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鬱病pizzaが救われた曲①悲しみの果て/エレファントカシマシ

ちょっとずつ、私のすきな”音楽”を小出しにしていこうと思う。

特に、鬱病治療中に心から救われた曲が、たくさんあるので、、、、、、

同じような境遇の方に、共感していただければ嬉しいです。


物心ついたときから、常にROCK中心に音楽が流れている環境で過ごしてきた。”救われる””感動する”という感覚は幼いころはもちろんなかったが、人生最大の出来事であるこの、鬱病になる、人生において進めなくて苦しむ、という状況の中で、音楽ってすごい、と改めて思う。


まずは、

エレファントカシマシの『悲しみの果て』。

この曲は、公式の映像がなかったけれど、、、、、、


私の鬱病年表の中では、割と最近のほうで刺さった。


いちばん最初にこの曲を聴いて認知したのは(知っていたのはもっと前だけど)、まだ鬱病になる前。

過去にTVで、”歌うまグランプリ” 的な特番が何年かあったのを覚えてらっしゃる方、おられますか?

芸人を中心とする芸能人がすきな歌で勝負して、優勝争いをしていた。

当時、タカアンドトシのタカさんが、すごく歌がうまかったのが印象的だった。そのタカさんが、あるときに歌った曲が、この『悲しみの果て』。


タカさんは、腹から声を出し、その声がまっすぐ伸びるので、きいていて気持ちが良い。

その声と、この曲が、本当に相性がよかったのだ。圧巻だった。

やけに耳に残り、エレカシさんの原曲もそのあと聴いた記憶がある。


その後、3.11があり、ミュージックステーションにエレカシの皆様が駆け付け、この曲を届けてくれた。


なんだろう。


悲しみの果てに 何があるかなんて 

僕は知らない 見たこともない


、、、、、、答えなんか、出していない。

”こんなことがあるんだぜ!” ”だからがんばるんだぜ!”

なんて、歌詞には出てこず、

なんだか、不思議と、背中をあたたかく、押してくれるような。

そんな感覚で。


、、、、、、当時はまだ、深く刺さるほどではないが、いい曲だな、宮本さんはアツいひとだな(曲中みんなにたくさん語りかけていたので)、という感じだった。



、、、、、、そして。



2012年の終わりに鬱病になって、治療も、思うようには早く進まず、もどかしく、奇跡的に働けてもダメになり、将来が見えない、、、いろいろな苦しい思いを経験してきた、治療6年目くらいの頃だったと思う。一昨年とか。

何年たったら、、、、、、なんて、思うような年数が経つ中、

再び、Mステにて、エレカシの皆様が『悲しみの果て』を披露しにきてくれた。



何かに呼ばれるように、気づいたらTV前に正座していた私。


悲しみがいつまで続くのか、と、ちょうど思っていたタイミングもあったと思う。


悲しみの果てに 何があるかなんて

、、、、、、、


いつもの歌詞。


ただ、歌詞だけじゃない。

音楽って、全般そうだと思うが、歌詞だけよくても、惹きつけるメロディーや声、伴奏、表現力など、魅せる”音楽”が伴わないと、絶対に感動はない。と、私は思っている。

宮本さんの、魂が叫ぶような、届けたいという意志があふれ出るような、歌い方。これは、本当に大きくて。


涙のあとには 笑いがあるはずさ

誰かが言ってた 本当なんだろう


これは、”自分自身もまだ知らないんだ”、というところに、”みんなともに闘っている”、ということが感じられるから、聴く側の心が動くのだろう。


でも、

あのときも、このときも、同じこの曲を聴いたはずだった。



それなのに、、、、、、



悲しみの果てに 何があるかなんて…Oh yeah

悲しみの果ては 素晴らしい日々を 送っていこうぜ



、、、、、、、、曲が終わったときの私は。



「わかったあああああ、送るうううううううううう、、、、、、」

「ああああああああーーーーーーーーーーー」


、、、、、、、、、大 号 泣 。



このときの心が、この曲を欲していたんだ。



”どうなるかわかんねぇけど、希望もってやってこーぜ!”

と、宮本さんが隣で肩を叩いてくれているような気持ちになった。


こんなに、悲しみに寄り添ってくれる曲だったんだ。



年齢を重ね、自分の経験値と立場、そのときの感情によって、同じ曲でも以前より深く理解できたり、ぐさっと心に刺さったりすることがある。

だから、音楽はすごい。

だから、いい音楽は語り継がれる。




すごく、短い曲なのに、あたたかさがぎゅっと詰まってる。

だいすきな曲。


そして、気づいたのは、こうして、言葉で語っては魅力が伝わらないだろうなってこと、、、、、、

音楽のことを、今までも何度か書いたが、なかなか納得いく、伝わる内容が書けない。※結構数字にも出ている


歌詞を全部乗せるのはよろしくないのだろうし、”聴いて!”だけじゃnoteの記事にする意味がないし、どういう伝え方が良いのだろう。


うーーーーーーーーん、、、、、、、



音楽がすきなので、うまい伝え方をちゃんと考えたい。

書きたいから、、、、、、



ということは、さておいて。


まだ、私には ”悲しみの果てにあるもの” が見えていない。

”どん底” の状況も、”え、まだ深い底があったの⁈” なんて経験ばかりしてきた。でももう、底の深さは更新されないだろう。これ以上は。だから、素晴らしい日々が待っていることを信じて、生きていくだけ。どんなに、その日に納得がいかなくても、生きていれば。


エレファントカシマシの皆様、ありがとう。

音楽、ありがとう。



コロナさんに、大雨に。

悲しみ、苦しみに潰されそうな人がたくさんいる中で、誰かが、この曲に力をもらえていたら、いいなぁ。



誰もが、”素晴らしい日々を送っていける”、という希望をもって過ごせる日が、きますように。


祈ります。




未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。