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教科書を教えない理科の謎解き授業

「謎の液体を調べろ」

シャーロック・ムズムズは重大事件の真相を突き止めていた。
やがて犯人の自宅に5本の「謎の液体」がビンに詰められているのを発見。
この5本のビンの正体がわかれば犯人逮捕の重要な証拠になるのだ。
解明を急げ!

6チームの探偵団は理科の教科書をひっくり返し、
今までの数少ない経験となかなか働かない知恵を総動員して
ついに次のような結果を得た。

1班 A液 アンモニア水
   B液 水酸化ナトリウム
   C液 塩酸
   D液 水酸化ナトリウム
   E液 炭酸水

2班 A液 水酸化ナトリウム
   B液 アンモニア水
   C液 塩酸
   D液 水
   E液 炭酸水

(以下略 お便りの図)

シャーロック・ムズムズは6チームの結果を十分に見比べた。
う~む、すごい。
な、なんと1チームだけが本当のことを言っているらしい。
1チームだけ??すると・・・正しいのは・・・
使った薬品や方法をもう一度確かめてみよう。

このようにして「水溶液の性質」を謎解き形式で
授業しました。
教科書を教えていません、子どもたちは参考にしました。
つまりこちらが教えなくても自分たちで実験し、自分たちで
知識を得ていくのです。
方法を工夫することで授業は何倍にも面白くなるのです。


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