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僕が教員を辞めた理由は自由のなさです

9年前の今日10月3日、僕は教育界の限界を感じて「決心」をしました。

34年間、教職に人生をかけてきて、お便り(学級通信)を出せなくなる危機感、教育を取り巻く現状の窮屈さ、これらがほとほと嫌になっていました。

そして「退職」という「決心をした日」が9年前の今日です。

あれから教育現場は僕の予想したごとく、益々悪化して
今や教育に自由はなくなりました。

業者との癒着、
差し障りないのに間違った個人情報管理の強化、
いらない間違ったコンピュータICT教育、
リアル体験を重視しない間違ったバーチャル教育、
男女差を生かさない間違ったジェンダー教育、
その子のためになっていない間違ったインクルーシブ教育、
そして真実でない環境教育を教えなければならない・・・

教員の多忙化、教員の減少、指導要領の陳腐化・・・・
予想した通りに(悪い方向に)なってしまいました。

あのまま続けていたら僕は自殺していたと思います。

9年前のFB   柴田 克美

2014年10月3日

今まで34年間、学級通信を毎日、出し続けてきました。

しかし、社会情勢の変化とともに、様々な規制や個人情報保護法やら

なかなか難しい時代になりました。

自分のカメラは使ってはいけないので、いちいち毎日使用簿に書くわけですが
こんなことをしていたら、毎日発行は無理です。

100号を機会に、製本し、今後のお便りの発行は終了いたします。
自分としては情報発信の要でしたが、モチベーションがぐ~~んと下がってしまいました。

モチベーションを上げるのが管理職の役目です。

残念ですが、そう決心しました。

「決心」

横に引く決心

ゴールに向かって まっすぐに 

地平線は太陽が引いた ゴール

縦に引く決心

中心を決めて根っこから

木は

大地に垂線をおろして

自分をつらぬく(高丸もと子 作)


◆保護者の皆様にはお詫びいたします。

 今までのご愛読に感謝しております。

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