マガジンのカバー画像

ゆる詩集

19
日々暮らしている中で湧き出た感情をそのまま詩にしました。 ゆるい詩でゆる詩の詩集です。 恥ずかしくても痛くてもダサくても私は私。 そんな自分を表現する事を許してあげたい。 ゆる詩…
運営しているクリエイター

2023年3月の記事一覧

【詩】桜

【詩】桜

散る花びらが

君との思い出のようで

苦しくて

もどかしくて

花びらを掴もうとする

君との思い出を握りしめるように

だけど気まぐれに

舞って消えて行く

僕の気持ちなんておかまいなしに

ひらり ひらり

ひとつ ふたつ

満開の花たちが消えて行く

枝から花びらが離れて行く

みっつ よっつ

花びらが舞い踊る

気まぐれに僕に触れて落ちて行った

掴み損ねた指を閉じる

いつつ む

もっとみる
【詩】宇宙創世記

【詩】宇宙創世記

「私」が「私」を認識したとき
「私」というエネルギー(火)は
「私」という宇宙(内側)を観測し始めた

やがて
知りたいという
好奇心のエネルギー(風)で
広がり始め

より多く
より多彩に
知りたいと望むと
その為の土壌(地)が
誕生した

そこから
より多くのものが
生まれ誕生し(水)

多くのことを知ると「私」は
多くのものたちのように
体験して味わってみたいと望み
「私」以外の全てが詰まっ

もっとみる
【詩】創世記

【詩】創世記

どんなことも
始まりは単純で
どんどん時間の流れと共に
関わる何かかが増える毎に
複雑になっていく。

分裂する毎に
増える毎に
絡まり合って
複雑に複雑に
深まっていく。

魔法は祈りを形にしたもの。
作物が豊かに実りますように。
大漁に恵まれますように。
一族が繁栄しますように。

人も宇宙も同じで。
最初は単純だった。

ひとつであることに気付いた時、
分かれたら、
分裂したら、
増えたら、

もっとみる
【詩】朝を感じる。

【詩】朝を感じる。

朝、ベランダに出る。
太陽の熱を感じる。
鳥の鳴き声。
車の通り過ぎる音。
人が歩く姿。

私以外の生きている気配がする。

朝は活動の時間。

太陽は当たり前のように
昇って、
人や鳥も当たり前のように
動き出して生きていく。

私たちはお互いが
自分の人生に関係がないと
思っているけれど、
影響し合って
ひとつの地球に生きている。

地球は日本はゆらゆらと
ゆりかごの様に揺れながら
四季を巡る

もっとみる
【詩】混沌

【詩】混沌

私は今、迷っている。
混沌の中にいて
抜け出せそうにない。

グルグル、渦巻いていて
気はそぞろ、
落ち着いてなどいられない。

動き回る方が気が楽で
当てもなく彷徨う。

頭の中もグルグルで
体もグルグル動いている。

心身ともに混沌としている。

息を吐いて、吸う。

息を吐いて、吸う。

息を吐いて、吸う。

繰り返すうちに、
落ち着いてくる。

曲がりくねった思考から
当てもなく彷徨ったよ

もっとみる