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今後のダブル育休は新たな価値を生み出すかもしれない

「異次元の少子化対策」なる言葉を最近目にします。
子育て世帯を支援する法整備が進んでいるようです。
男性の育休取得も促進されており、今後は夫婦ダブル育休のケースも増えそうです。

そんな中でこの記事が気になりました。

夫婦で育休を取得したタイミングで短期の移住を行い、育児を行うというものです。
新生児期は外出への腰が重くなります。
拠点を普段の自宅から移すことで閉塞感が緩和されるかもしれません。

また、将来どこに住もうか考えているという層や、居を構えたものの、他の地域での生活経験をしたいという層も潜在的に少なくない気がします。
地域に根ざして生活・労働している人々のこうした移住ニーズを満たすには、子どもが自立するまで待つか、子どもをもたないということが暗黙の条件になっていたはずです。
本記事のようなケースはこれらの概念を覆すものになりそうです。

育児によって親が学ぶことは多いと言われます。
これが育児+移住となるとさらに刺激が多くなりそうだなと思います。
これも一つの越境学習の形になるのでしょう。

一方、上の子どもが就学すると「小学校には毎日通うべき」という環境が、移住にストップをかけます。
移住される側の自治体や学校としてはこうした子どもを当たり前に受け入れることができると、一層ハードルが下がりそうです。
現状だと転校などに際しての諸手続きが煩瑣な印象は拭えませんが、教室内でも越境が頻繁に起こるのは面白いなと思います。
もしかしたら自治体としても子育てを支えるまちとしてのアピールポイントになりうるかもしれません。

ただ、「夫婦で休みを取る」から「一家で新たな価値を見出す」時間になるのではないかと思うのです。

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