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Ep.2 都会の共働き家庭
私の中の世界線が変わる前、私たちは、都会にありがちな忙しい共働き夫婦だった。。。
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夫と私はIT企業で働くサラリーマンである。IT企業特有かもしれないが、技術の流れが早く吸収することが多い上に期限も厳しく、とにかく忙しい職種だ。
近年では大きな企業でも、今までの“終身雇用”が崩れてきて、給与は実力に比例するようになってきた。年金も期待出来ないかもしれないと思うと、自分の実力を上げるしかないと夫とはよく話している。。それに、大都会でそれなりに暮らしていくには、共働きでも年収を上げていく目処がないと正直厳しいのが現実である。
お互い30代半ばを過ぎ、『子供にも手がかかる、けれど、今実力を上げるしかない!』と、子供も大事ではあるけれど、ついつい仕事を頑張ってしまうのだ。
私たちには子供が1人。本当は、2人くらい欲しいなと思っていた。だけど、産後の私の体力が続かなかったことと、もう1人産んで育てながら働き、年収を維持することが現実的ではないと思った。2人育てながら働くなら、時短でないと厳しいし、上手く両立出来る気がしなかった。それにもう1人産むなら夫には絶対育児休職をしてもらいたいけど、その気が薄そうだ、、
(現代の夫婦は、選択的1人っ子になりがちなのではなかろうか。。)
だから、お互い『仕事の時間をくれ!』と言い、育児家事負担が多ければ気に食わず、ケンカが絶えない。特に夫は、あまり器用なタイプではないから、私も不満を感じてしまう。朝の子供の世話は夫担当だが、朝ご飯はおにぎりを握ることすら嫌がり、そのまま出せるフルーツがメインだ。それでも朝からイライラしながら朝食を作るから、ついつい私も忙しい気持ちになる。
家事育児についてのケンカはある程度どこの夫婦でもあることだと思うけれども。。
家族がお互いをお互い思いやれていないのは分かってるが、お互いとにかくギリギリだからなんとかやり過ごしていくしかない、、、
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なんでこんなに大変なんだろう、、こんな生活がいつまで続くんだろう、、、って良く思うけど、大変なのは子供に手がかかる今の時期だけだから、きっとひと段落したら、夫とゆっくり旅行をしたり趣味の音楽をしたり、仲良く過ごしてけると信じて疑わなかった、、、
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