![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/50166728/rectangle_large_type_2_2e053291d4b7d9bbfc3993187cadd1b8.jpg?width=1200)
朝と夜の隙間
眠れない夜。
午前4時過ぎ。
窓からうっすらと差し込む朝日。
夜が逝ってしまったと気付いて、絶望する。
その絶望を知って初めて、夜の優しさを知った。
特に、真夏の夜。
昼の暑さを和らげて、草木の匂いが強く薫る。
早々に輝き出す太陽は、希望のような色で私を照らすから。
隠してくれる宵闇が、たまらなく好き。
あの明るさに絶望した人間は哀しい優しさを知っていて、朝と夜の隙間に絶望がある事を一生忘れられない。
希望とは、それ以外のすべての事。
ありがとうございます、心からの励みになります。 サポートのお礼に短い詩をお届けしています。 宜しければ、サポートのお礼の文章をご覧ください。