ショウカスル

平凡な貧乏家庭で育った。ヤバイことがあれば翌日の会話のネタに昇華。そうして子供時代を過…

ショウカスル

平凡な貧乏家庭で育った。ヤバイことがあれば翌日の会話のネタに昇華。そうして子供時代を過ごしました。 心が大人になるのが早かった影響で、大人になった現在は時として子どもらしく自由に過ごしています。 アルコール依存症の家族としてしばらく過ごした経験を振り返りながら書いています。

最近の記事

アル中との喧嘩

 アルコール依存症の親と喧嘩が始まると言うことは、1時間怒られ続けるペナルティが発動したことを意味します。 事の発端は毎回違うことが原因です。  たとえば、言葉遣いで怒られ始めたとします。 こちらも悪かった部分は認めて謝ります。 「それは私が悪かった。ごめん。」 すると、怒りのぶつけ先を失った後は、 「そんなんだからいつも○○なんだろ」 「何回言ってもうんたらかんたら…」 と過去のあらゆる場面で私が手伝わなかった事を責めてきます。 論点をずらした後、同じことを約1時

    • 閑話 みりん風調味料

       アルコール依存症について話すにあたり、必要な知識を書き留めておきます。 依存症は治らない病気です。 依存症とは、 常に欲している状態 になるということです。 ・常に駄々をこねる我儘なちびっ子(依存症) ・それを止める親(意志・理性) 脳内でこの2人が戦ってると想像してください。 ちびっ子の欲しいままに与え続けると、欲望のモンスターになるでしょう。その時点で親が止めても、素直に言うことを聞くでしょうか?  依存症は、すでに大きなモンスターになっています。 一生

      • 「心の拠り所」に擬態している

         「心の拠り所」とは、自分の心の健康に必要な、内側から自分自身を支える重要な柱です。他の何とも変え難い、“心の安全基地”と言えるかもしれません。 恋人や宗教は、多くの人を支えていると思います。そして、かなり大きな影響力を持つ場合が多いです。 他にも人それぞれ色々あるでしょう。たとえば、趣味とか。  ただ、その柱は必ずしも良いものではありません。自分にとって心の支えになっていても、悪いはたらきをするものだってあります。 嫌なことがあったら、お酒に頼る。 →追い込まれてい

        • 酒乱の見分け方

          今回はとても端的なお話です。 お酒が入って火病(ファビョン、韓国の文化依存症候群)を患ったような状態になる人は、酒乱です。 持論です。 ・目が据わり、別人のような顔つきになる。 ・明らかに自我とは別の何かに乗っ取られたような感じがする。 ・思いやりがかけらも感じられない。 周りにいたら要注意です。 自覚がある方は、お酒のペースに要注意ですね。 酒乱の恐れ大です。

        アル中との喧嘩

          アル中と認知症

          アルコール依存症と認知症は、かなり近いところにあるかもしれません。 家族は精神的に大変です。 問題行動を容認するしない関係なく、面倒を見なければなりません。(例えば、アルコール依存性の人間が外で飲んで倒れて保護されたり、車を運転するなどの問題を起こすとします。その後始末をしなければなりません。) 家族は、より外側の社会から「どうしてちゃんと見ておかないのか」と責められる立場にあるのです。 アルコールだと、だらしなく感じるでしょうか? ・本人がだらしないから飲む。 ・家族が

          アル中と認知症

          下戸になる薬

          …というものが存在します。  アルコール依存症の私の親は自称酒に強い人でした。飲んでも顔が赤くならないタイプです。 アルコール依存症の治療にあたり、お酒が飲めなくなる薬を使っていたようです。名前は覚えていませんが、とにかく、下戸になる薬です。 これを飲んだ後、しばらくしてべろべろの状態で吐いてたのはめちゃくちゃ面白かったです。早速飲む。なんで?w 本人曰く、「薬の効果を試してみたかったから」だそうです。 目的は断酒なのに、なんとしてでも飲もうとする理由を見つけるのがアル

          閑話 消化する

           過去の話を綴っている目的について話ておこうと思います。  心の健康が脅かされることがなくなり数年が経ち、また一段階自分の中で区切りがついたためです。  当時は、今をやり過ごすことでしか対処できませんでした。まるで戦争の渦中にいるようなイメージでいいかもしれませんね。 精神的ダメージをすぐ話のネタにしてダメージ軽減させる。これは本当に役立ちました。  現在は、自分の場所、いわゆる安全基地ですね。これがあります。ダメージを回復できてきているのかもしれません。 軽減しても、

          閑話 消化する

          離脱症状のリアル

          振戦(しんせん)と言う言葉は、アルコール依存症に触れる際欠かせないです。酒が抜けたことによって起こる鉄板の離脱症状ですね。これを乗り越えて、断酒し続けなければ回復できないのです。 今回は振戦の様子をご紹介します。 手の震え  冗談抜きで10センチぐらい往復し続けます。集中を向ければ向けるほど震えるようです。何か物を書く時、コップを持つ時など、手を使う時に特に震えます。 声の震え  弱々しく力の入っていない声の出し方をします。アルコールが燃料になっていますから、燃料切

          離脱症状のリアル

          鬱と依存症

          アルコール依存症の方は、 「自分はアルコールに依存していない。断とうと思えば絶てるけど、そこまで強い意志で断とうとしていないだけ。」 そんな風なことを真剣に思ってるかもしれません。 現状を受け容れられないのは、恥ずかしいからでしょうか? 現状をやばいと思いつつ、核心は避けようとした結果、なぜか鬱の治療が始まります。 嘘をつき、今更仕事への影響とかを考えてなんとかアルコール依存症と診断されるのを避けます。 仕事に持っていく水筒に入れた透明の液体……いや、アルコール!w

          酒カスは遺伝

          私の親(アルコール依存症)の酒癖はひどいものです。 しかし、その親も過去相当酒癖が悪かったようなんです。うちの場合。 毎回同じ過去のわだかまり出してきて説教垂れてきたり、ベランダで小便するとかも、なんなんですかね、ほんと。 どうやら親子で同じ酒癖らしいことが判明したのですが、いい加減にして欲しいですよね。 さて、酒乱の血が流れていると思うと、たまに嫌悪感で気持ち悪くなります。アニメで酒カスキャラを見ると本当に気悪くなり楽しめない身体になってしまいました。ぼざろ、好きだっ

          窪んだ畳

          失禁を繰り返したことで、畳はひどく傷んでいました。黒ずんで窪んだ畳。 私が小学生の頃ですかね。 初めは、布団から起きて移動し、いつも同じ畳の上で用を足していました。この時点では、失禁ではないのかもしれませんね。(…いや、失禁か?目がイってたしまるで屍人みたいで怖かった記憶があります。)  夜中私が起きてきて、お茶飲もうとして歩いていると尿トラップに引っかかったことがあります。大変不快でしたね。水たまりに足浸かる時点で気悪いのに、しかも小便。 他の家族が踏まないように、尿ト

          閑話 昇華する

          嫌なことがあった時、自分ならどうしますか? 心の奥に秘めて、ぐっと堪えますか? 『勿体無い!』 ある日私はそういう気づきがありました。 嫌なことがあった→自分にダメージが残る🤕 (これはもうどうしようもない。) そのことをネタにする =話のネタが増える→自分にとって得❗️  今の不遇に感じている部分も、ネタの宝庫に見えてきてすごく恵まれたような気持ちになりました。(自分にとっての普通や、我慢して当たり前のことは、意外と普通じゃないこと多いんですよね。)  ちょうど物

          閑話 昇華する

          親族はただの他人

          親族がアルコール依存症と判明した時、既に手遅れの場合が多いのではないでしょうか。 家族の対処だけではもう手に負えなくなってからやっと介入。そこまで酷いと思っていないので、まだ本人の意志を奮い立たせて治療に向かわせることができると思って介入してきます。 親族の思いやりを蔑ろにするわけではありませんが、その程度のこと、既にやり尽くしているわけですよ。 まさか自分の兄弟姉妹がそんなふうになっているなんて、そんなところまで堕ちているなんて、思ってもみなかったのでしょうがね。 1

          親族はただの他人

          常人には理解不能で当たり前

          日々晩酌。 べろべろに酔っ払っている時に、 「酔ってない」 そう答える人は、アルコール依存症でしょう。  自称アル中はほとんどがアルコール依存性ではありません。アルコール依存症への理解度の低さが見て取れます。 「俺アル中やわ〜」的な人たち。 そういうファッションアル中を目にすると、強烈な嫌悪感と苛立ちを覚えます。ガッチガチのアル中が家族にいるので、仕方ないでしょう。 アルコール依存性は、否認の病とも呼ばれています。 べろんべろんに酔った状態で、本気で「酔っていない‼️」

          常人には理解不能で当たり前

          家族はすでに頑張っている

          アルコール依存症の家族は、基本的に既に頑張っています。 「お酒を飲ませなければいいのでは?」 「飲酒運転?なぜ家族は止めないんだ!」 こうした疑問を持てる方は、とても整った生活をできているんだと思います。そこに疑問を持つ時点で、アルコール依存症の家族についての理解が遅れていると言えます。 ……こちらは、心をすり減らして、何度も止めているに決まっているじゃないですか。幾度となく暴言を吐かれても、それでもお酒をやめない。4Lもの安い酒を全部捨てても、また隠れて買ってくる。水

          家族はすでに頑張っている

          アル中舐めすぎ問題

          アルコール依存症の人間、それを取り巻く家族に関する問題を知らない人は幸せです。なぜなら、理屈が必ず通ると思い込んでいますから。 アルコールが入ったアルコール依存症の人間は、 ・バーサーカーモードになる ・車を運転したくなる ・酔ってる間の出来事は他人事(責任感がない) ・失禁 長期的にみると、 ・知能が明らかに低くなる ・幼児退行 ・人生がどうでも良くなる ヒステリックな方、メンヘラの方、運転免許ある方は同じような状態になる恐れがあると思われます。 今後も体験談を綴って

          アル中舐めすぎ問題