見出し画像

小学校の通信簿「行動」の見方

「完璧な人間はいない」

学習のことについては書きました。
行動の項目について少し書きます。
項目は下のようになっています。

・気持ちの良い挨拶や正しい言葉遣いができる。
・身の回りの整理整頓ができ、忘れ物をしない。
・自分の考えがはっきり言え、進んで実行できる。
・自分の仕事を自覚し責任を持ってやり遂げることができる。
・自分の目当てに向かって根気強くやり抜くことができる。
・進んで新しい考えや方法を生み出そうとする。
・誰とでも気持ちよく接し、落ち着いて行動することができる。
・人の気持ちがわかり、仲良く仕事ができる。
・正しいことがわかり、誘惑に負けないで行動することができる。
・決まりを守り公共物を大切にする。

この項目は「指導要録」という全国共通の公簿をもとにして
作られています。
この公簿は20年間、学校に保存されるものです。
しかしこの項目にはいくつかの要素が一緒に入っているために多少わかりにくいものや、チグハグなものがあります。

例えば2番目の「身の回りの整頓ができ、忘れ物をしない」というものについて考えてみます。

この項目には二つの要素が入っています。
「身の回りの整頓ができる」
「忘れ物をしない」の二つです。

そうすると3、2、1の○をつけるのに大変困るわけです。
「身の回りの整頓」はとても良い。けれども「忘れ物」は良くするという場合があるからです。

同様なことが他の項目についても言えます。
だから三重丸や一重丸の意味がどちらの意味なのか考えてほしいと思います。

しかし良く考えてみると
この項目が全部三重まるなんて絶対にありえないですよね。
むしろ完璧な人間なんていませんからね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?