捨てられない私

ちょっと今日はしょんぼりなお話し。

今年の3月、新卒から勤め上げた仕事を辞めた。
実は県外に通っており（片道2時間）免疫抑制剤を使っているオットにとって、罹患の可能性は少しでも潰しておきたかったし、
なにより介助と仕事の両立に、もう限界を感じていたのだ。

心の中では、せっかく休める機会。
オットのそばにいて支えたい。
わたしも好きなことやるぞ。

と思うけれど、頭の片隅で
ほんとに大丈夫？
わたしのキャリアはどうなる？

と、いつも渦巻く。

元々じっとしておけない性格なので、
キャリアコンサルタントの講座を申し込むことにした。
前職では人事もやっていたので、
役立つと思ったから。
雇用保険のおかげで、教育訓練給付金もいただいて、割安で受けられる。ラッキー！

その講座も、もうすぐおわり。
昨日、今日の2日で仕上げだった。
特に今日は修了試験があり、それに合格しないと
国家資格受験の権利がもらえない。
そのために4か月勉強してきたのだもの。
やる気は十分だ。

しかし、
しかしである。

オットの体調が悪い。

それでも昨日オットは、大丈夫！行っておいで！
と、送り出してくれた。

絶対に携帯を手放さないこと、なにかあったら遠慮なく電話してくること、を約束し、
後ろ髪引かれながら講座にでかける。

開始1時間半で、2件の不在着信。
嫌な予感ビンビン。

休憩時間に電話すると、トイレから立てそうにない、と。
普段とちがうタイミングでお通じがきてしまい
なんとかトイレには行けたけれど
立てなくなった、と。

次はわたしのロープレから始まる予定だったが
先生に主人の体調が悪く、、と、説明をし
顔色が優れないわたしの様子を察して
なにも言わず帰してくれた。
深く聞かれなくて助かった。
ちょっと、泣きそうだった。

オットに対してのゴメンネの気持ちと

こんな状況になっても、
自分を優先させてしまった罪悪感の気持ちと

この4か月がんばってきたけど
それが泡になるのかー。とおもうと
なんだかやりきれない気持ち。

こんな気持ちになるなんて
まだまだ介助者としては失格なんかな。😞

いろんなものにすがりたい自分がいる。
なにも、捨てきれない。

結局その後、オットをトイレから救い出し、
ごはんを一緒にたべ、なんとか落ち着いた。

オットは案の定ベコベコに凹んでいたけど
わたしが教室に戻れたら戻りたいと言ったことで
再浮上してくれた。

心配したクラスメイトがラインくれた。（ほぼ親世代）
お母さんみたい。
やさしいね。

戻ってもみんな、空気を読んで、深くはつっこまないでくれる。
ありがたい。

ここで、つつかれたら、
泣いてしまいそうだったな。

でも、次の日（今日）の最終試験を受けないと、、明日1日持つかな、どうしよう、と思っていたら
見かねた先生が、特別に試験を個別で受けさせてあげるよ。だから心配だったらお家にいなさい。
と言ってくれた。

ありがたい、、、ありがたい、、、😭

絶対、その日は休まないで！
と、何度も何度も念押されていたから
めちゃくちゃ怯えていたのだ。


生真面目で言われたことを守らねば！と素直に守る体質なので、
実は、小中高と皆勤賞だった。

これも、一つ上の兄が、大病を患い学校に通えなかったため、母の「兄の分まで通って欲しい」という期待と圧を幼心ながら感じたわたしは
しんどくても、熱が出ても、毎日学校へ通った。
今振り返るとちょっとモンペじゃん？
と思うけれど、わたしだけでも健康でいて、
母を安心させたかったのかもしれない。

こうしてわたしの、“がんばるバロメーター”は
見事にバカになってしまったんだと思う。
見境もなく、がんばらなくちゃ！と思う所以は
おそらくここがスタートだ。
（ちなみにオットのバロメーターも壊れている）

わたしはなにを、どこまでがんばればいいのか
時々わからなくなる。

昨日トイレで格闘した後遺症か、
とっても疲れたオットは今も横でぐうぐう寝ている。
国家資格への切符を、まだなんとか握れているわたしも安心して、布団から出れない。