ギリギリまでやらないとこうなる②-2

こんばんは。
春野つみれです。

昨日の続きです。

私は結婚式用のパーティードレスを買うべく、あちこちお店をまわっていました。
結婚式の前日に。

最初は宿泊するホテル付近で探していましたが、ドレスが見つかりません。
お店が沢山あるような、いわゆる繁華街に辿りつきました。

まずは百貨店に向かいます。
百貨店には2回挑んで、2回とも負けているのにまだ挑もうとしています。
三度目の正直です。

パーティードレスや結婚式用の小物を売っているようなお店は、やはりありません。

ドレスが見つからなかった時のために、唯一持っているドレスは念のため持参していました。
幸いなことに今回出席する結婚式は、初めてのコミュニティです。
唯一持っているドレスで参加しても、私がそのドレスしか持っていないことはばれません。

ドレスの購入は次の機会にしようかと思った時、結婚式にも着ていけそうな服を見つけました。
デザインが私好みです。
色だけが今持っているドレスと同じ紺色で気になりました。

ずっとその服を見ていたので、チャンスと思ったのかお姉さんも話しかけてくれました。

お家で洗濯できて楽チンですよ。

お家で洗濯できる服で結婚式に行っていいものか、不安になりました。
お姉さんに結婚式用ということを伝えます。
着て行っても問題ないとのことでした。

ますます気になります。
他の色はないか尋ねます。
あるにはありましたが、結婚式に着ていくには明るいので、購入するとしたら紺色です。

試着だけでも、と勧められたので着てみることにしました。
お店にあるサイズを尋ねます。

うちの店舗は、◯号と◇号の2サイズを取り扱っています♪

・・無理です。きっと入りません。
ごく一般的なサイズですが、今の私には着こなせないサイズです。
あと3ヶ月は待っていただきたい。(万年ダイエッター)

万が一、億が一、兆が一の可能性にかけて、試着させてもらいました。
当然入りませんでした。
サイズが合いませんでした、とお伝えしお店を出ました。

ここで一つの不安を覚えます。
唯一持っているドレスは、入るのでしょうか。
ここ半年くらい、食欲と体重増加が止まりません。
何がなんでもドレスを購入しなければいけないような気がしてきました。

百貨店を出てショッピングモールへ向かいます。いくつかのフロアを見ましたが、それらしいお店を見つけられず諦めかけました。
ひとつ上の階にあがると、私が求めていたようなお店があります。
パーティードレスと結婚式用の小物がたくさん置いてあります。
嬉しさのあまり小走りで入店しました。

ドレスを選んでいると、3着くらい試着して買う人が多いですよ、と店員さんが教えてくれました。
2着は決めて3着目を選んでいる時、お姉さんが「どんな感じのドレスを探していますか？」と聞いてくれました。

入るやつを探しています、と即答しました。
茶色で、オールシーズン着れて、袖があって、等考えていましたが、入らなければ意味がありません。
私は、明日着ていくドレスが入らないかもしれない身です。
入るドレスを絶対に見つけなければいけません。
ちょっと困っているお姉さんに、可能であれば体型も隠れたら嬉しい、と追加で希望を伝えます。

お姉さんはちょっと待っててくださいね、とお店の裏に消えてゆきました。
数分後ドレスを片手に戻ってきてくれました。
お姉さんが持ってきてくれたドレスは、チャックではなくボタン仕様です。
チャックよりもゆとりがある作りになっています。
色の希望は伝えていなかったのですが、偶然茶色でした。

私が選んだ服と、お姉さんが持ってきてくれた服の合計3着を持って試着室に向かいます。
まずは私が選んだ2つから試着します。
自分がかわいいと思った服が買えれば最高です。

1着目、背中のチャックがあがりません。
諦めて2着目へ。
同じく背中のチャックがあがりません。
タイミングよくお姉さんが、いかがですか〜？と声をかけてくれました。
私の身体が硬いだけで、他の人にやってもらったらチャックが閉まるかもしれません。
お姉さんにチャックをあげてほしい、と頼みました。
お姉さんにやってもらっても、チャックは閉まりません。
私の身体が硬いのではなく、ボリュームがあるだけでした。

最後にお姉さんが持ってきてくれた服を着ます。
無事に入りました。
さすが店員さんです。
このドレスを購入する以外に、選択肢がありません。

お昼から探し始めたにも関わらず、すっかり夜になっていました。
その日の歩数は2万歩でした。

どれだけギリギリでも、無事に買えたのでオールオッケーです。

お読みいただきありがとうございました！

■本日の見出し
取り扱いサイズを聞いて、呆然としています。