![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110461987/rectangle_large_type_2_69b03817c3b9a992ae39c4dbcd593371.png?width=1200)
【隣の芝は青く見える】何かが足りない
最近、こんなことが良くあります。
学生もののアニメや盲導犬の動画、ハンディキャップを抱える方の動画を見て、
「頑張ってる…」と感じては大号泣しています。
ふと、目に止まってなんとなく見ては、驚くぐらい涙が溢れています。
昔はそんなこと無かったのにな
感情の蛇口をひねるものを探しました。
なんとなく泣きたい気分だったのかな…
ただ単に、その姿に胸を打たれたのか、
戻れない思い出に浸った懐かしさか。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110481870/picture_pc_2bc1433057bd94cd7ad6c3f5b99e4446.png?width=1200)
物語はとある高校の吹奏楽部を中心に描かれる。
弱小チームが全国大会を目指す物語。
初めての合奏は「上手」とはとても言えない出来で、
部員のモチベーションも様々だった。
なんとなく決められた「全国大会出場」と言う目標。
新しく顧問に就いた教員と、変わっていく部員たちの成長や、心の葛藤が見られる物語。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110482205/picture_pc_1df0521b45bb45b52aefb6483ab2bc1b.png?width=1200)
中立を保つフリをして、
傍観者のフリをして、
向き合うことから逃げていた少女たちが
仲間とぶつかり合ってチームが出来上がっていった。
「もっと上手くなりたい」
「特別になりたい」
こんな気持ちを胸に、音楽や人と向き合っていた。
与えられた時間は平等で、
そんな時間の中で
「もっと上手くなりたい」、「特別になりたい」ともがいていた。
どこか客観的になって、遠くから彼女たちを見ている感覚だった。
懐かしさや、泣きたいだけじゃなかった。
自分に足りないんだ
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110482390/picture_pc_1fd612bcef339d7fe53c47512a40d5d1.png?width=1200)
自分自身は特別では無い、平凡なただの社会人。
才能には叶わないし、
努力が報われないこともあるよね、
なんて俯瞰して人生を見ている気になって、
そんな冷静さを装って、安心しているだけのような気がしました。
自分自身も何者かになりたくて、
どこかひとつだけでも、特別になりたい、と。
この先ずっと
このままで、なんとなくもがいて、
妥協しては正当化していく気がして、
生涯ずっと、誰の特別にもなり得ないような気がして
大人のフリをして、淡々と生きている自分がやるせないと思いました。
何かに全力で向き合える彼女たちが羨ましかったんだ。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/110482737/picture_pc_130b1da437e84f215ef2db782161c03a.png?width=1200)
響け!ユーフォニアム
思いがけず、大切な作品になりました。
2023/8/4 には映画が上映されるようです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?