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形容詞の授業は必ず爆笑の授業になります

「形容詞~しい、の授業は必ず爆笑になる楽しい授業」

僕は参観会の時は必ず「参観会の手引き」を教室の
入り口におきました。
しかし、来ないお宅があると、伝わらないので、
授業前に子どもたちに渡して、授業中でもおうちの
人がきたら、席を出て、渡して来なさい、と
言ってありました。
こうすることで、来ないお宅はそのまま、子どもが
持ち帰ることになり、来たお宅はその「参観会の手引き」を
見て、どこが狙いなのかを確かめることができるのです。

国語の「言葉の学習」です。
まずは一番面白い形容詞の学習です。
子どもたちに「~~しい」のつく言葉を見つけさせます。
ノートに書かせて発表させます。

「悲しい」「嬉しい」「図々しい」「美味しい」・・・

そしておもむろに模造紙を書いた一文を取り出し、
それを子どもたちが発表した順に「~~しい」と一緒に
読むのです。

悲しい
嬉しい
図々しい
美味しい
新しい
古めかしい
美しい
おとなしい
優しい
おかしい
憎たらしい
寂しい
騒がしい
素晴らしい

これに次の文をくっつけます。

お父さん、
お母さん、
僕たちは今、
県民の森に来ています。
新通小学校を出発して
バスでゆられながら
山や谷を見て来ました。
吉沢先生
深沢先生
柴田先生、そして
校長先生もついて来てくださいました。
夜のテントでの
生活がとても楽しいのです。
ハイキングも楽しみです。

もちろん、秋には県民の森に行くことを
見越して、文を作成してあります。

悲しいお父さん。
嬉しいお母さん。
図々しい僕たちは今、
美味しい県民の森に来ています。
新しい新通小学校を出発して
古めかしいバスでゆられながら
美しい山や谷を見て来ました。
おとなしい吉沢先生
優しい深沢先生
おかしい柴田先生、そして
憎たらしい校長先生もついて来てくださいました。
寂しい夜のテントでの
騒がしい生活がとても楽しいのです。
素晴らしいハイキングも楽しみです。

合わない文もありますが、それが笑いを誘います。
ぴったりの文もあります。

そして、この文を見て「気付いたこと」を言わせます。
そうです。一番上に名前、ものの名前がきています。

つまりこれが「名詞」であり、それを飾る言葉「~~しい」
「~い」が「形容詞」であることを教えます。
残るは「動詞」です。
それぞれの特徴を発見させていく授業です。


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