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11時間生配信番組『ラスアイサバイブ』戦うアイドル達と漫才コンビ三拍子のMC

戦うアイドル達

今までアイドルと言うものにそれほど興味を持たずに生きて来た私が毎日のように歌ったり踊ったり個性的なパフォーマンスを見て泣いたり笑ったり胸をキュンキュンときめかしているのが、この『ラストアイドル

ラストアイドルは、日本の女性アイドルグループである。秋元康が企画したオーディション番組から誕生し、2017年12月20日にCDデビューした。バトルと称されるオーディションシステム、高難度企画への挑戦を特徴とする。(by Wikipedia)

例によって例の如く、最推し漫才コンビ三拍子きっかけでハマってしまった。三拍子きっかけでハマったものリストにまた1つ項目が増えた。

全て『ラスアイサバイブ』のせい。

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テレビのニュースでもネットニュースでも見かけないのが不思議なくらいだが、今、ラストアイドルと三拍子はとんでもないことをしている。

32名のメンバーの中から17名の選抜メンバーを決めるために総当たり戦をしているのだ。つまり、全メンバーが31回他のメンバーと戦う。16×31=496で全496試合を17LIVEと言うアプリで生配信。

15日間かけて開催されるこの試合、予定がまだ発表されていない最終日以外はなんと朝の11時から夜の22時までの11時間生配信。(休憩も途中挟まれる)

その全試合のMCを三拍子の2人がしているのだ。

すごくないですか?11時間×14=154時間+最終日の配信時間分のMCを1組の漫才コンビが行う。ちなみに8/14(土)から8/20(金)までの1週間で、配信が無かったのは月曜日と火曜日のみ。1週間で55時間生番組のMC。タモリもぶったまげる。毎日のように見られてファンは幸せでしかないが。(なお久保さんがお休みした中2日間は高倉さんが1人でMCを行った。)

後述するけど、これは三拍子にしか出来ないし三拍子以外だったら全く違う雰囲気の企画になってたんじゃないかと思うくらいの名司会っぷりで、日を追うごとに三拍子に惚れるラスアイファンが増えている。先日は遂に「高倉さんは神」と言う人まで現れた。高倉さんは神。

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(↑ある日の配信スケジュール)

「アイドルの戦いってなに?」と思う方もいるだろうか。私は実際に配信を見るまで話に聞いてもピンときていなかったが、ざっくり説明すると、まず下の画像のようなルールがある。

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勝敗の結果は戦いを見守る視聴者が握っている。責任重大。毎回ものすごく悩む。

基本的にパフォーマンスは歌やダンスがメイン。

見ていると3分半1曲を歌い続ける子、系統の違う曲を2曲歌う子、歌いながら踊る子、歌ってから踊る子、歌ってから心臓を鷲掴みにするような胸キュンセリフを言う子などなど実に様々。
小道具を使う子もいる。対戦相手の短歌や似顔絵を作ってきたり、けん玉をしたり、曲に合わせて紙飛行機を折ったりハートの切り絵を作ったり手紙を読んだり、ツインテールを結び始めた子もいた。

中でも異色中の異色がガンプラ

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最初は歌って踊って、ラスト30秒〜60秒でいきなり「ガンプラつくりまーす。」と宣言し、画面の外からトートバッグの乗った丸テーブルを満面の笑みで引きずって来て、バッグの中からガンプラを取り出し「きゃー時間ない!どうしよう!あ、でも出来そう!!」などと言って組み立て始めるのである。
そしてまた満面の笑みで「出来ましたー」とカメラに向かって見せてくれる。とてもかわいい。
たまに時間配分を間違えて、トートバッグの中からガンプラを取り出せないで終わる時もある。一昨日もガンプラを組み立てるには時間が全然足りず、パフォーマンス後に「気持ちよく歌ってたらガンプラのこと忘れてて…」と言ってMCの高倉さんに突っ込まれていた。一体、歌とガンプラとどちらがメインなのか。
もうこの屈託のない笑顔に心臓鷲掴み。三拍子とのやり取りもおもしろくて笑いが絶えない。

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歌のパフォーマンスの時もかわいい。
すっかり「るなたそ」こと山本琉愛ちゃんの虜になりました。

推し同士の対決

ラストアイドルのことを全然知らなかった私だが、見ているうちにメンバーの顔と名前と特徴を徐々に覚えてきた。

更に、いわゆる「推し」が何人か出来た。好きだしもっと見たいし勝って夢を叶えてほしいしみんなに良さが広まれば良いのにと願う存在。

歌がすこぶるかっこいい子、とにかく可愛い子、顔が綺麗で心も綺麗な子、風船やガンプラを作る子、見ると無条件で明るい気持ちにさせてくれる子などなど。見れば見るほど「推し」が増える。見れば見るほど好きになる。というか、カメラ目線で上目遣いで「好き」と言われたら「はい私も好きー」ってなる。

さて1vs1のバトルで推しが増えるとどうなるか。
そう、推し同士が対決することになるのである。どっちも勝ってほしいのに、必ずどちらかが負けてしまう。しかもどちらか一方に投票しなければならない。頑張っている姿を見てしまっているので投票しないという選択はできなかった。

この間、2人の推しが対決した。両者とも前の戦いで負けていて、「次こそ勝ちますように」と願っていた子達。どちらのパフォーマンスもすごく良くて楽しませてくれた。
悩みに悩んだ末に投票ボタンを押した。どちらも良かったので、どちらが優れているかとか劣っているかとかではなく、どちらが好きとか嫌いとかでもなく、もうその時の気持ちのほんのわずかな揺れ動きの差で決めた。
結果、私が投票しなかった方が僅差で負けてしまった。悔し涙を流す姿を見てもらい泣き。
1番つらいのは彼女だろうけど、私もつらい。
何がつらいって、それで「自分はダメなんだ」と思われてしまう可能性がありそうなことがつらい。そんなことは全くないのに。
どうしても勝ち負けは出てしまうけれど、どちらも観客を楽しませてくれていることに変わりはない。

心配と罪悪感から、負けた方の子のチアミーティング(対決後に個人で行う生配信。ファンと交流したり次の対決の作戦について話し合ったりする。)に行ったら泣いていた。
が、話を聞いたら「負けたことよりも自分が納得の行くパフォーマンスが出来ないことが悔しくて。」ということだった。
推せる。
アイドルに言う言葉では無いが、なんて男前なんだと思った。
かっこいい。

「かわいい」は「かっこいい」

どのメンバーもかわいいのだが、その中でもずば抜けてかわいい子がいる。360度どの方向から見てもかわいい。毎秒かわいい。天使。後ろ姿まで完璧にかわいい。

その子は対決のたびに曲に合わせて髪型や衣装やアクセサリーを変えてくる。他にもそう言う子はいるのだが、彼女は恐らく他の子よりも細かいところまで気を遣っている。
2戦連続でツインテールで出てきたのだが、1戦目の元気な曲の時は高い位置で、2戦目の静かな曲の時は少し低い位置で結んでいた。
髪の毛を下ろすにしても、1日の中で毛先まで真っ直ぐな時と、毛先をふわっとさせて変化をつけてくる時がある。

そのことをチアミーティングで伝えたら
「私は他の子のように歌もダンスも上手くできないから、髪型やお洋服を曲に合わせて変えて、見てる人に可愛いと思って楽しんでもらいたい。」というようなことを言っていて(言い方は少し違ったかもしれない)
私は泣いた。
今これを思い出して書いてるだけでも泣きそう。
それまでただ可愛いと思っていたけど、その裏にそんな想いや葛藤があったのかと。可愛い子は可愛くある為に考えて工夫しているのかと。

360度かわいい。毎秒かわいい。

その子がダンスでくるっと回ると、長いスカートと下ろした髪の毛がふわりと舞う。振り向き様の笑顔がとてもかわいい。
きっと全て可愛く見せる為に何度も試行錯誤を重ねたんだろう。一朝一夕の可愛さではない。

そう思うと、かわいい子はかっこいい。

人の心を動かすパフォーマンス

初戦で思うように行かずに負けてしまった子がいた。その後も負け続けていて、しばらくは見ているのが痛々しくなるほど表情がつらそうだった。泣きそうな顔に見えた。

それが、ある時から徐々に表情が変わってきた。それまでの弱々しそうに見えた顔つきから、何か一本芯が通ったような、ブレない強さみたいなものを感じた。足元を見ていたのが、遠く前を見るようになったようなイメージ。何か自分の強みを見つけたのかもしれない。

初めて勝った時、涙を流していた。ほっとしたのだと思う。

そこからまた更に強く堂々とパフォーマンスをするようになった。
そしてつい昨日のことである。ここからは私の話なのだが、その子が歌って踊る姿を見て、涙が溢れた。
泣きそうになったとか涙目になったとかではなく、本当に涙が溢れ出てきた。
何の感情だったのか自分でも分からないのだが、人の心を動かすとはこういうことなのかと思った。

会場はとても簡素で、灰色の地面にちょっとした照明が星のようにぶら下がっている黒い壁。後ろには小さいミラーボールのようなものが置かれている。カメラは固定。

その中で見る人を精一杯楽しませて、時に心を揺さぶるパフォーマンスを見せて魅了してくれる彼女達はかっこいい。大きなプレッシャーも抱えているのに。

#三拍子サバイブ

そんな彼女達のバトルの見届け人でありMCを務めているのが漫才コンビの三拍子。

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1日11時間、全496試合の司会進行を務める。

一応休憩もあるが、配信中は3分半のパフォーマンス以外はほぼずっと画面に映ってる。ファンにとっちゃありがたい。

だってあります?好きな芸人さんを1日で11時間も見られること。平日の日中は見られないけど、帰宅してから夜の22時まではずっと見られる。ありがとうラスアイサバイブ運営様。

さて、生のバラエティー番組のMCというとタモリしか思い浮かばないのだが、このラスアイサバイブのMCは司会だけど司会以上のことをしている。

まず、このコロナ禍での生配信。感染対策にとても気を使っている。
上の写真にある通り、三拍子は常にマスクを着用。アイドル達とはビニールシートで隔てられている。

アイドル達もずっとマスクをつけていて、パフォーマンスをする直前に外し、マイクと自分の名前が書かれたスケッチブックを持ってステージへ行き、終わったらまたマスクをつける。
緊張とパフォーマンスのことで頭がいっぱいなせいか、この手順を忘れる子が結構いる。
その度に高倉さんや久保さんが優しく、時におかしく注意をする。学校の先生みたい。

また、パフォーマンスの準備に時間がかかる子がいれば、その子が焦らなくて済むように「ゆっくりで良いよー」「慌てなくていいよー」などと声をかけ、他の出場者とトークをして場を繋いだりもする。極力、余計な緊張やプレッシャーを与えない為に気を遣っているのだと思う。

1番すごいなと思ったのが、対戦結果が出た後の対応。勝った人と負けた人の両方に話を聞くことになっているのだが、勝った人はもちろん、負けた人に対してかける言葉が毎回優しくて温かい。

上に書いた通り、見てる側としては負けた子の悔しそうな表情を見るのがとてもつらい。そんな時に三拍子の2人が、「負けたとしても歌/ダンス/その他のパフォーマンスはとても良かった。みんな迷って投票してる。まだ次がある。」と言うようなことを伝えてくれると安心する。
こちらの想いを代弁してくれているような気持ちになる。

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昨日は初めて勝って安心して涙が止まらなくなってしまった子に対して高倉さんが「笑ってーこっち見てー芸人いるよー」みたいな声をかけていて、本当に良いなと思った。
そのあと、本当に笑顔になってた。芸人さん強い。

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ちなみにこれは、パフォーマンス中に「世界の中心で愛を叫ぶ」の「助けてください!」と叫ぶシーンのパロディで「私に投票してください!」と叫んだ子に対して「やりやがったあいつ!!」と嬉しそうに言ったときの久保さん。マスクで半分以上顔が隠れていても満面の笑みで言っていることが分かる。

パフォーマンスはもちろんなのだが、対戦後に三拍子とのやり取りを見ている中でアイドル達の魅力に気がつき好きになることもある。
彼女達がなるべくリラックスしてパフォーマンス出来る様に気遣うだけでなく、彼女達の魅力を更に引き出して伝える役割も担っているのではないかと思う。

2人にそれが出来るのは、長い間、ラストアイドルを側で見届けていたからかもしれない。

配信のチャット欄でもTwitterでも、三拍子に対する労いの言葉と「三拍子のファンになった」「高倉さんに惚れそう」「高倉さんに惚れた」というコメントが日に日に増えている。久保さんにも惚れろ。

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汗をかきすぎて3回もお色直しした久保さんにも惚れろ。(ラスアイ運営様はもうワンサイズ大きいTシャツも作ってください。)

お笑いライブで漫才をしている時や、毎週月曜日生配信の自身の番組「生漫DAY」、Radiotalkでの音声配信、ビキニで歌っている時とも違う2人の姿を見られて、ますますファンになりました。

・三拍子結成20周年
・ラスアイサバイブ全496試合のMCに抜擢
・毎週時事漫才を作って披露している
・高倉さんは毎朝6:30から音声配信
・5年後に武道館で単独ライブ

そろそろ「プロフェッショナル仕事の流儀」あたりに出ても良いんじゃないかと思ってます。NHKさんまだですか。お待ちしております。

あとラスアイサバイブももっと多くの人に広まったら良いと思う。バトル抜きにしてもかわいい子達が歌ったり踊ったりしている姿を見るのはとても楽しい。
対決後に仲良さそうにしている姿を見ていると本当に癒される。

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ラスアイを知ったばかりでよく分からないことも多いけど、「この子絶対初戦より綺麗になってる…」と思う子もいたりして、成長を見届けられるのも楽しい。

アーカイブもあるのでよければ。


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ビキニで歌って踊るMV

長月翠さんとのトリオ漫才




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