女子のモテテクって本当にダサい論。

 私は最近ラジオにハマっていて作家のはあちゅうさんや茂木健一郎さんのラジオをよく聞いている。

 その時に耳にした茂木健一郎さんの

 「女の子のモテテクとか、やばくない?」
https://voicy.jp/channel/1136/88535

 というラジオだった。

 具体的な内容としては、女の子のモテテクの記事が小学生向けに掲載されていたということに対する言及だった。

 その記事には

 さ さすが~!
 し 知らなかった~!
 す すごい~!
 せ センスある~!
 そ そうなんだ~!

 等の言葉が小学生向けにモテテクとして紹介されていた。

 それに対して、日本ではまだ男性の方が社会的地位や経済力が強いから、女性が選ばれる立場であるために社会的プレッシャーからそのような記事が浸透しているのだろうと話していた。

 しかしながら、このようなモテテクワードというのは男性よりも女性はセンスがなかったり、知らないことが多かったりするといったような能力の低いことを前提で話しているということに前々から私自身も疑問を感じていた。

 実は知っていることに対しても男性にすかれるために知らないふりをするようなことを小学生の女子に伝えるということはいかがなものかと思う。

 そのような男性は女性よりも劣っているというステレオタイプな考えを茂木健一郎さんというとても影響力のある方が意見して下さったことをとても嬉しく感じた。

 男女共同参画社会の実現にむけて

 現在、私の住んでいる市でも男女共同参画社会の実現に向けて、定期的に男女共同参画推進懇話会という会議が開かれている。そこでは市役所の方々も含め、年齢性別問わず誰もが過ごしやすく働きやすい市や地域を作るために意見交換を行っている。

 その市の活動の中のひとつに、保育園、幼稚園、小学校等に出向き、男女共同参画社会にまつわる紙芝居や音読をするという活動がある。

 実際にその活動後には、子供たちの感想として「消防士は男の人しかなれないと思っていたけど女の人もなれることがわかった」、「お母さんだけが家事をするのではなく、みんなで協力して家事をすることが大切だと感じた」等の意見が寄せられた。

 このようなことから幼いころからの教育や経験が私たちの思考の一部をつくるため、小学生向けのモテテク記事というのは私たちが目指す社会とは違う方向に走っているように思う。私たちは男女共同参画社会の実現にむけて、影響力をもつメディアやSNSの恋愛、男女関係という側面からもそのあり方というものを検討していくべきだと考える。

 

 

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