったことだけではないことは確か。

待遇重視で仕事を表面上でしか見ていないと、
自由を求めてフリーランスになった結果、現場仕事で週5日8時間拘束勤務になっちゃった
みたいなことになってしまいますよ…。

プロの仕事って登場人物が自分だけじゃないんです。

クライアントがいて、
彼らには本気で取り組みたい課題があって、
その課題を解決するためにWeb制作者(制作会社)がいる。
Web制作にはチームがあって
分業してスムーズに制作活動を行う

最大限のクリエイティブを制作・発揮した先にクライアントの課題を解決するのが私たちの仕事。これが成果。

自分が納得できる待遇で大きなお仕事を任せてもらえたり、継続してお仕事をいただけるのは、クライアントの課題解決に向き合って成果を出しているからだと思っています。

だから「未経験から正社員や派遣社員なんて無理だからフリーランスを選ぶ」なんて言わないでください。

どうせなら企業に採用されるくらいまで学習頑張ってみませんか?
ポートフォリオの数を増やしてみませんか?質を上げてみませんか?
「作るだけ」じゃなくてクライアントの課題を解決できる制作者になりませんか?

「サイトが作れるだけ」では理想の生活は手に入りませんよ…。

業界を見て他人を見て、自分を見つめ直そう

未経験からフリーランスを目指すあなたは「そんなこと言われても結局どうすればいいの?」と思ったことでしょう。
答えは「自分のやりたいようにしてください」です。

そのまま未経験でフリーランスを目指しても全然大丈夫。
あなたが選んだ道ですから。

でもこのnoteを読んで少しでも不安になったら以下を参考にしてこれからのスキルアップや仕事の選択に活かしてみてください。

業界を見て自分の市場価値を知ろう

自分の市場価値を知ることで今自分に足りないものが見えてきます

市場価値を知る最適な方法は転職サイトやクラウドソーシングを物色することです。

例えばWebデザイナー志望の場合はどうでしょうか。

【現状】
WebデザインのスクールでIllustratorやPhotoshopを学ぶ
バナーとYouTubeサムネイルを5個ずつ、Webサイトのデザインを2つ制作

転職サイトで「Webデザイナー」と調べて以下のような募集が見つかったとしましょう。

【業務内容】
Webサイトデザイン、広告バナー制作、写真のレタッチなど
【必須スキル】
Illustrator、Photoshop、Figma
【歓迎スキル】
HTML/CSS
Webflowなどのノーコードを扱える

ここで「自分は対象外だ」と思うのではなく、自分が持っているスキルとその案件や採用条件に必要なスキルを比較して

  • Figmaってなんだろう?ちょっと聞いたことあるかも!

  • Webflowってなんだろう?全く聞いたことがない…

  • ノーコードはWixちょっと触ったことあるかも!

  • 写真のレタッチちょっと苦手かも…

  • HTML/CSSは体験だけで全くわからないや…

といった思考を巡らせ、初めて見るスキルはとりあえず言葉の意味をだけでも調べてみる。

10~20個くらいの募集を物色すると採用条件や案件に必要なスキルに傾向が現れてきます。

  • FigmaとXDを扱うことが多そう!

  • Photoshopは学んだ内容である程度できそうだけど、そういえばレタッチと髪の毛の切り抜きが苦手だったな…

  • Webflowそういえばひとつしか見なかったな

  • というか制作会社ではあまりノーコード扱ってないのかな?

  • デザインだけでなくHTML/CSSも必須のところが多かったな…

  • LPって結構需要あるんだな…

これがいわゆる「傾向」です。
この結果、

  • FigmaかXDを学ぶ

  • LPを作る

  • HTML/CSSを学ぶ

  • jQueryもできるようになりたいけどHTML/CSSを先に理解する

  • ノーコードはとりあえず後回し

といった形で「傾向」によって自分が学ぶべきスキルを取捨選択できるのです。

【市場価値を測るために使用したサイト】
◆クラウドソーシング
ランサーズ
クラウドワークス
◆転職サイト
・マイナビ
・リクナビ
Indeed
◆フリーランスエージェント
クラウドテック

紹介リンクを含んでいます

ぜひ活用してみてください。

みんなと同じことをしていても埋もれてしまう

皆さんは自分が他の人と同じことをして満足している自覚はありますか

こんなプロフィールの人たくさんいますよね。

30代
前職〇〇
Webコーダーを目指してオンラインのWeb制作スクールで学習してきました。
【スキル】
HTML/CSS
JavaScript(jQuery)
WordPress
デザインカンプからのコーディング、WordPress化ができます。
【実績】
スクールの課題のサイト1(Cafe)
スクールの課題のサイト2(クリニック)
スクールの課題のサイト3(パーソナルトレーナー)
【アピールポイント】
即レス即対応できます!
小さなお仕事でも丁寧に対応。云々

これだと「スクールでただ学習しただけのレベルの人」であって「仕事を任せられるプロ」ではないと感じられます。
スクールでただ学習しただけのレベルの人はスクールを卒業した人の数だけいるのに気がついていますでしょうか?

他のみんなと同じ内容を学習して、同じ課題をこなして… 他の人と同じようなプロフィールで営業や転職活動をして…
これだと埋もれちゃいますよ。

皆さんには他の未経験者に負けない付加価値をつける努力をしてほしいです。

  • デザイナーと組んで架空のサイトを制作

  • 実際にブログやサイトを運営してアウトプットする

  • メンターのもとで他のスキルを学ぶ

  • コーディングだけでなくデザインもできるようになる(逆も然り)

「課題だから仕方なく作った感」はポートフォリオを見ていてなんとなくわかります。

逆に楽しんで制作している人はそれが伝わってきます。

  • なんか手が止まらなくて追加で作った!

  • ちょっと難しかったけど別の技術も触ってみた

  • デザインも挑戦したけどやっぱりコーディングの方が楽しい

みたいな人、見ていて気持ちがいいんですよね。
好奇心が見え隠れする感じ…!
こういった気持ちの良さみたいなものがきっと付加価値として顕現するんだろうと思っています。

あなたは制作活動を楽しめていますか?

あなたはどうしたい?

ここまで読んで、「それでも未経験からフリーランスをしたい」と思ったのなら止めることはしません。

ただ、業界を見て、他の未経験者を見て、その結果自信を持って「自分はプロだ」と言い張ることができますか?
クライアントの課題を見つけてそれを解決できますか?

企業に採用してもらって、お金をもらいながら最適な環境で育ててもらうこともひとつの手段では?
大型案件など華々しい実務経験も得られますよ?

生き急いでないですか?人生そんなに短いものなの?
1〜2年の現場経験がこれから数十年の人生に大きく影響しますよ?

さあ、あなたはどうしたい?

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