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通りすがりの老け顔な中学生から得た気付き

昨日土曜日は、久々の休日出勤。
貴重な休日となった今日も、少し残務
があったため、他の予定は断りつつも
「週課」のランニングだけは予定に
ねじ込んだ。

いつも通り川沿いの遊歩道を走って
いたときに、反対方向から自転車に
乗った男性が走ってきた。
目に入ってきた彼の顔は、どう見ても
30~40歳位の印象。
ほっそりした輪郭、濃い眉、細目、
そんなパーツもさることながら、
「むっつり」というか、「不機嫌」
というか、全体的に感情も精気も
感じさせない顔つき。

しかし、同時に顔以外の部分を観察
すると、制服っぽいグレーのパンツ
と白いワイシャツといういで立ち、
そしてヘルメットをかぶっていた
のである。
ヘルメットがなかったら、学生だと
いう判断は正直出来なかったはず。

気付いてから通り過ぎるまで、
わずか5秒からせいぜい10秒程度
ではあったが、なぜこんなにも
「老け顔」に見えたのか、とても
気になった。
そこで色々考えたのだが、やはり
「精気のなさ」が一番の原因なの
ではなかろうか、そう思ったので
ある。

生まれつきの部分は仕方ない。
私もかつて高校生の頃、学ランを
来て通っていて、冬場はコートを
上に羽織っていた。
当時DCブランド(デザイナーのD、
キャラクターのCの頭文字)という
のが流行っていて、確かPOSHBOY
というブランドのダッフルコート、
しかも濃い緑色という少し珍しい
ものを着ていたことがある。
そんないで立ちにもかかわらず、
消費者金融のティッシュ配りの
お姉さんに
「お勤めご苦労様です!」
と笑顔でティッシュを渡された
経験があるほど、私自身も昔から
老け顔だったのだ。

少し話が逸れたので戻すと、
生まれつき「老け顔」であったと
しても、精気のある顔付きをして
いれば自然と若く見えるのでは
ないかと思うのだ。

そして、顔付きというのは、心の
持ちようが大きく反映されると
いうことは、多くの人が同意して
くれるところだろう。
前向きな感情で心を満たしている
人は、笑顔でニコニコ過ごすこと
ができるし、ネガティブな感情に
ひたってしまっている人は、暗い
顔つきでどんより過ごすことに
なる。

不思議なことに、前向きな感情が
先にあって、笑顔が後に来る、
それが常識的な考え方だが、
先に笑顔で過ごすようにすると、
自然と感情も前向きになる、
そういう研究結果は心理学の知見と
して既に広く共有されている。
だから、どんなにネガティブな
出来事が襲ってきて、つい暗く
なってしまっても、無理矢理でも
いいから笑顔をつくることで、
前向きな感情を生み出すことが
可能になる。

そんなことを、たった一瞬通り
過ぎただけの老け顔の中学生にも
教えてあげたいところだが、
それはかなわないので、
こうして自分のnoteに書いて、
一人でも多くの方の備忘の役に
立てばよいなと思った次第。

定番ではあるが、TEDのこの動画
は、笑顔を含むボディランゲージ
がいかに人の感情を変え得るか
について教えてくれる。
まだ観たことのない人は、
観ておいて損はないので是非。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。