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”錦鯉”の優勝で希望をもてるのはおっさんだけじゃない—M-1グランプリ2021―

今日、何を書こうか悩んだけど、
やっぱり、たのしみにして観た昨日の『M-1グランプリ2021』のお話にしよう。
そして、今年は敗者復活戦からたのしんだので、書きたいことが山ほどあるけれど、鬱症状その他で力が出ないので、
錦鯉”が優勝したことについて思ったことを。

たくさん、記事はあがっていると思うけれど。



昨年の、『M-1グランプリ2020』にて、突如現れた史上最年長ファイナリスト、
錦鯉”。

その名と愛されるキャラクター、過去の苦労話などが知れ渡って、メディア出演も多くなった。


ボケ:長谷川まさのりさんは、今年50歳。
ツッコミ:渡辺隆さんは43歳。
昨年に続いて、今年も予選を勝ちぬき、再び”最年長”でファイナリストとして帰ってきた。


昨日(16日)に行われた決勝戦。
決勝のメンバーは、半数以上が新しい顔ぶれ。
ここに、あの錦鯉が入っている。

だが、最終決戦の3組に残ったのは、
このところ決勝常連、明るく軽快な漫才でおなじみの”インディアンス
いつもTwitterで「優勝するんだ絶対に」とつぶやいていた伊藤さん率いる、”オズワルド”。
そして、”錦鯉”。

昨年のファイナリストが揃ったのだ。


正直、どのコンビもたのしいし優劣はつけられないな、と思って私は見ていた。


審査員の好みになるだろうと。

実際、審査員も「こんなに悩んだのは初めてだ」と言っていたが、


選ばれたのは、「おっさんドリーム」と以前からいわれていた、
”錦鯉”だった。

審査員7人中5人が、錦鯉に投票。


「迷ったけど、結局いちばんバカなやつに」と松本人志さん。


まさのりさんの動き、表情、おバカなオーラ。何をやってもうけるし、愛される。落ち着きつつ、容赦なくバチンとまさのりさんのスキンヘッドをたたく、渡辺さんも痛快。


いつもはおバカキャラなのに、優勝を決めたときに大粒の涙を流したまさのりさんの姿に、審査員のサンドウィッチマン富澤さんなど、多くのひとが感動。
50歳まで、芸人として諦めず、貧乏をしながらもずっと貫いてきた人生。一緒に夢を叶えた渡辺さん。SNSでも感動の声が多くあった。



「おっさんドリーム」
という言葉を、昨年のファイナリストとしての活躍の頃からよく私は聞いていた気がする。(勘違いだったらごめんなさい)

苦労して苦労して、アラフィフになってようやく日の目を浴びる。
同世代の方々にとって、希望をもてる存在になったのは、間違いないと思う。



、、、、、、、ただ。



今回、私は思った。



50歳で、夢が叶うこともあるんだ。

だったら、
来月35歳、鬱病10年生、無職、親のすねをかじって生きている私だって、
もしかしたら捨てたもんじゃないかもしれない。

結婚出産どころか、社会にもろくに出られていない、自立もできていない、予想外に長引く病気で未来なんて何も見えない。

今はこんな生活をしていても、これ以上悪くなるということがない限り、希望を捨てなくていいのかもしれない。

人生は、まだまだこれからかもしれない。



”おっさん”じゃない、おばちゃんにもなりきれていないようなこの鬱病人間にも、錦鯉は希望を与えてくれた。


「ライフイズ、ビューティフル!」

という、決勝ネタのまさのりさんのセリフが、そんなつもりじゃなくても深いような気がしてくる。



ありがとう、錦鯉!
おめでとう、錦鯉!

あなたたちの優勝を批判している声は、今のところ全く聞こえてきません。

これからも、どうか体には気を付けながら、
少しづつ、できなかった贅沢もしながら、
みんなの希望であり続けてほしい。


※渡辺さんが撮っているのがいいね。


そして、ひとをたのしませるお仕事を選んだすべてのひとに、感謝を。

芸人さん、ありがとう。




敗者復活戦のこととか、推しているコンビのこと、M-1グランプリ以外のこと含め、いろいろ書きたいことがたくさんあるけれど、マイペースに記事を書いていこうと思う。

本当に、心、体、頭がおいつかなくて。



「ライフイズ、ビューティフル!」
なんて、言える日がくるのかな、信じて明日も、生きようかな。



サムネイルが、もうツボだよなぁ。



希望を信じられる、自分を信じられるひとに、少しでも近づけますように。

未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。