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教え子から電話がありました

28年前の教え子(もう大人です)から電話がありました。

彼は特殊な才能を持っていて先生方の車のナンバーを全て覚え、
電話番号も全て記憶するという(レインマンみたいな)脳力を
持っている子でした。

元気で頑張っている様子がわかり、そして電話してくれたことが嬉しく、
その時の記憶が蘇りました。

私たちは何事もテクニックにはしりがちですが
やはり「接し方」「心」「マインド」なんだなと思います。

1000人以上の子どもたちを見て来ましたが、ぱっと見た時、
名前は出てこなくても一人ひとり全てその特徴を思い出せます。

新採校の研究が
「一人ひとりを生かす授業」
でした。
漢字の「一人」は数字の一ですから、集団の中での一人。
集団の中でその子を生かすこと。

ひらがなの「ひとり」は個ですから、その個、自身を伸ばすこと。

だから「一人一人」ではなく「ひとりひとり」でもなく
「一人ひとり」なんです。

集団と個の両方で人間の成長を見守り、生かしていくことを
常に感じています。
集団に埋もれることなく、個人個人が存在できる社会。

教え子の更なる成長を願いつつ電話を切りました。

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