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[日記]あらゆる理性が屈した。ロイヤルホストの苺パフェの前に。

先月は「クリスマスだから」「年末だから」「1年に1回くらい良いじゃない」の言い訳のもとに欲望の赴くままに行動した。好きなものを見に行って好きなものを食べた。
後悔はしていないし心から楽しんだのでやって大正解だったと思ってはいるが、新年が明けたら節約と食事の節制をちゃんとしようと思っていた。

実際、今月に入ってからほとんど朝昼晩自分で作ったものを食べている。とても偉い。チキンのトマト煮などは絶品だった。
去年は毎日のように行っていたコンビニにも今週は全く行っていない。

でも週末くらいは、良いんじゃないか。

今週全然外食してないし。

ちょっとくらいなら良いじゃないか。

そんな甘言が、昼寝から目覚めた私の脳内に響いた。
コートを着て家を出る。寒いが昨日ほどではない。大雪になると聞いていたが雪は微塵も残っていなかった。

そういえば今日は大学入学共通テストの日。私の頃はセンター試験、それより前は共通一次などと呼ばれていたはず。

センター試験本番と言えば『寒い』しか記憶がない。
雪でとろとろとしか進まないバスに制服姿の受験生達が鮨詰めにされて受験会場に向かう。運良く席に座れた人以外は1時間近く立ちっぱなしだ。
会場は海岸近くの古びた大学で、とにかく寒い。
試験中はまだ暖房のある教室にいられるから良い。問題は試験と試験の間の数十分間。
寒くて何もないだだっぴろい廊下に放り出されて、ホッカイロを握りしめて明治のキャラメルを食べながら問題集を読み返していた。床は酷く冷たかった。

それが一日中繰り返される。
私は国立大に行きたくなかったし、実際合格したものの行かなかった。だから本当はセンター試験を受ける必要など無かったのだが高校の方針で強制的に受けさせられた。

当時は担任めと思ったが、大人になってからセンター試験の思い出話に参加できるから許す。

閑話休題。

そうして私はロイヤルホストにやって来た。
お目当てはこれだ。

https://www.royalhost.jp/_fair/images/220112_sweet_strawberry_hp.pdf

なんでPDFなんだ。

これだ。

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ロイヤルホストの苺パフェ。ロイヤルホストのパフェは絶対であり正義。
そして私は苺が大好き。行くしかない。あとよく見てほしい。『1st season』と書いてある。
『2nd season』が来る前に行くしかないのだ。

しかし、現在節約&食事の節制中。品物はよく選ばないといけない。

今回の苺パフェ祭、上は1,380円のロングパフェから下は780円のショートパフェまである。

780円の方なら良いだろう。

自分で自分に許可を求め、自分で自分に許可を出した。

テーブルに着くまではそう思っていた。小さい方とドリンクバーのセットにしよう、と。

席に着く。壁側のメニューをチラ見する。
店員さんがやって来る。

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「Royal Host’s ストロベリーパフェとドリンクバーでお願いします」

あらゆる理性が一瞬で屈した。

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写真より苺が小粒だったがいっぱいいちごがのっていてしあわせ。
上には山盛りの苺、練乳がけ。下には苺シャーベットにクリーム、キャラメルのアイス。少しのピーカンナッツが食感にアクセントを加える。

甘いものばかりなのに甘くて気持ち悪くなることがない。

ところでパフェの食べ方は大別して2パターンあると思う。
上の層から順番に食べて片付けていくか、パフェの一箇所だけ掘削して全部の層をまず味わうか。

私はいつもなら後者なのだが、今日はなんとなく上から順番に食べていった。

苺、苺シャーベット、クリーム、苺、ピーカンナッツ、キャラメルアイス…と掘り進めて行くと最後は赤いシロップのようなものが。

よく見るとそこには隠し苺と苺のシロップ煮。

最後の最後におまけのように現れる苺達に思わず頬がほころぶ。もう無いと思ったのに、まだある。パフェ回のアンコール。

ロイヤルホストさん、2nd seasonも期待しています。

その前に次はブリュレパフェを食べに行こう。


(昨日書いた日記)







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