#境界性パーソナリティ障害
(メモ)未解決の復讐衝動
マスターソン著『自己愛と境界例』のまとめがようやく終わろうとしている。
いつかの記事で境界障害トライアドの話をしたがここにきて、その重要性がぼんやり分かったような。
おそらく説明は不十分すぎると思うが、いま閃いたことをメモ程度にまとめておきたい。
マスターソンの説によれば「分離-個体化の失敗が見捨てられ抑うつを誘発し、さらにそれが防衛を誘発する」。
・分離-個体化の失敗
感情不安定性と情動調節について
「双極Ⅱ型障害と境界性パーソナリティ障害の診断に関する差異」という論文を読んだ。
参考URLはこちら。
ときに誤診されやすいBDⅡとBPDについて約20の比較項目が用意され、その相違点あるいは共通点が解説されていた。
具体的には……
遺伝性、幼少期の虐待経験や親との関係、抑うつ症状の出方、「ハイ」なときの様子、情動調節、衝動性、神経画像診断、バイオリズム、性格特性、対人関係、自己同一性など
境界性パーソナリティ障害(BPD)関連の論文を読んで―見捨てられ不安の発生要因、そして見捨てられ抑うつとは?―
読書会にて「見捨てられスキーマが境界性パーソナリティ障害周辺群の徴候に及ぼす影響」という論文を読んだ。
見捨てられ抑うつや、見捨てられスキーマを構成すると思われる因子を知ることができて有意義だった。
参考URLはこちらをどうぞ。
論文のざっくりとした内容
①先行研究に基づいて作成した見捨てられスキーマ尺度(ASQ)の妥当性・信頼性を分析
⇒ASQの妥当性・信頼性が明らかになり、見捨てられ