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世界から日本を見ると

この写真は4年前の今日、僕がスリランカに行って実際に撮ったものです。
僕としては現場の雰囲気を伝える数少ない写真だと思っています。

スリランカにて

お茶畑で働く農業従事者です。
1日20kgのお茶を手で摘み取ります。
これは厳しいノルマです。

急斜面には彼らの家もあります。
1日働いて200円ほどのお給料をもらいます。
彼女らのおかげで、美味しい紅茶が飲めるのです。

スリランカの内情を知るとそれは東南アジアのどこの国でも同じですが、職業選択の自由がありません。

日本はそこへいくと自由に職が選べ、またチャンスも転がっています。

海外で生活してみると「日本の良さ」が本当に身に染みます。

タクシー運転手にぼったくられるかもしれない不安。
銃を持った軍隊があちこちに立っている横をすり抜ける緊張感。
そんなことは日本ではありません。

予定を決めてもその通りに行かない仕事。
レストランで二つオーダーしても1つしか出てこなかったり
ATMの機械の中のお金が足りなくて出てこなかったり
列車が時間通り来なかったり、バスの時刻表はないのが当然だったり。
そんなことは日本ではありません。

一方で、
道端の屋台で串焼きを頼むと1本おまけしてくれたり
店の前のドアボーイが笑顔でドアを開けてくれたり
近所に住むおばさんがバナナを届けてくれたり。

今や今日の出来事がすぐに全世界に映像で伝わる世界。

全世界でロシアの軍事侵攻に対するデモが行われる映像をみると、世界も捨てたものではないなと思います。

そして三木谷社長が10億円をウクライナに人道支援したりSNSで本当の内情が知らされたり、もう公的機関に頼らずに個人の時代。個と個の繋がりの時代になったなと感慨を新たにします。

海外の生活を旅行でなく留学とか滞在で経験し一人一人が発信していくことが狂気の世界を正していくのだと思います。

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