原作を知っている人には「よくぞ、ここまで実写化してくれた!」知らない人は素晴らしさがわからない:沈黙の艦隊
映画館で「沈黙の艦隊」を見ました。
雑誌「モーニング」にかわぐちかいじが連載し、これをリアルタイムで読んでいるので、実写化されると聞いて楽しみにしていました。
緊張感高まる映像。
連載からは27年も経ってしまいましたが、
現在の世界情勢に重なって、古さを感じさせません。
まさかモーツァルトもこんなに効果的に音楽が使われるとは思わなかったでしょう。
「らんまん」の広瀬佑一郎(中村蒼)と波多野 泰久
(前原 滉)がいい役で出ています。
映画館出口で後ろからくる人が、「何を言いたいかわからない」と言っていましたが、
初めてこの話に接する人は、そうかもしれないと思いました。
「核保有国が抑止力につながるとアメリカは言った。」
「人はなぜ競い合うのか、それが本性だからだ。」
「地球を一つの国家にする。世界から戦争をなくす一つの方法だ。」
「自分の国は自分で守る」
「対等な関係などそんなものは存在しない」
サムライの心意気(武士の魂)が流れている「よくぞ、作った!」という作品です。
すでに30年前に問題提起をしてやっと時代が追いついた名作。
次作2が楽しみです!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?