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学習指導要領読んだらいいことだらけ

算数でお菓子の箱集めました?何やっているのか興味持ちました?算数について知ることができるいいきっかけです。解説します。

おひさしぶりです。なかなか忙しい日々が続いてサボっていました。仕事でも触れてきた「学習指導要領」を親も読むといいなって思いましたので、その理由など交えながら記事を書くことにします。

この記事で伝えたいこと、大事なポイント

特に低学年のうちは、塾などにもいかず算数を教える機会が多いことかと思います。しかし素人が気軽に教えると、泥沼化することが多いです。辻褄が合わなくなってくるんですよね。なので選択肢は2つ!

教えない or 正しく、教える

後者「教える」を選ぶ方に伝えたいこと。家庭での算数指導にお勧め3種の神器です。やさしい順です。気になったら手に取ってみてください。めちゃくちゃ有益です。...だがしかし、正直なところ教科書以外は見る気おこらないですよね。大丈夫です。安心してください。解説しますから。

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教科書(3種の神器1)

教科書は長い年月をかけて工夫に工夫が凝らされています。いわば、その教科を教えるときに必ず目を通してください。順序なども綿密に構成されているので、1つ1つに意味があります。少しでも違和感を感じたら、さらに資料を深堀しましょう。

教科書会社「年間指導計画(細案)」(3種の神器2)

その単元で何を教えたいのかが書かれています。ここは業界の人じゃないとなかなか理解できないかもしれませんが、低学年のうちは何とか読み取れると思います。この記事でも後ほど解説する「育成すべき3つの資質」を抑えておけば完璧です。

学習指導要領(3種の神器3)

一番手が届きにくいです。なんたって算数の指導要領300ページ超えてます。これを読むなんて相当暇な人です。(学校の先生お疲れ様です)なので、私が親向けに記事を書きます。なるべく分かりやすくなるように努力します。

きっかけは息子の算数何やってるの?

息子の算数で、お菓子の箱を集める作業が発生しました。記憶にありませんが、何をするのだろう?とふと算数の教科書を見たことがきっかけです。教科書は、ほんの数ページ。一体何を教えるのかよくわかりません。これはこれは...「学習指導要領」を見ました。

学習指導要領を見たことがない人が99%だと思いますが、時間があれば見てください!少なくとも私の記事を見てください!

以下、学習指導要領について、少し前置きをはさみます。


学習指導要領の基礎(育成すべき3つの資質)

なぜ見ることがおすすめなのか。

子どもの学びのバイブルになることは間違いありません。(だって、超優秀な人たちが日本の教育のことを真剣に考えたものですからね!)

教科に関係なく、3つの柱(育成すべき3つの資質)があります。つまり、家庭学習を見守る際にもこの3つを意識することをお勧めしたいのです!

1. 知識、技能:いわゆる覚えることやテクニックです(雑)
2. 思考力、判断力、表現力:いわゆる考えに考えぬいて、表現することです(そのまま)
3. 学びに向かい合う力:いわゆる自分で進んで「学ぶことが楽しい!」って思える態度

教科書の細案によると...

東京書籍、新しい算数(下)「かたちあそび」の単元です。一体、空き箱を使ってどんな学びが学校で展開されているのでしょうか?

教科書会社の「年間指導計画作成資料、細案」より抜粋します。

知識・技能
身の回りにあるものの形について,その概形や特徴をとらえ,直線で構成されたものも面で表されたものと同じように見られることを理解し,色板や棒を並べていろいろなものの形を構成したり分解したりすることができる。

思考・判断・表現
身の回りにあるものの形に着目し,図形の特徴をとらえたり,いろいろな形を構成,分解したりして,表現している。

主体的に学習に取り組む態度
身の回りにあるものの形について,形の特徴をとらえたり,構成,分解したりした過程や結果を振り返り,そのよさや楽しさを感じながら学ぼうとしている。

ふむふむ。私は業界の人なので、これを読めば結構内容がつかめました。業界の人ではない人むけにもう少し翻訳します。

知識・技能
ものの特徴の1つとして形があることを認識する。

思考・判断・表現
形の特徴を捉えて、他の形との関連を認識する。

主体的に学習に取り組む態度
身の回りの形を観察し、楽しい!って思い好奇心が高まる。

あくまでも主観的な翻訳ですが、「形(図形)」を扱う最初の段階で養うべき、知識や思考力、学ぼうとする意思が計算などの他の分野より分かりやすいですね。

世界にあるものを見る目の1つとして形があることを認識(知識として)して、それらを判別して意味を持たせる。その意味を楽しむ姿が、算数・数学的な活動となっているようです。少し難しい表現ですが、おいおい記事をかきますので、ご安心ください。

おまけ)学習指導要領

算数の学習指導要領、なかなか手が届かないと思います。今回の事例を具体例として、少しだけ算数の全体像を紹介させてください。

算数の分野は4つの分野があります。

A. 計算
B. 図形
C. (低学年)測定、(高学年)変化と関係
D. データの活用


今回は「B. 図形」の分野のお話でした。詳しくは他の記事に回します、

読んでくれてありがとう。おわり。ばいばい。


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