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ニューヨークの本気に触れた『Last Message』(レポ感想考察・後編)

※おことわり※

この記事は、お笑いコンビ”ニューヨーク”による
#ニューヨーク単独  ライブ『Last Message』について記述した、
#ネタバレ  を大いに含む記事の、後編です。
(配信にて視聴した感想、考察)
前編の記事を先にご覧ください。
↓↓↓↓


『Last Message』


5.漫才(デスゲーム)

これは、漫才という形ではありつつも、嶋佐和也という人物がいかに多種多様なキャラになりきれるのかに驚きながら、それを存分にたのしめるネタだ。

嶋佐さんは、モノマネが本当に達者だ。
屋敷さんには「60点モノマネがひととおりできる」と言われているが、これだけ多人種のひとのマネ(完ぺきではないものの誰のマネかがわかる程度のモノマネ)ができること、そしておもしろく見せるのは才能だと思う。
音楽がすきなこともあってか、耳がいいのだろう。
(L’Arc-en-Cielを歌うと、hydeさんに声が激似である。)
そして、声マネだけでなく、動きまでそれっぽく見えることがまたすごい。

”芸能人と会ったときのあいさつの練習をしよう”、
ということで進んでいく彼らの漫才には、嶋佐さんが扮する様々な芸能人が登場する。そのネタは、YouTubeにもあがっている、ここまでブレイクする前の漫才から続いている、もはやシリーズと言っても過言ではない。


※参考動画。


今回のネタは、デスゲームに巻き込まれてしまった屋敷さん役の屋敷さんが、嶋佐さんが扮する4人、いや5人⁈と共に、ゲームからの脱出に挑むというもの。

ひとり5役、すごい、、、、、、
しかも、ちゃんと似ている。


2021年のM-1グランプリ、敗者復活戦のネタが、これ。

プライベートに謎の多い”稲垣吾郎”という人物のチョイスで、”もしこうだったら”という感じで進む、イジリともとられるこのネタを披露したら、あの『新しい地図』のメンバーにも話が届いた。
叩かれても怒られてもおかしくない内容なのに、ニューヨークのチャンネルで稲垣さんが対談までしてくれた。その対談やAbemaTVの『ななにー』に出演した際に、
「ほかのふたり(香取慎吾&草彅剛)のネタも作ってよ」
という話になった。

、、、、、、、、そのふたりが、
なんとこのデスゲームの世界で登場。
屋敷さんが目覚めると、その世界には草彅さん、香取さん(嶋佐さん2役)がともに迷い込んでいた、という設定で進んでいく。
ゲームの内容には、SMAPネタが盛り込まれているので、単純に心からたのしめる。
そしてなんといっても、しんつよコンビのマネがやっぱり、各々似ている。
特に、香取さんは喋り方も動きも「慎吾ちゃんだ!」とすぐにわかる。
嶋佐さんはすごい。
途中、もうひとり加わる登場人物が「木村くんだ」というのであの”キムタク”かと思いきや、まさかのインディアンスのきむさん、しかも大活躍。
オチである、デスゲームの支配人が三瓶さんであることが全公演でウケなかった、というのもネタにしつつ漫才は終わった。

”しんつよ”のふたり、観ていてくれただろうか。

FIFTH MESSAGE
Shingo Katori in person is as big as pro wrestler.
生で見る香取慎吾はプロレスラーくらいデカい

草彅さん、香取さん、きむさん、ゲームマスターの声、三瓶さん。
変幻自在の嶋佐和也であった。

6.コント(阪神ファン)

私、
このネタが、メッセージもセットでいちばんすき。

このネタに関して、「ワルいねー」「極悪コント」と、彼らのYouTubeチャンネルの作家である奥田泰さんも話していたし、
「阪神をイジるネタなんですけど」と本人たちも話していた。
でも、
私には、悪い要素あったかな?と思うくらい、最後まで不快感や、共感性羞恥のようなひやひや感がなくたのしめたし、最高のテーマがそこにあったから、感動すらした。
実際、このネタでいちばん客席が沸いたのは大阪公演らしい。

そもそも、彼らはプロ野球に興味がない。
特に、嶋佐さんはプロ野球を何故かすごく嫌っている。

私が、配信チケットをまだ買う前に、
今回のこの単独のダイジェストを観て
「えええっ⁈」
と驚愕したのは、
そんなアンチプロ野球のニューヨークのふたりが、
阪神タイガースのもろもろの衣装とグッズを身に着けて、
あの『六甲おろし』を歌っていたからだ。

なんで⁈
なんであのニューヨークが、嶋佐さんが、
ゴリゴリの阪神タイガースの格好してるの⁈

驚きはもうひとつ。

『ニューヨークのニューラジオ』内で、
仕事でたびたび大阪を訪れる際のエピソード(確かタクシー運転手さんのことなど)を話しつつ、
屋敷さんが「俺、大阪合わんわ、、、」
と漏らし、嶋佐さんも共感していたのをおぼえている。
人情ある町ではあるのだが、プライベートに前のめりに入ってこられる感じが合わないというのは、私もなんとなくわかってしまう(東北人)。


”プロ野球”、”大阪”という、ふたつの苦手なことを、あえて掘ってみたのだろうか。
すきなことをネタにすればいい、とも思うけれど、
”苦手を掘る”ということ、”なぜ苦手なのか?”を考えること。
これをできるのと、できないのとでは結構違うんだろう。
”嫌いだからやらない”よりも断然、表現できる世界の幅が広がるだろうな。

ニューヨークはこのネタで、嫌なものをただただ偏見でいじるようなことはしていない。

それがわかったのが、
各球団のイメージや特徴を、阪神ファンの目線からふたりが話す場面。
阪神ファンが抱く巨人のイメージはもちろん、
その他各球団の最新の事情、世間のイメージなど、細かいところに何ひとつ違和感がなかった。

(私は高校野球と、侍ジャパンの試合を好んでTVで観る程度のファン。)

ちゃんと細かいところを研究し、誰が観ても、誰かの気に障ったとしても、情報に間違いがないようにしっかり調べたことがわかる。

芸人ってすごいな、、、、、、


コントの始まりは、
こてこての阪神ウエアに身を包んで六甲おろしを歌いながら、
”かっさん”こと嶋佐さん、”やっしゃん”こと屋敷さんが、いつもの行きつけの飲み屋にご機嫌で入ってくる。
お店のお客さんみんなに酒を注いで歩き、その日の阪神の勝利に酔っていた。
いつもの仲良しファン仲間であるらしいおじさんふたり。
「大阪人は、みんなボケとツッコミにわかれている(芸人でなくても)」
というのを聞いたことがあるが、まさにそんな様子を再現している、コンビ感で息ぴったりな部分もあった。実際はネタだけれど、大阪ではこの漫才のようなやりとりがナチュラルに行われているのだろうな、という感じの。

「そういえば、野球連盟(?)から大事なお知らせがある言うとったなぁ」
と、お店のTVで会見の様子を観るふたり。
観ながら、ふたりが交互に酒を口に運ぶ絶妙なタイミングのたのしさもあった。

そのお知らせは、現実ではまずありえないような、
プロ野球のルール大改編。
・試合時間を短縮し5イニングまでとする
・勝敗がつかないときはじゃんけんで決める
・走塁時の自転車の使用を許可する
、、、、、、など、めちゃくちゃだ。
そのひとつひとつが発表されるときの、かっさんとやっしゃんのリアクションが最高。
阪神、大阪にとっていいルールのときは
「やったーーーー!」と同時に立ち上がる。
一方、不利なルールのときは
「シェーーーーーー!」と、そろってシェーのポーズ、
からの、「言うてる場合か!」→息ぴったり!
(ほかにもバリエーションあったはずだが忘れてしまった)

やっしゃんは、
「こんなんおかしいって!」と、とにかく各種の暴言でブチギレて吠えまくる。
一方のかっさんは、
「いや、やっしゃん、物は考えようやで?」
と、そのルールの中で阪神が有利になる考え方を見つけて、冷静にやっしゃんに聞かせる。
そのふたりの対比がすごくいい。

また、
・球場での飲酒は禁止する
というルールにはさすがにふたりとも異議を唱えたが、
「阪神のためならしゃあないかぁ、、、、、、」
と。
どれだけだいすきなお酒も、阪神が試合をするためなら我慢する覚悟ができるくらい、ふたりが阪神を愛していることが伝わる。

そして、ルール変更に加えて、
「球団を6球団に削減する」
という、衝撃的な発表が。
その後、残留する球団を順に発表していくのだが、
ふたりはどきどきで、手を合わせて祈るように発表をきく。
他球団が選ばれていくたびに、
「まぁな、しゃあないな」と納得したり、
「○○の力やん!」と文句を言ったり。
なかなか阪神タイガースが呼ばれない時間が続くうちに、他の球団の顔ぶれをみて
「関西から3球団は選ばれへんて」と、急にかっさんが弱気になってしまう。
「何言うてんねん!信じろや!」「もうええってかっさん帰れや!」
と、阪神を信じようとしないかっさんにやっしゃんはブチギレる。
怖くなってきたかっさんは「TV止めて!」やっしゃんは「TVつけて!」
、、、、、、ここの感情の描き方もすごくよかった。

そして、
最後の6球団目に

「阪神タイガース!」

と、
無事に阪神が選ばれた。

そのとき、
やっしゃんは祈っていた体制のまま膝から崩れ落ち、
「ううううううううううううううううううよかったぁ、、、、、、」
と、女性のように声高く顔を覆って泣いてしまう。
かっさんは、静かにぐすんぐすんと涙。
そして、かっさんがやっしゃんの肩を抱いて一緒に泣く場面では、
客席から声があがった。(笑いのほう)
かっさんのその後の、目をごしごしこすって子どもみたいに泣く姿もかわいい。

※ふたりは見た目が完全におっさんだ。

「はーーーーー怖かったぁーーーーー!」
とまた席に戻るふたり。
巨人が選出されなかったことで、巨人についての悪口が始まるが、実力だけは認めているような感じだった。
、、、、、、からの最後のオチが、これまた絶妙だった。

あくまでも、阪神という球団がいい状況になったら、それでいい。
仲良しのかっさんとやっしゃんの、同じものを愛する同志の共通の思い。

今ではすっかりメジャーになっている”推し”、”ファン”、”オタク”という存在をよく描いていた。
だって、このネタのメッセージが、

SIXTH MESSAGE
It is happiness to be able to lose yourself in something.
何かに夢中になれるのは幸福なことである

、、、、、、もう、これは最高だ。

怒っちゃうのも、他の悪口言っちゃうのも、不安になっちゃうのも、他のすきなものを諦めようと覚悟できるのも、泣くほどの感動をでき、そしてそれを誰かと共有できるのも、すべては”だいすきなものへ”の愛があるから。
私にも、”推し”や”すきなもの”があるから、そこへかける熱意や愛情、その存在がどれだけ生きる源になっているかは強烈にわかる。

このネタを観て、アツい人間ドラマをみているような感覚になったのは、私だけだろうか。ああ、今でもまた観たい。だいすきだ。

7.コント(田舎の社長)

このネタは、「感動した」「泣いた」などSNSで話題を呼んでいた。

スーツ姿の高橋(屋敷さん)は、彼女のお父さんに挨拶をするために、田舎にあるそのお父さんの会社を訪れたという設定。社長であり「時間が取れない」と言われていたので東京からわざわざ訪れたが、社長室に本人はいない。
屋敷さんが待っていたところ、

「誰ええ⁈⁈」

と突然の大声で登場した、
お腹はポッコリ、アノラック(って知ってますか?)姿に大きな荷物を背負ってやってきたおじさん。
(爆笑した)
これが、屋敷さんの彼女の父である、この会社の社長(嶋佐さん)だ。

娘の彼氏だとわかると、社長はしょっていた荷物を思いっきり投げ捨て、
「おおおおおおお高橋くんかあああ!!!!!」
と、どデカい声で近づいて握手。
「遠かったじゃろおおお?すまんなわざわざきてもらって◇%Ω…℃」

高橋は、コンプライアンスに厳しい東京の社会人と、この田舎(言葉から察するに岡山とか瀬戸内近辺かな?)の中で生まれ育ちここまでずっと生きてきたであろう社長の、言動のギャップに圧倒される。

・自分の娘をブスと言う
・部下(男)を「ひきこもり中卒」「女みたいに細い」と言う、無理やり頭を下げさせるなど扱いがひどい
・とにかく下ネタがひどい
・出前の電話の第一声が「おいメシ!」、「お前んとこのまずい寿司」
・寿司を5人分頼み「食べきれんかったら捨てたらええ」
・「馬鹿たれが!」が口癖、とにかくデカい声

高橋が圧倒されていると、会社が野菜の品種改良に成功したため、東京の取材を受けることになったと、社長が慣れないリモート中継を始める。
リモートで話す相手に「女のひとなのにやけに肥えちょるね」と言うので高橋がひやひやして見ていると、話しながら社長は下半身を出そうとしていて、
急いで高橋がPCを閉じた。

高橋は、リモート相手に文章で後日謝罪することや、コンプライアンスについて説きつつ、後日東京でのラジオ(生放送)の出演が決まっている社長のために、
「話す内容を僕と一緒に考えませんか?」
と提案する。社長は「そんなんせんでも喋れるわ」と、声を荒らげることも特になく、やんわり断る。

頼んでいた寿司が届く。
「遅いわ!!!!」などとまた大声を上げつつ、寿司屋に対し「ちょっと待っとれ」と。
、、、、、、札束を渡す社長。
その寿司屋がコロナで経営が大変なこと、子どもが大学生になることなどを知っていて「お前んとこのくさい寿司頼むのはわしくらいじゃろう」「(お金を)とっとけ!また頼むわ」と。

そして、さっきまでひどい言葉を浴びせていた部下に、「お前今日授業参観言うとったのになんでまだいるんだ、帰れ馬鹿たれが!」
(そういえばひきこもりの中卒を雇ってやってると言っていた)

さらに、かかってきた電話に出て
「ああ、俺が魚おいちょったの。ばあさん足悪い言うとったじゃろ、カルシウムとらしたってくれや」
(最初にしょっていた荷物は釣り道具。夜釣りに行ったと言っていた)

高橋は、この一連の流れにどんどん表情を変え
(ここの屋敷さんの表情のグラデーションもよかった)
「あったけぇーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
と、田舎ならでは人間関係のすばらしさ、ひとの内面のあたたかさを実感する。

言動は令和では考えられないひとばかりだけれど、地元のひとへの愛情を持ってこの地で生きているひとなのだ、
ということを知った高橋は、東京での生放送が控えていることについて社長に、
「お父さんはこれだけ愛情の深い方なのに、言葉だけを切り取られて世間のひとに誤解され、炎上してしまったらと思うと心配なんです、本来の姿を知らないひとたちに叩かれるのは見ていられないんです」
ということを話す。

すると、社長は言う。

「いいか、高橋くん。わしは知らんひとに何言われても屁でもねぇ。
自分の本心じゃないことを言って好かれたって何にも意味ないじゃろ。
わしは、わしの周りの人間がわしのことを理解してくれて、しあわせでいてくれたらええ。
知らん奴の文句いう奴は、寂しい奴じゃ。
もし直接言うてきたら、わしがびしっと説教していろいろ教えたるわ。
炎上かどうか知らんけどのぉ、何かあったら、今までさんざん面倒見てきた奴らに助けてもらうわ。」

、、、、、ステージがゆっくり照明を落としつつ、社長と高橋にスポットライトが当たる中でのこのセリフ。

その後、ふたりでやわらかな表情で寿司を食べるシーンも、
最後の、誰も傷つかない、ちゃんと笑えるオチも最高だった。

SEVENTH MESSEAGE
Whether it's harassment or not is not for an outsider to decide.
ハラスメントかどうかは第三者が決めることじゃない
 

、、、、、、、、、、これ、
このコントでもまさにそういうことを言っているけれど。

このメッセージを見たときに、
『ニューヨークのニューラジオ』や、Twitter番組の『ニューヨークジャック』でもよく話している、
”とある事件”についてのふたりの意見としてとらえても、間違いないと思う。
あえて、詳細は言わないが、ふたり(特に嶋佐さん)が「ペットボトルを投げただけなのに」と強く意見する、あの件についてのメッセージでもあると、私には思えてしまった。

8.漫才(おばけがみえる)

まるでアーティスト写真のようなふたりのキメキメショットの映像が流れつつ、ついにこれが『Last Message』、最後のネタになった。

最後のこの漫才は、
嶋佐さんの
「今まで黙ってたんですけど実は、僕、おばけが見えます」
という謎の告白から始まる。

心霊芸人になるとM-1の決勝に行けないとか、見えないのに「実は見えるんです」という有名人がいるとか、最初は心霊芸人や有名人としてTVに出るひとのことを言いたいのかと思いきや、
某サックさん、某YouTube大学、その他YouTuberについて思う意見を”心霊芸人”という立場を借りていろいろ話す。嶋佐さんが導いて、屋敷さんが
「おばけと同じくらい怖い名前出たぞ」(某サックさん)
「あれ許可とっとんのか?途中からこの先はメンバーシップとか何やねん!」
とか、結構キツめに刺していく。

私は、某サックさんのチャンネルも観るし某あっちゃんのことも応援しているので、最後の最後でひやひやするネタきたーーーーーという感じで観ていた。
(彼らに見つかりませんように)
もしかして、”俺たちのニューヨーク”と言うような昔からのファンで、みんなが感じているのにあえて触れないことにしっかり触れ、思い切り刺してくれるニューヨークらしいネタがだいすきな方にとっては、”これこれ!”という感じなのだろうな、と思いつつ。

でも、嶋佐さんが言ったことで言うと
「おばけファミリーチャンネル」
がもし嶋佐さんが父役だったら観てみたいし
「俺が(本当は見えていない心霊芸人に)おばけをアテンドしている」
と言うときの手の動きがかわいかった。

※だいぶメルヘンな私の頭の中がこちら。

らくがきごめんなさい。


ニューヨークらしい、日頃の疑問や愚痴を思い切り込めた漫才で、最後のネタは終了。

LAST MESSAGE
There are a lot of strange things in the world,
but there are also certain things.
おばけは いる

訳は、
”世界には不可解なことがたくさんあるが、たしかなこともまたある”
というニュアンスだが、

、、、、、、『おばけは いる』?

心霊芸人という身分から比喩でお笑いやYouTubeのことを言ったけれど、
本当の意見かどうかはあなた次第、、、、、、、みたいなこと?


と、思っていたら。


いつも、私は洗濯を取り込みながら『ニューヨークのニューラジオ』を流すのが習慣なのだけれど、あるとき、どのニューラジオを聴こうか見ていたら

スクリーンショット。

あれ?

、、、、、、、サ、

サムネに書いてあるじゃん!!!!!!

この時のニューラジオの内容。
同期の”デニス”がやっているYouTubeチャンネル
『デニスの怖いYouTube』に出演したときのことついて語っていた。
心霊現象について動画を上げているチャンネルだが、ニューヨークも心霊スポットにて撮影を行ってきたたらしい。そのとき、ニューヨークのスタッフさん含め本気で恐怖の体験をしてきたらしいのだ。音が鳴ったり物理的な不可解な出来事がたくさん起きたが、どうして起きたのか?ということを考えていた。「あのとき、確かに声はした!」と屋敷さんも言い切るし、作家の奥田さんも「単なるラップ音ではなかった」と語っていた。

私個人は、心霊スポットに行くという行為が、何かしら理由があって成仏できずにそこにいる幽霊をからかう行為に感じられ、嫌悪感を感じるためそういう企画ものは観ない。霊に失礼な気がするのだ。
実際、ニューヨークが出演したデニㇲの心霊動画も私は観ていない。
詳細に、起こった出来事については私はわからないので、こちらから。


ただ、『ニューヨークのニューラジオ』のこの回(163回)のサムネイルと、Last Messageの言葉が同じと言うことは、その恐怖体験がきっかけだったことに間違いはないだろうと思う。その体験が衝撃で、どうして起きたのか、ということを考えているうちに”心霊芸人”という軸でネタ作りが進んでいったのかもしれない。

なんて、妄想をしてみた。





以上で、8つのネタについて思うように書かせてもらった。
何か、ここまでは書いたらダメなのでは?(著作権的な)
ということなどありましたら、どうか教えてください。


おどろいたのは、
本当に、ニューヨークってすごいんだなぁってこと。
(語彙力のなさに凹む)

8つのネタ全て世界が違うが、
例えば同じ関西弁でも滋賀と大阪のことばがあったり、この方言は瀬戸内あたりの言葉かな?と予想がつくくらいちゃんと使い分けているところとか、
結構リアルな問題をテーマにコントを作っていることを感じたりすると、
今まで以上に
ああ、プロだったのか、、、、、、
ということに、失礼ながら感動したりした。

一部のファンの方が、
「ニューヨークはコントのひとだ」
という意見をしていたのをみたことがあるが、
そういうことか!と思えた感じもある。

分数の決まった、賞レース用のネタではなく、
自由な枠組みでできる、作りこまれたネタをみられたのは、
単独ライブならではだなと思い、
改めてこの配信チケットを購入できるきっかけを与えてくださったKさんに感謝したいと思う。

心から、ありがとうございました。

お笑いライブのレポなんか書くのは初めてで、
内容は濃くないのに長々とまとまらない文章になってしまって
ああああ、、、、、、
と後悔もしているけれど、
書いている間、現実世界のつらさを忘れた。

メンタルの状況にくわえ、ぎっくり背中が再発したりし進まずにいたが、ようやくここまで、、、、、

お笑いは私を動かすし、苦しいときも心を逃がしてくれる。


ありがとう、ニューヨーク!!!!!
やりたいことができて、本当によかったね。
コロナ関係で行けなくなったお客さんもいたみたいだったけれど、常に満員御礼で会場を埋めることができたことは本当にすごい。

今できるやりたいこと、なんでもやってみてほしい。

今度、ふたり合わせての自伝も発売になるらしい。


本気でひとをたのしませようとするひとたちの、本気をみた。

芸人さんはかっこいい。


私、鬱病の経験を生かして、やりたいこと、思ったことを発信できないだろうか、どういう形でならいいだろうか、
とりあえずあがり症、話し方が下手すぎるから、お笑いの養成所なら教えてもらえるかな、いろいろな境遇の人に会えるかな、という気持ちもあって、
いつか状況出来たら、NSCってどうかな?
なんて、妄想もしていたりする。
あまり、人には言っていないけれど。
でも、こんなプロフェッショナルに、芸を披露されたら、
私にはこんなこと、、、、、、
って思ってしまう。

同世代のこのふたりは、私が鬱病で苦しむ10年間、きっと売れるまでもがいてきた。
やりたいことが、今ようやくできているのかもしれない。激務で大変な中だろうけど。

NSCとかはまずおいておいて、
私にも、そういう日がくると、思っていていいかな。

ニューヨークの、
「俺たちは、すきでこの仕事やってるやんか」
というスタンスが、いつも最高だなと思う。
売れないときの話も今の話も、いつもそういうスタンスで話すふたりが、本当にすきだ。

やりたくて就いたはずの仕事を6年目で離れて、10年以上になる。

こんなはずじゃなかった。

きっと、いつかいい意味で
こんなはずじゃなかったと言ってやる。

その日まで、もう少し、笑わせててください、ニューヨークさん。


#ひとをたのしませる職業のひとに心からの感謝を


いつか自分を、そして誰かを、笑顔にできる人間に、なれますように。

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