見出し画像

わたし。

vol.2 【わたし】

私が2歳から通っていた保育園。
言うならば野生児を育てる保育園…いやいや訂正。
のびのびとした活発な子に育てる保育園…っていう感じでしょうか…!?笑
1年中、、朝は上半身裸でランニング。
日焼けは元気の証。黒いのが1番!黒ん坊大賞決めちゃいます!??
木登りだって、泥合戦だって、男女関係無し。
遠足は山登りや沢下り、ミミズもカエルもお友達…!?
冬でも靴下やジャンパーは着てはいけない…なんて。
今では虐待?って言われそうな決まりまで…苦笑
そんな保育園に急に入れられた2歳の私。
そりゃ、捨てられるって思いますよね!?
すごい怖かった記憶が残っていて、、私の中にある最古の記憶がコレって…トラウマなんでしょうか??苦笑(前回の記事をご覧ください)
とにかく、よく泣いていたっていう記憶です。
そして周りの大人は私の事を『泣き虫PINOちゃん』…なんて、口を揃えて言うのです。
馬鹿にされてる…なんて、物凄く悔しかったです。
これもまた、トラウマの原因なのでしょうか…??

私が今、他人に対して臆病になり、顔色を伺ってしまうことや、人の表情や言葉、仕草などでその人の奥底にあるであろう気持ちを勝手に想像したり、探ってしまっているのは、もしかしたら、この時点から形成されたものなのかもしれません…

自分が本当に嫌になります。

vol.3 【砂遊び】

私はまた、泣いています。
『きたない!きたない!いやだ!いやだ!やらない!やらないから…!!!』

子供たちが大好きな砂遊び。
誰でも少しくらいは?砂で遊んだ経験って、ありますよね??
私も経験ありです。
はい、、大嫌いでした…苦笑
2歳の私。
のびのび保育園で、初めての砂遊び…
最悪でした。
汚れるのが とにかく嫌!!
何でわざわざ自分で手を汚すの!?
意味がわからなくて、とにかく逃げ回っていました。
私、今思うと この時から かなりの潔癖だったのだと思います。
砂遊びが出来ない2歳児って…苦笑
しかも、出来ない理由が『汚い!!』なんですから、、周りの大人も困っちゃいますよね笑
あまりにも砂遊びが出来ない私に、困り果てた先生が、「おうちで砂遊びの練習して下さい!」なんて、母に言ってました…苦笑

母の休日。
母は私を庭へと誘います。
小さなバケツ、スコップ、型抜き、ゾウさんのジョウロ…
明らかにアレです。
そう…「砂遊びの練習」!!
私は母と一緒に居られる時間が大好きでした。
(もっとたくさん遊びたい!)
いつも願っていたはずなんですけど…
いや、でもムリ!絶対にムリ!!
砂遊びだけはやりたくない…泣
小さいレジャーシートを広げて、そこに一緒に座りながら、少しずつ砂に触れさせようとする母。
私は手を隠します。
母はちょっと小馬鹿にしたような笑いと共に、『ホレ!』と私の手の甲に水で濡らした砂…泥?を付けてきました。
はい。
もちろん、大泣きです。
『ゔわーーーーーー!!きたないー!!!』
馬鹿にしたような母の笑い声と、呆れたと言わんばかりの顔、、私の記憶にしっかりと焼き付いています。
こうして私はまた、泣き虫PINOちゃんと呼ばれるのでした…

それにしても私はなぜ、砂遊びができなかったんでしょう??
この後、いつしか自分から遊ぶようになるんですけどね…
不思議です。

ちなみに、、
自分の子供たちは、教えずとも砂遊びが大好きでした。
私に似なくて?良かったです。笑笑