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where no one has gone before - 最近何をしたか 3/31-4/10

ほぼ春になった。気温的には初夏を感じる日もある。前回のなにをしたか、を書いたときにも桜は咲いていたが、今では散りつつあり、それでも今年は遅かったなと思っている。今でも満開のところもあるのかもしれないが、望みは薄いな。今は八重桜が見たくなっていて、そろそろ藤も咲いてくるころだ。幸いにも私の行動範囲には藤が咲く場所もあり、その近くの別の場所には藤棚もある。そんなに整備されている場所でもないのだけど、それでも楽しみだ。街に暮らしていれば、何事にもある程度誰かの手は入っているだろう、だが私にはただ咲くだけでいい。それだけでは不細工と思う人もいるだろうが、私には美しい。

国賓と移民と

最近岸田文雄首相がアメリカに国賓として招かれ渡米した。国と国の様々な話もしたのだろうが、今のところ私の印象に残ったのは晩餐会でのスピーチだ。毎度のことで申し訳ないが、私はテレビを見ないので、そこでどんな報道がされているか分からない、だがwebのメディアなどで得る情報を眺めていて思ったのは、一見冗長だがスピーチを通して見ると感じることはあったということで、最初は、広島、広島、と広島が多いが、しかし内容は悪くなく、特にナチュラルにジョークが言えていることは驚きであった。それに人々のこころをとらえているのがいい。上手なスピーチなんだろうと思う。そして広島について触れたのが移民というのもよかった。

当時の日本の移民政策についていろいろあると思うが、明治時代以降の移民政策では広島や熊本を思い浮かばせる。子供の頃に私が聞いたのはハワイでは広島弁が通じるという話だ。そして北米の西海岸や南米の特にブラジル、チリなどに大量の移民は渡った。ペルーのフジモリ元大統領も熊本にルーツを持つと聞いた。もちろん広島と熊本だけではなく、それを中心とした移民のことも思い返した。首相は移民の意味を文化だけに止まらず、すべての面においてお互いに入りこみ団結したい、そのような意味で語った。それぞれの浸透と団結を国家間の団結とし、そしてスタートレック、宇宙大作戦の宇宙という最後のフロンティアへの旅立ちになぞらえた。まだまだ地球上にも新しく切りひらいてゆかなければならないこと、関係も多いということだろう。

where no one has gone before

彼がスピーチを結んだのは、ヒカルスールー=ジョージタケイ、私たちにはミスターカトーの話であった。彼かスピーチライターがトレッキーかどうかは分からない、だが、そこでまた広島に回帰するのはとてもいい。私はジョージタケイさんが広島にゆかりがあるとは知らなかったし、トレッキーといえるかどうかは分からないが、スタートレックシリーズを愛している。だからそれだけでうれしかった。原稿のあるスピーチだから機知に富むというのはおかしい表現かもしれないが、国賓として呼ばれた晩餐会でこういうスピーチができるのはとてもいいと思った。私は彼の支持者でもアンチでもないが、評価されるべきところはあると思っている。そういった出来事で国にとっても重要なニュースの一部だったのかもしれない。


負のスパイラル

そこに明かりが灯れば落ちつけるのだろうか。白ではなく橙から向かうグラデーション。慌ただしくない世界の中で、慌ただしく刻むビートの音信不通。いつの日にか聞こえなくなり白の中に消えてゆく。いつもいつも、毎回のように喪失ばかり語る人間はつまらない。だからこそ閉じ続けていて、語り続けている負のスパイラル。


エコイズム

バカな話。環境保護とか言ってるものが最悪の環境破壊。環境だけでなく景観をも破壊し、人のこころを破壊する。エコではなくエゴの具現。濡れ手に粟、人のこころを操り信じ込ませ絶対の善として君臨するものはなんだろう。もう仕込みは終わった。利害関係者以外は文句も言わない正解のすり替え。信じさせ働きかけ破壊し、利益を得るだけ。


浴びていたい

ここに生きていて気づくこともあれば、気づいていても当たり前だと思っていてやり過ごしてしまうこともある。その中にもその外側にも見るべきことはあって、知りたいこともある。それらすべてを感じることはできないだろうけど、少しでも擦れていたい。季節を感じていたいたい、誰かと擦れたい、目を開きたい、そして、浴びていたい。



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