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"もう中学生"という世界の温度

”もう中学生” という芸人さんをご存じだろうか。

https://twitter.com/ktfawa26/status/1236145191892869125?s=21

最近、吉本の劇場無観客生配信で彼のネタが話題となった。お客さんとのやりとりがあってこそのネタを、あえて無観客で披露というシュールな展開。

ここから、TVの露出が増えるなど、少しだけ”時のひと”になった。


わたしが彼のことをいちばん最初に知ったのは、さんまのまんまのお正月SPで毎年恒例になっている、今田耕司さんがネクストブレイク芸人を連れてくるコーナー。

といっても、多分15年ほど前になる。(私はまだ学生)

絵の具でいろいろ描かれた大きなダンボールを立てて広げ、小鳥2羽をペープサートのように動かしながら、「ねえチュン太郎君」と会話形式に小話を披露し、「よかったねぇー!よかったよーー!」と、高い声でしめる。

、、、、、、終わり?

爆笑がない。

ただ、こどもの発表会をみているような、温かいような、不思議な感じ。

さんまさんに年齢を聞かれ、

「とぅえんてぃーふぉーの、24歳でございます」

と言ったのを、今でもなぜか鮮明に覚えている。


その後、爆笑レッドカーペットというネタ番組にたびたび出演。

ダンボールパネルの設置の時間「少々お待ちをー」、ネタの最後「ためになったねー!ためになったよー!」と甲高い声で言うので、耳に残る。そして、なんだか、ゆるくてほっこりする。

彼の姿を見て感じたのは、”お笑い”って、爆笑だけじゃないんだなってこと。

おもわず、顔がほころんでしまうような初々しさ、あたたかな空気感は、彼にしか出せない。こういう”お笑い”も、ありなんだな、平和だなと。


6年前の映像を見つけました。(ダンボールパネル製作風景)




時は経ち、、、、、、

私は保育士を脱落して数年。

お笑いのネタ番組もずいぶん減っていた。


ある日、母が県内ニュースを観ていたら、「お笑い芸人が県内コンビニにてイベント」的な話題があった。そこに、なんとあの”もう中学生”を見つけ、

「ちょっと!ニュースにもう中映ってたよ!もう中だよ!秋田に来てくれてたんだね!元気だったんだね!」

と私に報告。私も嬉しかった。元気だったんだ!地元まできてくれたんだ!

Twitterで検索してみたら、

”もう中学生(丸田典幸)”

のアカウントを見つけたので、フォローしてみた。独特な言葉や、写真、イラストのやさしい世界観に、ほこほこした気分をもらえた。


あるとき、もう中さんがお仕事で小学生を訪問していて、子どもたちとみんなで撮った写真をあげていた。

自分は、子どもと関わるお仕事でうまくいかず、必要とされず、、、失礼なことに、こんなお仕事ができるもう中さんをうらやましいなぁなんて思ってしまった。

なんとなく、もう中さんにリプライを送った。

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なんとなくの独り言のつもりだった。



、、、、、、、、、、しかし、


なんとご本人からお返事がかえってきたのだ。

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、、、、、、泣いた。


ほんわか、ほんわかしたキャラクターながらも、当然苦労もしてこられただろうし、苦しみに寄り添えるやさしさ、ひとのしあわせを願う彼の心に、直に触れた。

直接会ったわけでもないけれど。文面からあふれる、あたたかさに触れた。

(直接なんて、家族と病院の先生以外誰にも会えてなかった。)

画面から、文面から、あたたかい温度を感じた。

実際、私はもう子どもの現場には戻らないけれど、このときの

”お気持ちレーダー” ”涙貯金”

という言葉、今も忘れられなくて。

今、辛い状況なんだな、と考えて、ほんわかした文面を考えて下さったことが、本当に嬉しかった。忘れない。



この方に注目したい理由は、もうひとつある。


私と同じく、音楽がすきなこと。


彼は、ROCKがすき。

いちばんは『UVERworld』のようで、ときどき、LIVEに行ったことをTwitterで呟いたり、わくわくしながら新譜をgetした様子を呟いたりしている。

どうやらUVERファンの間でも、もう中さんがファンであることは有名な様子。

しかも。

もう中さんは、ここ数年舞台(ミュージカル)にも挑戦中なのだが、その舞台を、なんとUVERworldのvocalであるTAKUYA∞さんが観劇し、もう中さんの楽屋を訪問したことがあるそうだ。

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だいすきなアーティストがわざわざ自分の仕事を観にきてくれ、会いにきてくれるなんて、どんなに夢見心地であったろう。

”芸人”という道を生きるのは、大変なことが多いだろうけれど、頑張ったひとにはご褒美が待っている。


私も、PROGLUTIONというアルバムを聴いてから、UVERさんの

”ありふれていないROCKな音楽性” と

”TAKUYA∞さんのクリアな気持ちいい歌声” が癖になり、

だいぶハマった時期がある。

Rootsという曲がだいすきだ。

一度だけ、地元にきてくれた際にはLIVEも参戦したことがある。(47/47 TOUR)


UVERさんのほかにも、もう中さんと私は音楽の好みが似ている。

90年代の音楽がすきで、どうやら長野のご実家と現在の家に、実に大量のCDをお持ちである。

8cmCDもかなりお持ちで、今彼がやっているインスタライブに度々登場する。

「○○時間早いかーうんだーうんてぃーぶぃーーー」(CDTV)

といって、彼の独断と偏見でランキングを発表するのだが、その時間が今の私のいちばんのたのしみだ。

サライ、米米CLUB、LUNA SEAの真矢さんのソロ曲など、30代にはたまらない選曲をしてくるのだ。

X JAPAN、GLAY、L'Arc-en-CielなどのROCKにも詳しいし、視聴者のコメントでどんなアーティスト名がとんできてもコメントができる、曲名なんかをすぐ言える。すごいのだ。

私も音楽と共に生きてきたようなものだが、彼の聴いてきた音楽の量、知識量には完敗だ。

いつか、サシで彼と音楽の話をしたくてたまらない。



こんな、ほんわかハッピーなお顔をしていてROCK(UVERworld)がすき、意外だとたくさんのひとに言われてきたことだろう。

でも、私もROCK(L'Arc-en-Ciel)がすきと言うと「意外~~」と言われてきた人種だ。

そんな意味でも、勝手ながら繋がっている気がしてならない私である。



先程書いてしまったが、私が今いちばん癒される時間は、

もう中学生さんのインスタライブだ。

約1時間、ネタやお話でたっぷり、癒し時間をお届けしてくれる。

独特な世界観に、ときどき「?」なこともあるが、とにかく、何が素敵かっていうと、

ファン(視聴者)があたたかい。

みんな、もう中さんの発表会を観ているような心地で、だれも文句を言ったり、やじをとばしたりしない。

アンチがいないのだ。

みんなが、”もう中学生” というあたたかい世界を作っているような感じがする。

視聴者数が400人程度、多くても500人。

”もう中学生” という世界のキャパは、この人数がぴったりなのだ。


最近、かーうんだーうんてぃーぶぃーーーのコーナーなどなどで、軽く歌マネをすることがあり、現在、hydeさんの歌マネに定評がある。L'Arc-en-Cielファンの私としては、このことをSNSなどでhydeさんにお伝えしたくて、たまらないのだが、

あえて、しない。

何故なら。

私が今ドエル(L'Arc-en-Cielファン)として繋がろうとするアカウントを持っていないからいいものの、このことがたくさんのドエルの目に留まってしまって、大勢のドエルさんたちが彼のインスタライブに殺到し、キャパ400人というアットホームな ”もう中学生” という世界を壊してしまったら、、、、、、

と、思うからだ。

ドエルは、人数も多いし、アツいから。

ドエルにはいいひとが多いことが誇らしいのだが、

もう中は、もう中だ。


偉そうにベラベラ言っているが別に、私は何の代表でもない。

私は、もう中が、もう中らしくお届けしてくれる世界がすき。それだけだ。

私の中だけで、ひっそり秘密にしておきたい(書いちゃってるけど)。


やさしい世界に包まれていたいとき、もう中さんの、週2回のインスタライブは私にとって、本当に癒しだ。

ずっと追いかけているようなファンではなかったけれど、よしもとの劇場出番のほかに単独ライブも開催しているようなので、いつか行ってみたいなぁ。

あと、絵を描くことがすきな私は、単純にどうしたらダンボールにムラなく絵の具が塗れるのか、というのも聞いてみたい。絵の具がとにかく苦手なので、、、、、、


独特な言葉選びも、センスがある。

コロナに不安を感じているこの状況の中で、彼がTwitterにあげたのがこれだ。

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いつも笑顔なのも、彼の、ひとを惹きつける、癒しオーラを出す魔法。

愛されるひとになりたいなぁ、私も。



私もいつか、誰かを和ますような、誰かが思わず笑顔になっちゃうような、そんな存在になれますように。


※今日もインスタライブ、あります。興味のある方は、是非。



未熟ですががんばっております。治療費にあてさせていただきたいです。よろしくお願いします。