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ペットロスに向き合う両親

こんにちは、ぴぐです。


先日、実家で飼っていたチワワの“まふぃん”が、天国へ旅立ちました。

17歳。

一般的には長寿といわれる年齢で、その犬生を全うしたと思います。

とはいえ、飼い主にとってはいつまでも生きていてほしいと願うもの。

いつかはお別れのときが来るとわかっていても、なかなか受け入れられないのも事実です。

私の両親は今、ペットロスを乗り越えようとしています。



私の父は、仕事人間でした。

私の入学式や運動会などへ参加してもらった記憶が、ほとんどありません。

子育ては母へ任せっきり。

まふぃんがやってきたときも父は単身赴任中で、家にはいませんでした。

まふぃんと触れ合う機会が圧倒的に少なかったこともあり、まふぃんへの愛情も“それなり”だったように思います。

父の“それなり”の愛情が溺愛に変わったのは、仕事を引退して実家に戻ってきてから。

ちょうど父が仕事を引退した時期と、まふぃんの老化が同じタイミングでした。

排泄が上手くできなくなり、耳や目も乏しくなっていくまふぃん。

介護が必要になってくる時期でした。

仕事が終わり時間がたっぷりできた父は、今までできなかった“子育て”をするかのように、まふぃんのお世話をしていたようです。

抱っこをして寝かしつけをしたり、ご飯を食べさせたり。

たまに実家に戻ったときに、みる父の姿は、完全にイクメンそのもの。

母は、そんな父をみて「まふぃん命だね」と笑っていました。


まふぃんが天国に旅立って、父は明らかに元気がありません。

「まふぃんの温もりが欲しい、寂しい」と口にしています。

父は“ペットはペット”と割り切っているタイプだと思っていたので、ここまで落ち込む姿をみて、正直なんと声をかけたらいいのかわかりません。


両親は、次の犬を迎え入れたい気持ちもあるようですが、父は70代、母は60代。

子犬から飼育するとなると、15年以上は面倒をみる必要があります。


私は保護犬を迎え入れた経験から、成犬を飼育する手段もあることを伝えました。

ただ、そこにはさまざまな事情から心を閉ざした犬や、攻撃的になってしまっている犬も多いこと、その他の事実も知っている限り話しました。

また、少し残酷だとは思いましたが、一時の寂しさを埋めるために安易に犬を迎え入れるのは違うと思う、という話もしました。


まふぃんが旅立ってまだ日が浅いので、両親は冷静な判断ができない状態だと思っています。

大切な存在を亡くし、心が弱り切っているんですよね。

自分の両親もだいぶ年老いてきたんだなぁ、もう私たちが両親を支えるフェーズになっているなぁと、改めて実感しています。


両親がペットロスを乗り越え、今後どんな判断をするかはわかりませんが、一緒に考え、最善な方法をみつけていこうと思っています。


最後までお読みくださり、ありがとうございました。


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